国内最大級のボルダリングジム「Climbing JAM」
初心者による初心者のための体験レポート
JR東静岡駅南口から徒歩6分。南幹線(県道407)沿いに、踊るような黄緑とオレンジのフォントがキュートな「Climbing JAM(クライミングジャム)」の看板が見えてきます。
国内最大級のボルダリングジムで、ウォール(壁)の全長はなんと60m!
ボルダリングといえば、旬のスポーツとしてニュースになった記憶も新しいでしょう。ボルダリング初心者の私が東静岡Climbing JAMより体験レポートをお届けします。
ガレージ風の入口から、いざ入店
トタン板の外壁に大きく切り取られた窓、「ここにボルダリングジムがあるの?」とその広さの想像が全くつかない入口から店内へ入ります。
大人になっても味わうことのできる「初めての体験」に、少しドキドキしながら扉を開けてみてください。
店内に入ってすぐ、左手には受付、右手にはショップコーナーが併設されています。ボルダリングウェア、奥の棚にはシューズ、チョークバックがずらり。カラフルな色の洪水、圧巻の品ぞろえです。
色とりどりの靴にも種類があるそうで、靴底が平らなものや弧を描くものなど、相談に乗ってもらいながらの道具選びも楽しい! 必要な道具は一式お借りできるため、動きやすい服装で来るだけでオッケーです。
まずは受付でこの日の体験メニューを決めます。初めての人向けの安全講習と初回インストラクションを実施してもらえるので、飛び込みでも大丈夫。気軽に体験できます。
ちなみに店舗内には更衣室も完備。チョークの汚れが気になる場合は、着替えの持参をおすすめします。
国内最大級の圧巻の壁たち!
受付を済ませて奥に進めば、「広い~~」と驚きの声がついつい漏れてしまうほどの壁、壁、壁!
入り口からは到底想像もつかないような奥行きの広さ、全長60mの壁に圧倒されます。
入って右手には、2018年4月のリニューアルのタイミングで導入された高さ9mの壁が! ついついぽかんと口を開けて上を見上げれば、首が痛くなる高さです。
ここを登る・・・だと?
村田 | このロープを使う壁は「リード壁」といって、ボルダリング競技のひとつです。初心者の方には全4回の講習を受けてから実施いただくので、Kajoさんは今日はできないですよ! |
Kajo | 高所恐怖症の私には、狂気の沙汰としか思えない高さですね・・・。 |
慣れている方はぜひトライしてみてください!
ボルダリングに挑戦!
さてまずは、足先で踏ん張れるよう少しキツめの靴を選び、初めてのインストラクションを受けます。壁にはいろいろなテープでマークがされており、S(スタート)からG(ゴール)までを下から辿っていくのですが、登る前にペンライトで道順を確認。
丸いシールが貼られているのは、「ビギナーズサーキット」。ボルダリングを始めた人が、1から順にこなしていける課題として番号が振られています。
Kajo | これはひとりで来ても安心ですね! |
村田 | 集団スポーツではないので、ひとりで来ても楽しんでいただけるよう工夫しています。 |
開店から30分も経てば、続々とお客さんが。
Kajo | ボルダリングジムにいらっしゃるお客さんの年齢層はどのくらいですか? |
村田 | ご利用いただいてるのは、20代~40代までがメインです。昨今はお子さんも多いですね。 |
Kajo | ここ数年はかなり注目度の高いスポーツかと思います。なにか影響はありましたか? |
村田 | 話題性があった時期に比べると、いまは少し落ち着いた感じですね。 |
それでも週末になると、県外から遠征で遊びに来るお客さんもいらっしゃるそう。注目度としてはめちゃくちゃ高いじゃないですか!
私も早速、店長・村田さんに見守られながらトライしてみました! ピンクのテープがついた、三日月のような形のホールドを辿っていきます。ちなみにテープの色が表しているのは、そのルートのグレード(難易度)です。
壁に貼られたグレード表を見て色を確認、自分のレベルに合ったルートを見つけてみてください。
村田 | あれ、結構いけそうですね! |
Kajo | すでに高さが怖い・・・。 |
アドバイスをいただきながら、級を上げ壁を変え、少しずつトライしていきます。
大きく、広く取ると7面あるという壁は、それぞれ傾斜角度が異なり、奥に行くとG(重力)がすごい・・・! ひとつ壁をずらしただけでも、腹筋と背筋に効きました。
なんだかかわいいホールド(人工壁についている突起物)が一面に並ぶこちらの壁は、キッズ向け。子どもの競技人口も増えているとのことで、この日もたくさんのキッズたちが賑やかに軽やかに壁を登っていました。
とにかく行ってみる、やってみる。新しいことを始めるのに、遅いことはありません。
ゲーム性があり、体力だけではなく頭も使うスポーツ、ボルダリング。純粋にめちゃくちゃ楽しかったので、もしかしたらばったり、お会いするかもしれません! 新しいことへのチャレンジにぜひボルダリングはいかがでしょうか?