遠州七不思議「池の平 幻の湖」へ大探検!
7年に1度だけ山頂に伝説の池が現れる?  

  • posted.2017/09/28
  • 田中嘉人
  • Hatena 1
遠州七不思議「池の平 幻の湖」へ大探検! 7年に1度だけ山頂に伝説の池が現れる?  

mitecoをご覧のみなさま、はじめまして。フリーライターの田中嘉人と申します。

突然ですが、“伝説”は好きですか?

じつは、僕大好きでして・・・。

ムー大陸やアトランティス大陸、邪馬台国の話なんかはたまりませんよね。「そんなワケないだろ〜」と言いながらも、心のなかでは信じているタイプです。

そして・・・ついに見つけてしまったんです・・・静岡の・・・伝説を!!

その名は「遠州七不思議」。静岡県西部の遠州地方に古くから残るという言い伝えで(長くなってしまうので詳細の説明は省きますが)、そのなかのひとつに「池の平の幻の池」という物語があるのです。

物語の舞台は浜松市の北部、長野県との県境にある水窪町(みさくぼちょう)。

ふだんは一滴の水もない山頂のくぼみに水がこんこんと湧き出し、そこに木漏れ日が差し込むと鏡のように光り輝く神秘的な池がある日突然現れる。

 

そして数日のうちに何処へともなく水が引き元の林に戻ってしまう。しかもこの現象が7年毎に起きると言われ「遠州七不思議」の一つとして数えられています。

 

みさくぼまるごとガイド 編:水窪葵の会 2002年より

リサーチによると、前回幻の池が出現したのが2010年。ということは、2017年は当たり年! 「これは行くしかない!」ということで、miteco編集長の吉松さんに声をかけました。

ikenodaira_face_03

田中

・・・ということなんで、mitecoで水窪へ行きましょう!
ikenodaira_face_04

吉松

あまり乗り気しないなぁ・・・。だいたい、その池はもう出現しているんですか?
ikenodaira_face_03

田中

だーかーらー、それを確かめに行くんでしょ。なんたって当たり年なんだから!
ikenodaira_face_04

吉松

なにを言ってもムダそう・・・。

吉松さんも快諾してくれたので、新東名高速道路「浜松北IC」よりクルマで約1時間半かけて、やってきました水窪町。中心街からさらに10分。池の平への登山口へ到着しました。

いざ、池の平「幻の池」へ!

ikenodaira_01

ikenodaira_face_01

田中

よーし、張り切っていこう!
ikenodaira_face_05

吉松

ちょっとちょっと! 徒歩2時間って書いてありますよ。それに熊出没注意って
ikenodaira_face_01

田中

だから、山登りできるスタイルで来てって言ったでしょ。熊も地元の人に聞いたら「2人組なら、たぶん大丈夫だろ」って。
ikenodaira_face_05

吉松

ハイキング程度だと思ってたんですけど・・・。僕が行かないって言ったらどうするんですか?
ikenodaira_face_01

田中

えぇーーー! このタイミングでそんなこと言う!? でも、まぁ、さすがに単独登山は危険だからやめる・・・。
ikenodaira_face_05

吉松

えぇ・・・。わかりましたよ! 行きますよ! 頑張りましょう!

ikenodaira_02

ikenodaira_face_01

田中

そういえば、夏場はヤマビルも出るらしいよ・・・。
ikenodaira_face_05

吉松

大事な情報を後出ししないでください。

ikenodaira_03

ikenodaira_face_05

吉松

フウフウ・・・。け、けっこう急勾配ですね・・・。
ikenodaira_face_01

田中

そ、そうだね・・・。僕もこんなにハードなコースだとは思ってなかった・・・。もう1時間くらい歩いた?
ikenodaira_face_05

吉松

まだ20分です

ikenodaira_04

ikenodaira_face_02

吉松

ちょ、ちょっと待ってください。足が重い。息もすぐに上がっちゃうし。
ikenodaira_face_01

田中

想像以上にハードだね・・・。
ikenodaira_face_02

吉松

だいたい、本当にこの道で合ってるんですか? さっき少しだけ電波が入ったからググってみたんですけど、ルートが書かれているサイトは見つからないし。
ikenodaira_face_01

田中

だからmitecoで取材しているんでしょ!
ikenodaira_face_02

吉松

そうですね・・・。はい・・・。
ikenodaira_face_01

田中

あ、視界が開けた!

