フォトジェニックなNEW静岡おでんへの挑戦
【エピソード5】緑茶ダシ&タネの準備編

  • posted.2017/12/11
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フォトジェニックなNEW静岡おでんへの挑戦 【エピソード5】緑茶ダシ&タネの準備編

「フォトジェニックでインスタ映えするNEW静岡おでんへの挑戦」。ついに残すところ2話です。

前回のエピソード4では、おさかなのことならお任せあれ「焼津蒲鉾商工業協同組合」さんへ伺い、練り物の作り方を教わってきました。

そうして出来上がったのがこちら。

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色調がバグった泥団子とただのどろんこ……ではなく、左からしらす・桜えびのお団子、黒はんぺん(ハート形)です。

自分で作っておいて食べるの結構嫌なんですけど、ここまで来たら駆け抜けるしかありません。

今回は残りの具材準備&編集長・吉松の案「緑茶ダシのスープ」作成。前者を馬場が担当し、後者は「発案者として責任を取る」と吉松が担ってくれることになりました。

たのむぞ編集長。スープでこの不穏な企画を挽回させてくれ!

NEW静岡おでんタネの準備

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すべての元凶・編集部の馬場です。

まずは牛すじの下茹でからスタート。

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沸騰したお湯に牛すじを落とし、こまめにアクを取りながら2時間程度煮込みます。15分ほど火を通したあとに牛すじを水で洗い、再びきれいなお湯で煮込むとおいしくなるそう。

次にたまごですが、見た目にかわいいと思いウズラを選んでみました。

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計20個のウズラの殻をひとり剥き続ける作業、終わりが見えないニュータイプの拷問です。

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結び昆布、ほぼリボンでかわいいね。塩抜きをしたあと、玉こんにゃくと交互に串へ刺していきます。

さてここまではサクサクとお送りしました、どれも市販品でほぼ手を加えていないから。問題は、ここではないんです。

立ちふさがる「大根×にんじんロール」の壁

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NEW静岡おでんの完成予想図。イラストの右端は、大根とにんじんとをくるくると巻いたロール鍋風のタネです。

まな板に転がるにんじんと大根を前に「これを……巻く……?」と立ち尽くしてしまいました。ピーラーでぴゅーっとやるんだっけ……? ピーラーで……。

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おおーよかった、意外とスライスできますね。できますけど。

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ウアー!! 拷問再び!!! 永遠すぎる!!!

newoden5_face_02馬場 永遠なんですよ。このままだと完成するころにはおばあちゃんになっちゃう。助けてください。
newoden5_face_01吉松 なんで涙目になってんの? わかった、俺こっちでピーラーかける作業するから葵ちゃんはそこで巻き巻きしといて。

緑茶ダシを作成予定の編集長を早めに呼び出し、大根×にんじんロールづくりから手伝ってもらうことに。

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吉松がピーラーでスライス。

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馬場が巻く。

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吉松がピーラーでスライス。

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馬場が巻く。

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吉松がピーラーを壊す。

そうしてまた馬場が巻く……これを幾度となく繰り返し、ようやっとイラストに近づけることができました。

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どうでしょうか。「写真映えするおでんの具材」として、今後支持していきたいくらい華やかです。咲ききっていないバラの花のようにも見えませんか? はい、見えませんね。

以上で具材の準備はひとまず終了。次は本題であり、第2の難関でもある緑茶ダシスープづくりに入ります。

NEW静岡おでんの救世主となるか? 「緑茶ダシ」

newoden5_face_02馬場 頼まれてくださるとのことなので、わたしは横で別の準備をしますけど。一応、牛すじを煮込んだときの茹で汁と、昆布を塩抜きした汁はとってありますから。
newoden5_face_01吉松 おーじゃあそれ使おうかな。そこにみりんと、ダシの素。
newoden5_face_02馬場 あれ、昆布とかつお節でちゃんとダシをとるんじゃありませんっけ。
newoden5_face_01吉松 それはね、やめた。諸事情で諦めました。ダシの素です。
newoden5_face_02馬場 「面倒」って顔に書いてあるな?

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当然、この時点ではまだスープは透明。ここへ緑茶の粉を入れていきますが、どんな味・見た目になるのかは想像もつきません。

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newoden5_face_01吉松 前例がないだけに分量もわからないな。どんなもんだろう、感覚でいく(どばー)。

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newoden5_face_02馬場 ウオー、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』で、サリーが博士に飲ませる毒入りスープじゃん。
newoden5_face_01吉松 例えがピンポイントすぎる。でもたしかに思ったより緑だな……ちょっと味みてみる。

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newoden5_face_02馬場 どうです?
newoden5_face_01吉松 むっっちゃ苦い…………。
newoden5_face_02馬場 緑茶の入れすぎですかねえ。お水足して、みりんとお醤油で調整してみます?
newoden5_face_01吉松 そうする。この色なら、醤油入れたところで黒くなる心配はいらないな。

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newoden5_face_02馬場 ほぼ沼地ですもんね
newoden5_face_01吉松 こんなはずじゃなかった。……あーでも、調整したらいい感じになってきたかも。もう具材入れちゃおうかな。葵ちゃんの準備のほうは進捗どう?
newoden5_face_02馬場 わたしも終わりました、でん。

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newoden5_face_01吉松 おーー富士山! 富士山型の鍋、探したらお高かったからやめたんだよね。
newoden5_face_02馬場 ね。油性ペンで塗ろうかとも思ったけどお鍋もったいないし、毛糸を巻き付けただけの富士山。じゃあ具材の盛り付けも終わりましたし、あとは煮込むだけですね。

 

アッなんか、ノー勉テスト直前の根拠のない自信みたいなのが湧いてきた。いま完全に強いぞ。

newoden5_face_01吉松 それ赤点取るときの前フリじゃん……。

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衝撃(当然)のラスト「エピソード6・完」に続く。

NEW静岡おでんエピソード6・完