厳選!富士山を望む絶景スポット【富士編】
町一帯から見られる多彩な表情を味わおう!
富士山ビューを満喫する絶景スポット連載も6話目。
今回トップで表示した写真は、田子の浦漁港近くにある「ふじのくにみなと公園」からのものですが、ご覧のとおり、工場夜景が美しい町でもあります。その名を冠する町として富士山の多彩な表情を楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。
梅と桜と夜景の名所「岩本山公園」
2月中旬〜3月上旬にかけてさまざまな種類の梅の花が、3月下旬〜4月上旬にかけてはソメイヨシノが咲き誇る市民の憩いの場「岩本山公園」。いつも多くの人で賑わっています。
さらに夜景の名所でもあり、以前には編集部の山口さんが連載記事で紹介していました。
大規模な公園で広大な芝生広場もあり、休日をのんびり過ごせる場所です。園内にカフェレストランもありますし、車で少し走れば、観覧車のある大人気の道の駅「富士川楽座」もあります。家族で出掛けるのに最適なエリアですよ。
岩本山公園
市街なら富士市役所の屋上「Mierula」へ
富士市街まで来ればいたるところから富士山は見えますが、落ちついた場所で、電線や建物など視界を遮るものがないということになると、意外と限られるかも。
そんななか、富士市役所が平成26年より、屋上を開放してくれるようになりました。
富士市役所の屋上テラス「Mierula(ミエルラ)」。さすが市役所の屋上というだけあって、街全体が360度見渡せます。まさに絶景。
市役所なので基本的には平日のみの開放ですが、1月を除く毎月第1日曜と、3月の最終日曜のみは休日も入館可能です。
ふじさんてらすMierula
朝獲れシラスが絶品「富士山しらす街道」
次は冒頭でも紹介した田子の浦漁港から。この辺り一帯は「富士山しらす街道」と呼ばれています。
田子の浦漁港は、用宗漁港などと並ぶシラスの産地。一艘曳き※で揚げたシラスを瞬時に氷でしめ、すぐに港へ運ぶことで、生食に適したシラスの提供を可能にしているとのこと。
上の写真左隅に建物が写っていますが、港内の「田子の浦港 漁協食堂」では、水揚げしたばかりのシラスを提供しています。ここでしか味わえない新鮮な極上シラス……。ぜひ一度お試しください。漁協直営ということもあり、驚きの安さで堪能できますよ!
※一艘曳き(いっそうびき):一艘で網を曳いてシラスを獲る漁法。素早く短時間で水揚げするために鮮度が落ちにくいとされる。
富士山しらす街道
さらに寄り道スポットとして、以前筆者が取材したカフェも紹介させてください。
お食事ワッフルと北欧雑貨でお馴染みの「雑貨cafe birch」。田子の浦港から車で5分程度、富士市役所からもそれほどかかりません。オシャレな空間でひと息つきたいときにオススメです。
最後にもう1地点、オマケでご紹介。
極めて「静岡らしい」と言いましょうか。茶畑が広がる富士市「大渕笹場」からの風景。観光で来る人は多くありませんが、カメラマンに親しまれているため、駐車場も整備されています。ただ訪問の際は、農家さんに迷惑をかけないよう気をつけましょう。
さて、静岡市編と山麓編、神社編に伊豆編と続けてきた富士山の連載も、残すところあと1話。次回は私が県外に住む知人を連れていった、「富士山周遊ドライブコース」を紹介させていただく予定です。お楽しみに!