約23ha!浜松の超巨大公園「都田総合公園」
とにかく大きい名所をぐるっと1周してみた
こんにちは、ライターの小枝です。
政令指定都市に認定されている浜松ですが、中心街から離れた北区にはいまだ手つかずの自然がたくさんあります。
そんな北区にあるめちゃくちゃ大きい公園、「都田総合公園」をご存じでしょうか?
都田総合公園ってどんなところ?
浜松市街から車で約40分、都田テクノロードを山に向かって真っ直ぐ進んだところにあります。その広さは約23haという“超”巨大な公園です。
これではわかりづらいという方は、静岡県袋井市のエコパスタジアム7個分をイメージしてください。
静岡県民であれば、「とにかく大きい」ということがわかると思います。
しかし、大きさの割に意外とこの公園の知名度は低いのです。浜松市の方に聞くと「知っているけど行ったことはない」「そんな公園知らない」という声も少なくありません。
ただ広いだけじゃなく、つり橋とかソリ滑りで遊べるし、自然豊かな素晴らしい景色が楽しめる素敵な場所なのに・・・!
この公園の魅力をみなさんに知ってもらいたいので、園内をぐるりと一周して、その魅力をお伝えしていきます。
実際に都田総合公園を歩いてみよう
無料駐車場に車を停めたらさっそく、都田総合公園を歩いてみましょう。
まず目に入るのが、広大な多目的広場です。自然との調和を大切にした広場は、お散歩だけでなく、運動やピクニックを楽しむことができます。
また、この広場はプロ・アマ問わず、多くのスポーツ選手にも利用されています。なんでも、この広さと自然の傾斜を兼ね備えた公園はなかなかないのだとか。
そして、都田総合公園はここから見える景色がすべてではありません。道なりに下り坂を歩いていきます。
大きな池とつり橋が見えてきました。緑と水辺が多く、先ほどとはまた違う雰囲気です。
写真から見て右手には山、左手にはつり橋から続く平坦な散歩コースがあります。
右の山は、本格的にウォーキングするならオススメのコースです。山の傾斜を生かした道はかなりいい運動になります。
ゆったり景色を眺めながら散歩を楽しみたい、という方はつり橋を渡る左のコースがオススメです。
山の傾斜を生かした散歩コース、ゲレンデ、遊具で楽しもう
本格的なウォーキングをしようと思うので、まずは右の山から行ってみます。
登るだけでいい運動になります。
山を登りきると「見徳古墳」があります。公園内に古墳があるのは珍しいのではないでしょうか。約1,400年前に造られたもので、市指定史跡となっています。
幅12m、高さ2mと小さな古墳ですが、横穴式石室がちょっとした洞窟みたいになっていて面白いです。
山を下りていくと、途中に「わんぱくゲレンデ」と木製遊具があります。
わんぱくゲレンデは人工芝で作られているゲレンデ。結構なスピードで滑ることができる楽しいアトラクションです。
日によっては休場している場合もあります。行く前に都田総合公園のホームページで、本日のゲレンデ状況をチェックしてみましょう(この日はお休みでした)。
また併設されている木製遊具も本格的です。取材時には子どもたちが楽しそうに遊んでいました。
つり橋からの景色と緑のアーチを楽しみながら散歩
山を下り、今度はつり橋を渡るゆったりコースで散策していきます。
この池は「増沢池」という名前で、ちらほらと釣り人の姿が見えます。
木々に囲まれたつり橋の上から見る景色は、都田総合公園内で個人的に一番オススメです。春は桜、夏は避暑、秋は紅葉、冬は澄み切った空気。四季折々の魅力があります。自然の中に作られた公園ならではの特色です。
つり橋の上で、緑と池と釣り人たちを見ながら、水音と鳥の鳴き声を聞いて、綺麗な空気で深呼吸・・・。時間がゆっくりと過ぎていく感覚は、都会では味わえないものです。
さて、つり橋を渡りきると、平坦なコースが続きます。
緑のアーチに囲まれたこの道も、オススメのスポットなのですが・・・。
ベンチで休もうとすると高確率で猫が居ます。
このコース、園内でも猫率が高い場所でもあります。人に慣れている様子で、近付いても動じずに写真を撮らせてくれました。のんびりと日光浴している姿に癒されます。
ここ以外にもベンチや東屋はたくさんあるので、散歩途中でちょっとひと休みしたいなというときは、猫に占領されていない場所を選んで休憩しましょう。
遊び方の自由度が高い都田総合公園
山道を歩くコースと、つり橋を歩くコースのふたつに分けて歩いてみました。広大な園内は細かく道が分かれているので、その日の気分で散歩コースを変えてみると、新しい発見があるかもしれません。
ちなみに、私のオススメは、景色を楽しみながらのつり橋コースの散歩道です。
子どもから大人まで、それぞれに合った幅広い楽しみ方ができるので、ぜひ一度、都田総合公園に足を運んでみてください!