【静岡の夜景】富士山のある夜景「乙女峠」
トワイライトタイムに出かけよう!
静岡ってじつはファンには知る人ぞ知られる「夜景スポット」の宝庫。入り組んだ地形で、海と山が近い距離にあり、さらにビル群や工場、そして富士山と夜景を彩るアイテムが目白押しなのがその理由です。
そんな夜景スポットをデートや休日のお散歩、撮影したいという方のためにmiteco編集部が不定期でお送りしているのが「静岡必見の夜景スポットを探す!」。ぜひ、自分のお気に入りの夜景をさがしてみてください。
富士山と一緒に夜景が観られる「乙女峠」
今回の夜景スポットは、静岡県は東部の御殿場市にある「乙女峠」です。ここは、静岡県と神奈川県を隔てる峠としても知られており、国道138号線、通称「乙女道路」の県境にあたる「乙女トンネル」をくぐればすぐに神奈川県。というところにあります。
富士山を背景にした夜景がすごい!
撮影日時:2017年2月4日 f/16 露出時間:15秒 iso:100 焦点距離:36mm
どうでしょう。これが夜景ファンが愛してやまない「乙女峠」の富士山と一緒に御殿場市を一望する夜景です。しかも時間の変化とともに・・・。
日が落ちてきて富士山の輪郭もおぼろげに
時間が経って、ほとんど稜線しか見えない状態の夜景。これ以降は、真っ暗になってしまい富士山が判別できなくなってきてしまいます。
乙女峠に行くならトワイライトタイムに訪れるべし
富士山は言わずもがな、静岡・日本を象徴する山ですが、当然のことながら自ら光っているわけではありません。つまり、日中しか観ることができないですよね。でも、夜景は読んで字のごとく夜の景色ですから、「写真で同居できるのか?」と思うのも無理はありません。
ところが観られるんです。
トワイライトタイムなら。
かっこつけて横文字で書きました(どうもカメラマンの方はこのように呼ぶらしいです)。要するに夕方の日没から直後の時間帯にかけて、街灯の光が灯って薄暗くなっていくなかなら、富士山がくっきり観られるんです。これが、さきほどの「ある時間帯」の正体。
ただし、普通の夜景は夜ならいつでも観られ、あまり時間に縛られずに楽しめるのに対して、この夜景は日没が始まってから20~30分程度しか拝むことができません。そのため、事前に日没時間を調べたうえで、その時間に間に合うようにアクセスしましょう。
ちなみにインターネット界の神、Googleさんは「日没時間+市町村の名前」で日没時間を示してくれます。これでチェックをすると早くて便利です。
「乙女峠」の夜景 おすすめポイント
乙女峠をおすすめする理由は、以下の2つ。
- 富士山をバックに夜景が観られる!
- 東名高速からのアクセスも抜群
じつはここ、風景の撮影が好きな写真家の間では言わずと知れた絶景スポット。その理由はいわずもがな、富士山と一緒に撮影できるから。
さらに、東名高速道路からのアクセスがよいので静岡県内、関東方面どちらからもアクセスしやすい。だから、富士山愛好家の写真家の方であれば必ず撮影に訪れるのが、ここ乙女峠というわけです。
夜景スポット「乙女峠」へのアクセス・行き方
撮影はこの展望台から行いました。
乙女峠の展望台は御殿場ICを降りてから国道138号線を神奈川県方面へと進んだところにあります。
事前の情報では、撮影ポイントは駐車場からすぐということで、迷うことはないかな・・・。と思っていたのですが。
運転中のため、GoogleMapストリートビューより拝借。当日もこんな感じで中に入れないような感じに。
駐車場に止められません(泣)じつはここ、日中はハイキングで訪れる方が駐車するお茶屋さんですが、夕方には閉まってしまうらしく、夜景撮影のためには駐車できないということでした・・・。
このお茶屋さんの向かい側にあるバス停にちょっと停めて・・・なんていう猛者もいるようですが、さすがにちょっと危ないので引き返すことに。
でも「このまま御殿場まで来て、なにも持ち帰れないのか・・・」と思っていた矢先に発見しました。
駐車場(無料)。
これ、インターネットにも全然情報がないです。(山口2017年3月調べ)
場所は先ほどのトンネル前から下ってきて、信号のある場所を左折(上ってきた場合には右折)したところです。看板が出ているので注意してみてください。
駐車場はスペースも十分で、ここからも富士山が覗いています。こりゃ展望台からの眺めはさぞかしいいだろうなぁ・・・。と思って、案内図らしきものをチェック。
目的地は写真一番上の部分。
せ、1,005m!?
とにかく歩いていきます。ハイキングコースはほとんどが舗装された道になっており、ハードではありますが良い運動だと思って行きましょう。
ただし、この時期だと寒い。
海に近い方の静岡県民だと泣いて喜ぶ雪が、こんな県境の山中にありました。滑ってカメラごと逝きそうになったので、雪がいいことばっかりじゃないことを知りました。
そうして歩くこと30分。展望台に到着しました。
最初にも話した通り、ここは日没前からいないと楽しめない夜景スポットなので、時間にはゆとりをもってアクセスしましょう。※僕は、ギリギリのスタートとなったので膝がガクガクするなか、三脚をセットしてました・・・。