内浦漁港「いけすや」プリプリの活アジ丼！
日本一の養殖アジ産地から生まれた沼津グルメ
静岡県でアジといえば沼津港が有名ですが、同じ沼津市内でも伊豆半島西岸、養殖アジが盛んな内浦漁港にやってきました。
あまり知られていないかもしれませんがこの内浦漁港、養殖アジの産地として日本一なのです。
付近には「淡島マリンパーク」や「三津シーパラダイス」があり、駿河湾越しに富士山を望むロケーションも最高。にも関わらず、観光地として沼津港に圧されている感も否めない……。
この内浦にもっと人を呼びたい。内浦のおいしい養殖アジをたくさんの人に知ってほしい。そんな想いから2015年5月にオープンした食堂「いけすや」がいま、注目されています。
いけすやのあらまし
内浦漁協直営「いけすや」。氷〆したばかりのプリップリの活アジを、地元のおかあさんたち（チームIKS）が捌き、ここで提供しています。
新しくオープンしてからまだ2年足らずですが、じつはそれ以前から漁協敷地内で日曜のみ営業していたそう。リニューアル、と言ったほうが正しいかもしれませんね。
食堂内の壁には「来場10万人達成！」の文字が踊っていました。内浦へは筆者も富士山の撮影などでたびたび訪れているため、この食堂が賑わいを見せているのは嬉しい限りです。
養殖と聞くと天然に劣ると思いがちですが、とんでもありません。それはきっと、食べてみればわかるはずです。
プリプリの食感「活アジ丼」
こちらがいけすやの名物、締めたてのアジを盛った看板メニュー「活アジ丼（880円）」。
養殖ならではの新鮮さがウリで、プリップリの身の食感がたまりません！ 脂がのっているのに臭みもなく、絶品です。
ほかには養殖アジを使ったメニューが全10種ほど。アジフライや干物が付く定食もあります。漁村であった内浦に古くから残る「まご茶」もオススメ。お茶漬け風の食べ方ですね。
それから「活アジのわさび葉寿司」という、いけすやならではの逸品はぜひ食べてみてほしい（写真でお見せできないのが極めて残念）！ 伊豆産わさびで活アジと酢飯を包んださわやかな寿司です。
数量限定ですので、事前注文が無難です。その見た目からも筆者はファンになってしまいました……。お土産用も提供していますのでぜひ、お試しあれ。
いけすやの帰路は内浦漁港の美しい夜景を
最後にオマケで、内浦が誇る美しい風景をどうぞ。
淡島と駿河湾を手間にそびえ立つ富士山。内浦のロケーションについては以前、編集部・安藤さんの記事でも触れていますね。
ここから西伊豆町、南伊豆町に至る海岸線は、富士山ビューが続きます。いけすやの帰り道、そしてドライブにもオススメのコースですよ～。
