厳選!富士山を望む絶景スポット【伊豆編】
伊豆半島をぐるっと回ってグルメも満喫!
伊豆編とタイトルに掲げましたが、住所にするとほとんどのスポットが沼津市になります。
今回ご紹介するのは主に、伊豆半島西岸から見える富士山。意外と知られていないようなのですが、半島西側の途中までは、じつは沼津市内なのです。
2005年に田方郡から沼津市となった戸田町。
この戸田からさらに南下すれば、フェリーで清水港とつながる土肥港があります。土肥からは「伊豆市」となり、次は「西伊豆町」「松崎町」「南伊豆町」と続きます。
海越しの富士山を見られるのが伊豆半島の魅力。そんなわけで便宜上、伊豆編としました。ドライブにぴったりの海岸線。このエリアは“丘”に注目ですよ!
養殖アジが有名な「内浦港」
- 眺望ポイント:内浦湾
- 周辺スポット:内浦漁協直営いけすや
- アクセス:容易
淡島マリンパーク、三津シーパラダイスというふたつの水族館を要するエリア。沼津にはほかに深海水族館もありますし、水族館王国なのです。海に面した町の強みですね。
内浦は、養殖アジ生産量日本一。mitecoで以前紹介した食堂もあります。ここから戸田まではしばらくコンビニもないので、ぜひお昼を食べていきましょう!
内浦湾
別名琵琶島と呼ばれる景勝地「大瀬崎」
- 眺望ポイント:県道17号P、大瀬海水浴場
- 周辺スポット:大瀬神社
- アクセス:容易
内浦港から南下して30分ほど。半島と富士山を見渡せる駐車場が道路沿いにあります。この美しい半島の大瀬崎は琵琶島とも呼ばれているそう。駐車場から少し先には、海辺へ降りる細い道もあります。
大瀬海水浴場から見た富士山。
大瀬崎は珍しい魚種が見られることで知られ、全国的にも有名なダイビングスポットです。
神社の境内である半島内は天然記念物のビャクシン樹林、伊豆の七不思議に数えられる淡水池「神池」が見もの。ここまで来たならぜひ見てほしい、魅惑のミステリースポットです。
大瀬崎
ちょっと寄り道「戸田町」の眺望スポット
さて、内浦から大瀬崎へと南下したら、次は冒頭で紹介した戸田まで行ってみましょう。
大瀬崎〜戸田間は30分ほど。その間のドライブでは、ビュースポットとなる丘があります。まずはこちら。
沼津市井田地区にある眺望地「煌めきの丘」。大海原と険しい岸壁、富士山とのコントラストが美しいスポットです。下の畑に浮かぶ「井田」の文字も印象的で、2月ごろには菜の花が咲きます。次はこちら。
冒頭に掲載した戸田港の撮影場所である「出逢い岬」。戸田の御浜岬は、その優美な姿から「伊豆のくちばし」と呼ばれているそう。
戸田港の南側道路から撮影した御浜岬と富士山。
どことなく大瀬崎と似ている御浜岬ですが、違いは砂浜であること。近くで眺めてみると、大瀬崎とはまた異なる美しさを感じます。
戸田の名物はなんといっても、深海に生息する世界最大の甲殻類「タカアシガニ」。港には底引き網漁を行なうトロール船があり、周辺には海鮮料理店も多数。新鮮でおいしい漁港ごはんを楽しめますよ。
まさに一幅の絵「だるま山高原レストハウス」
戸田港の先は、さらに下って土肥へ向かうのもよいですが、今回は半島をえぐるように走るコースを紹介します。
「Yショップ」のある戸田三差路の信号を東へ、戸田温泉方面へと行きます。山道をぐんぐん登ったあとにある分岐を県道18号へ折れ、5分ほど走ると到着するポイント。
- 眺望ポイント:だるま山高原レストハウス展望台
- 周辺スポット:修善寺虹の郷、修善寺温泉街
- アクセス:やや難
淡島や愛鷹山、箱根連山、南アルプスまで見渡す絶景。駐車はだるま山高原レストハウスでOKです。
アクセスを「やや難」としているのは、戸田からの道路が急な登り坂のため。ただし修善寺方面から向かう場合も同様ですが、いずれもきちんと舗装された道路ですので安心してください。
だるま山高原レストハウスは伊豆市管轄で、伊豆の特産物を使った軽食を提供する休憩施設。ハイカーに人気の達磨山、金冠山への登山は、ここを拠点とする場合が多いようです。
このまま県道18号を下れば修善寺方面。帰りは足湯に浸かっていくのもいいですね。
ちなみに戸田からの分岐点で分かれる県道127号の一部は、以前「西伊豆スカイライン」という有料道路でした。現在は無料なので、時間があればここからの景色も楽しんでみてください。
戸田港を含め360度の大パノラマを望む、旧西伊豆スカイライン。
だるま山高原レストハウス
今回は内浦港→大瀬崎→戸田→伊豆市という“伊豆半島つまみ食い”のようなコースで紹介できました。
静岡市清水区から西側にお住まいの方は、戸田から土肥へ向かって駿河湾フェリーで帰路につくもアリです(最終便時刻にご注意を!)。絶景ありグルメありの賢いプランを考えてみてください。