どれ観る?大道芸ワールドカップin静岡2017
独断と偏見で選ぶ観たいアーティスト5選
ついに明日に迫った静岡最大級のイベント「大道芸ワールドカップin静岡2017」。11月2日(木)から4日間、静岡市の街中は大道芸一色に染まります!
先日、大道芸ワールドカップ実行委員会のチーフディレクター市川さんに直前スペシャルとして、「26年目となる今年の新しいチャレンジ3つ」について、背景を踏まえつつ教えていただきました。
ここからは、直前スペシャルではあまり触れなかった「出演アーティスト」に注目。毎年顔ぶれが大きく変わる大道芸ワールドカップin静岡、今年は世界17か国103組ものアーティストが一堂に会します。
それだけに「どれを観ればいいの・・・?」となりがちなので、miteco編集部が”完全なる独断と偏見”で、観たいアーティストを5つピックアップすることにしました!
なお、アーティストは各部門より1組ずつ選びます。数ある部門の参考にもなればと思いますので、当日に備えてチェックしてみてください!
ワールドカップ部門:チーハンチャオ(台湾)
「ワールドカップ部門」に出場する、台湾の若きディアボロアーティスト「チーハンチャオ」。空中でこまを回転させるジャグリング道具の一種、ディアボロを写真のようにアクロバティックに扱う新世代です。
まだ25歳にも関わらず、ディアボロのキャリアはなんと18年。しかも今年の1月にパリで開催されたサーカスアーティストのコンテスト「シルク・ドゥ・ドゥマン」では、ゴールドメダリストを受賞しています!
今後は忙しくなりそうなので、彼のパフォーマンスを簡単には観られなくなるかも? 「ディアボロマエストロ」の異名まで持つ天才を、いまのうちに観ておきたい・・・。
ワールドカップ部門
ジャンルレスのパフォーミングアーツで世界一を競う、静岡以外にはないコンペティション。実行委員会が選んだ世界の一流アーティスト14組が出場します(うち1組はジャパンカップより選出)。会場は有料ステージとなるプレミアムステージ「静岡市民文化会館」です。チケット情報は公式HPを参照。
オン部門:張海輪 中国雑技王(中国)
静岡市役所、葵区役所前でのパフォーマンス。過去の大道芸ワールドカップin静岡より。
「オン部門」に出場する、中国のアクロバットアーティスト「張海輪 中国雑技王(ちょうかいりん)」。みなさんは覚えているでしょうか、「燃焼系♪燃焼系♪アーミノ式♪」のCMを・・・。
じつは張海輪さん、10年以上前に流れていたCM「燃焼系アミノ式」で、片手逆立ちをしながら犬の散歩をするなどのパフォーマンスをしていた人なんです!
過去には中国雑技団員として活躍していて、技術はピカイチ。写真の椅子なんて、いったい何脚積み重なっているんでしょうか・・・。ハラハラしちゃいますが、怖いもの見たさもあったりして。
オン部門
世界中から殺到する参加希望のうち、実行委員会によって厳選されたアーティストのみが出場できる部門。ワールドカップ部門にも負けない実力を持った45組が出場します。こちらは固定ポイントでパフォーマンスをするアーティストばかりなので、「投げ銭」で気持ちを伝えましょう。
フィーチャーアーティスト:バブルオンサーカス(イタリア/フランス)
「フィーチャーアーティスト」としてピックアップされている、イタリアとフランスのシャボン玉アーティスト「バブルオンサーカス」。
雨のような小さなシャボン玉から、大人ひとりが入れる大きなシャボン玉まで、大小さまざまなシャボン玉を使った男女ふたりのサーカスです。
コミカルなパフォーマンスでクスッとくるシーンもあれば、シャボン玉でロマンチックなムードになるシーンもあり。いつのまにか幻想的な世界に引き込まれてしまいそう・・・。落ち着きたい時間に観たいです。
フィーチャーアーティスト
数あるパフォーマンスのなかでも、ジャンルの枠を飛び越えた新しいアーティストたち。世界でも最先端のパフォーマンスを静岡で見られるチャンスです。ピックアップされているのはバブルオンサーカスのほか、「インセンソ(フランス)」「クロワッサンサーカス(日本)」の計3組。
ウォーキングストリート:テアトロペルカーゾ(イタリア)
「ウォーキングストリート」に出現する、イタリアのスティルトアーティスト(西洋竹馬)「テアトロペルカーゾ」。真っ白な白鳥に、真っ白な衣装をまとった中世風の王侯貴族・・・。
このふたり、静岡市呉服町通りに突然現れるらしいです。いつ現れるかはまったくわかりません。
わかっているのは、白鳥に乗ったふたりの貴族が、ゆっくりと静岡の暮らしを見て回ることだけ。ぶらっと歩いて出会えたらラッキー、会いたいならとにかく張り込むが吉です! 編集部は張り込みます!
ウォーキングストリート
オン部門のような固定ポイントでのパフォーマンスではなく、ウォーキングストリートに指定された区域で突然のパフォーマンスが始まる枠です。指定されているのは、呉服町通り~紺屋町通り~JR静岡駅北口付近(地下道含む)のゾーン。アーティストは計5組いますが、いずれもいつ出会えるのかはわかりません!
フリンジ部門:紫穂(日本)
「フリンジ部門」に出場する、日本のスタチューアーティスト「紫穂(しほ)」。いかがですか、この写真。銅像ではありませんよ。紫穂さんによる「NIKE~勝利の女神~」というパフォーマンスです。
スタチューというのは、その名のとおり、「銅像」になりきるパフォーマンスのこと。スタチューアーティストは一定のポーズを動かすことなく、まるで何年も前からそこにあったかのように佇みます。
ちなみに「NIKE~勝利の女神~」は、「日本一美しいスタチュー」と言われることもあるとか。ほかでもない好奇心ですが、とにかく間近で見てみたい! できれば触ってみたい。
フリンジ部門
新しいアーティストが「オン部門」を目指して出場する「オフ部門」から発展し、よりジャンルにとらわれないさまざまなパフォーマンスを紹介することを目的に昨年新設された部門。とにかくバラエティに富んだアーティスト48組が揃います。今年はスタチューアーティストが「大幅増」しているそう。
以上、104組にも上るアーティストのうち、勝手に5組ピックアップしてみました。アーティストはもちろん、部門の雰囲気まで少しでも伝わっていると嬉しいです・・・!
ということで、あらためまして大道芸ワールドカップin静岡2017は明日から! もうワクワクドキドキが止まりません。miteco編集部も開催中のどこかで潜入する予定です。
それではみなさんが楽しい1日を過ごせますように!
画像提供:大道芸ワールドカップ実行委員会