ミュージシャン・掟ポルシェが推薦!
静岡で感動したモノ・コト3選

  • posted.2017/04/27
  • 安藤悟
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ミュージシャン・掟ポルシェが推薦! 静岡で感動したモノ・コト3選

こんにちは、編集部の安藤です。

先日、掟ポルシェさんから下北沢SHELTERの前で3776の魅力を伺いました。

ただ、せっかくmitecoに掲載する記事なので、静岡で気に入ったモノ・コトを聞いてみることに。

すると、3776のいちハイカーとして静岡に通うなかで、掟ポルシェさんは3つの要素に感動したそうです。それは、多くの静岡県民にとって身近な話ばかりでした。

その①:富士山の美しさに感動!

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掟ポルシェさんは、3776の名前の由来でもある富士山に感動したと言います。どんなポイントに感動したのでしょうか?

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安藤

掟さんは東京や福岡で3776の音楽を楽しんでいたと思うのですが、何度か3776を見るために静岡にも足を運んでいると思います。もともと、静岡に対する印象はありましたか?
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じつは、静岡に限らず仕事がないと地方に足を運ばないんですよ。自然というものに本来惹かれない性質ですし、温泉に浸かりたいとか思ったこともないし、空気がおいしいところには基本的に行きたくない(笑)ただ、富士宮市の花と食の元気広場へ行ったとき、いろいろなことに感動しました。
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安藤

たとえば、どんなことでしょうか?
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富士宮市に行ったとき、「富士山って近くで見るとでかくてキレイだな!」と。

okite_polshe_04富士宮市「ふもとっぱら」から望む富士山。 写真:Takashi

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安藤

東京からも富士山は見えると思いますが、やはり違いを感じますか?
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頭の悪そうな感想で申し訳ないんですけど(笑)近くで見ると雄大でありがたみがあるんですよ。東京からだと晴れた日にしか見えないし、わざわざ見ようと思うものでもない。富士宮に来てはじめて富士信仰があることが理解できた気がします。
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安藤

ちなみに、3776も富士山あってのアイドルですよね。
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石田さんは、「富士山の標高が3,776mだから3拍子・7拍子・7拍子・6拍子(『生徒の本業』『mi-na-na-RockII』)を入れてるだけで、もし標高が4,444mだったら普通の曲になりますよ」と話していたので、富士宮で石田さんがプロデューサーをしていてよかったなと思いますよ(笑)

その②:川を泳いだ男だからわかる静岡の水のキレイさ

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富士山の美しさに感動したと話す掟ポルシェさんですが、富士宮の水にも興味を持ったそうです。そこには、掟ポルシェさんらしい理由がありました。

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安藤

富士山のほかに感動したことはありますか?
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僕の出身が北海道なので、「田舎は水がキレイなのは当たり前」と思っていたんです。でも、浅間大社の横を流れる川や、境内を出た先の湧玉池に足を運んでみると、あまりの水の流れの清らかさに驚いたんですよ。

 

湧玉池は、富士山の水の美しさを観賞用に切り取って見せてくれている。自然を美しく見せるための人工美がそこにはありました。景色で感動することはほとんどないので、これは自分でも意外でした。

okite_polshe_05国の特別天然記念物にも指定される「湧玉池」。 写真:Takashi

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安藤

「水がキレイ」という印象を持っていただけるのは、静岡県民としては誇らしいです。
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10年くらい前にTVで川を泳ぐ企画をしたんですが、だいたいの川は薄汚れていて汚いんですよ(笑)

 

※TVで川を泳ぐ企画:掟ポルシェさんは、2006年にフジテレビで放送された『くるくるドカン~新しい波を探して~』に出演。「男は橋を使わない」というコンセプトのもと、東海道五十三次の旅コーナーで東海道の川を泳いで渡った。

その③:静岡発の地酒「千代の峯」に感動

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掟ポルシェさんといえば食通としても有名です。そこで、静岡にちなんだおすすめの食べ物や飲み物を伺いました。

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安藤

静岡でおすすめの食べ物や飲み物はありますか?
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花と食の元気広場に日本酒を持ってきてくれるハイカーさんがいるんですが、井出ちよのさんに引っ掛けて「千代の峯(富士正酒造)」というお酒を持ってきてくれたんですあれって、静岡の地酒ですかね? 酔い心地よくて、とてもうまかった印象があります。
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安藤

そうですね。富士宮市の地酒ですね。
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あまり甘味の強い日本酒は好きでなくて、辛口というか、スッキリしたものがいいですね。水を飲んでいるようなお酒が好きなんですよ。水がきれいなところの酒は水がうまいから当然うまいものですが、富士山の水で作られている酒のうまさは格別ですね。つい、飲みすぎてしまう。

 

昼間の11時にアイドルのライブを見ながらベロンベロンになるって、世界中を見渡しても花と食の元気広場くらいだったと思います(笑)

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安藤

ちなみに、食事はどうでしょうか?
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富士川SAだからお酒が置いてないのがネックですが、富士川楽座の食べ物ははずれなくうまいですよね。しらすと桜エビとか、静岡のうまいものはだいたい揃っているんじゃないかという印象です。

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安藤

富士川楽座ですか。
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地元のヲタの人に連れて行ってもらった堅堀か柚木の居酒屋で食べた刺身も、静岡近海で獲れた変わったものが食べられて、鮮度もよくて毎日食べたいくらいうまかったですよ。お店の名前を忘れてしまったんですが、値段も安くて驚きました。

 

ほかにも、富士宮商店街の揚げたての唐揚げを食べたときも、普通の肉屋で何気なく売ってたものがレベルが高くて、いまでもあの味を思い出すんですよね。また食べたいなぁ

見落としがちなことに潜む静岡の魅力

まさか、アイドルの話から静岡のよさをこんなに聞けるとは。

「静岡は何もない」と自虐的に話す静岡県民も多いですが、全国を飛び回っている人は静岡の魅力に気づいています。掟ポルシェさんのお話しを受けて、あらためて静岡のよさを知るきっかけになりました。

余談ですが、インタビューをするために「オシャレなカフェだな・・・」と思って入った下北沢のお店は、『ノイズ文化論』や『ゴダール』なるサブカルな書籍が並んでいました。さすが、下北。

静岡県民にとっては当たり前でも・・・?