ikenodaira_05

ikenodaira_face_05

吉松

おお・・・! めっちゃ高いところまで登ってきてる・・・!!
ikenodaira_face_01

田中

ずっと登りっぱなしだったからね・・・!
ikenodaira_face_05

吉松

ちょっと元気でました。頑張りましょう!

ikenodaira_06

ikenodaira_face_05

吉松

うわ。なんだこれ。道がなくなってる。
ikenodaira_face_01

田中

倒木が道をふさいでいるだけだから大丈夫。でも、道幅がものすごく狭いから慎重に進もう。
ikenodaira_face_05

吉松

(なんでこんなシンドイ思いを・・・)
ikenodaira_face_01

田中

フウフウ・・・。ところで、もうすぐ2時間くらい経つよね?
ikenodaira_face_05

吉松

まだ1時間しか経ってません!!

ついに伝説を目の当たりに・・・?

ikenodaira_07

ikenodaira_face_01

田中

あれ・・・? なんか看板が見える・・・。
ikenodaira_face_05

吉松

えぇ・・・? どこですか?
ikenodaira_face_01

田中

ホラ! あれだよ、あれ!

ikenodaira_08

ikenodaira_09

ikenodaira_face_01

田中

やったー!!! 1時間30分で、登頂成功〜!!!
ikenodaira_face_05

吉松

肝心の「幻の池」は・・・?

ikenodaira_10

ikenodaira_11

ikenodaira_face_05

吉松

ちょっとーーー! 水たまりひとつないじゃないですか!!!
ikenodaira_face_01

田中

やはり――。
ikenodaira_face_05

吉松

え? やはり??
ikenodaira_face_01

田中

いや、入山前に観光案内所で聞いてたんですよ。そしたら「今年はまだ出てないねぇ」って。水が湧いて出現するときは「ドーーーン」っていう大きな音が町中に響き渡るらしく。
ikenodaira_face_05

吉松

なんですか「ドーーーン」って。完全にムダ足じゃないですか! そもそも写真がないなら記事になりませんよ!
ikenodaira_face_01

田中

ムダ足じゃない! これがロマンだよ! それに写真なら、観光案内所で7年前のデータもらってきたから!

ikenodaira_12画像提供:水窪観光協会

ikenodaira_13画像提供:水窪観光協会

ikenodaira_14画像提供:水窪観光協会

ikenodaira_face_05

吉松

神秘的すぎる・・・。
ikenodaira_face_01

田中

ね! 今日は残念だったけど、いつかきっと湧くはずだから、そのときにまた来ましょう。
ikenodaira_face_05

吉松

あ、僕は大丈夫です

「幻の池」行き方の注意点をおさらい

残念ながら「幻の池」は見られませんでしたが、ロマンを追いかけるワクワクを味わえる登山になりました。

最後にコースの注意点をおさらいしておきます。幻の池に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

ikenodaira_15

登山口には登山者名簿があります。きちんと記載するようにしましょう。熊やヤマビルの対策もお忘れなく。また、単独登山や午後からの入山は控えるようにしてください。

ikenodaira_16

入山して10分くらいで分岐点にさしかかります。ここは右側にまっすぐ続く道を選んでください。

ikenodaira_17

丸太橋はコケですべりやすいので、慎重に渡りましょう。

ikenodaira_18

火気厳禁の看板の下に小さく「←池の平」の文字があります。この案内に従って進みましょう。

ikenodaira_19

途中で「この道で合っているのかな?」という不安を感じることもありますが、案内に従って進めば問題ありません。

ikenodaira_20

全体的に勾配がきつく、道幅は狭め。足を踏み外すとまっさかさまなので、気をつけて登りましょう。足が疲れたらこまめに休憩を挟み、危険を感じたらすぐに引き返してください。

ikenodaira_21

というわけで、miteco編集長の吉松と・・・

ikenodaira_22

田中がお送りしました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

池の平(幻の池)

住所:〒431-4112 静岡県浜松市天竜区水窪町
電話番号:053-987-0432(水窪観光協会)
駐車場:登山口付近に数台
アクセス:新東名浜松浜北ICより約1時間半(車)
  • Hatena 1

Writer田中嘉人

1983年生まれ。静岡県出身東京在住。静岡文化芸術大学大学院修了後、2008年にエン・ジャパンへ入社。求人広告のコピーライターとしてキャリアをスタートする。その後、Webメディア編集チームへ異動。CAREER HACKをはじめとするWebメディアの編集・執筆に関わる。2017年5月1日、ライター/編集者として独立。Twitter:@yositotanaka

田中嘉人の記事一覧