西伊豆で時間を忘れるほどの体験に出会おう
駿河湾フェリーで楽々アクセスの秘境へ
どうも、こんにちは。miteco編集部の山口です。いま、静岡市は清水区にある「三保の松原」に来ています。世界遺産に選ばれる風光明媚なスポットなので、観光客も多いですね。そして、この時期になってくると潮風がたまらなく気持ちいい。
miteco編集部の馬場葵
あおい | おはようございます。どうして急に三保の松原に来たんですか? |
山口 | あおいちゃん。・・・あそこ、見えるかい? |
あおい | はい。うっすらと・・・。あれって伊豆半島ですか? |
山口 | そうです。伊豆半島の駿河湾側、つまり西伊豆と言われるエリアなんだけど、ガッツリ静岡県内! そして、いまからあそこへ! なんと! |
あおい | なんと・・・? |
山口 | 取材旅行へ行きます!! |
あおい | !! |
あおい | やった! 海鮮! 海鮮! 浜辺! |
山口 | 海鮮が多いな(笑) |
というわけで、西伊豆へ。今回は環駿河湾観光交流活性化協議会の協力のもと企画をさせていただいています。山口・あおいはこの夏のレジャーに向け、miteco編集部で選定した西伊豆旅行のコースを巡っていきますよ。
回るのは3市町、8スポット! 結構欲張りですが、1日で回り切れるのか・・・?
いざ! 西伊豆を満喫する旅へ!
やっほーい! 海鮮! 海鮮!
「駿河湾フェリー」に乗るところから西伊豆旅行は始まる
あおい | ここは・・・? |
山口 | ここは、清水港のフェリー「駿河湾フェリー」の乗り場です。
陸路から行くと西伊豆は結構遠いし、長距離の運転では疲れてしまうので、今回はフェリーに乗っていこうと思います! |
あおい | フェリー! あ! きた!! |
ずずず・・・。
間近に迫ってくると大きい! 額と後ろには清水エスパルスのロゴも!
静岡市から西伊豆は陸路の場合、東名高速で沼津まで行き、その後、伊豆縦貫道路などを使ってアクセスします。でも駿河湾の形を想像すればわかる通り、じつは微妙に遠回り。駿河湾フェリーであれば、ここを一気にショートカットできるというわけです。
このフェリーは、車ごと乗っかれるので現地でレンタカーの調達は必要なし。
出港!
山口 | 思ってたより速い!! |
あおい | 風が気持ちいいです~。 |
フェリー乗り場からほど近いドリームプラザがみるみるうちに遠ざかっていきます。
フェリー内部は広く居心地のよい空間が広がっています。
デッキから入ったスペースでは、美人のお姉さんたちが売店に立ってたり、
県内随一の評判を誇るフェリー限定のタコ焼きが堪能できたり・・・。
山口 | フェリー・・・。ただの移動手段かと思ってたけど、かなり充実してるな・・・。 |
あおい | 風景だけでもすごいのに、食べ物も・・・。
あついっ! たこ焼きおいしい!
もう、ここから旅行気分になれますね! |
ちなみにこの駿河湾フェリーですが、じつは航路が「県道223(ふじさん)号線」として認められている道路なんです。陸路・海路っていう考え方ではなく、「西伊豆へ行くなら県道223号で!」と覚えてもいいかも。
たこ焼きを食べて、ふたりで駿河湾の眺望と潮風を堪能していたら、あっという間に西伊豆側の港、伊豆市の土肥港に到着です。所要時間およそ1時間。
がちゃんと少年心をくすぐるギミックで扉が開いたら出発進行!
こんにちは、西伊豆。
土肥港で食べる地元自慢のお魚
山口 | さて、伊豆半島上陸なわけですけど、とりあえず昼飯どきですね! |
あおい | お昼ご飯ですね。やっぱり海鮮ですか? |
山口 | まあ、そうなるでしょう・・・。で、気になるお店が、こちらです。 |
あおい | わお、定食屋さんですか。 |
「さくら」さんは、伊豆市土肥にある海鮮料理を扱うお店。毎朝地元で仕入れる海鮮をふんだんに使った定食は観光客や出張のサラリーマン、地元の人に長く愛されています。ここに店舗を構えて30年以上。趣をたたえる店内の雰囲気もGOODです。
山口は「カサゴ唐揚げ定食」。あおいちゃんはオーソドックスに「刺身定食」を注文。
かさごの唐揚げは、まるごと1匹が揚げられているという豪快な逸品なのですが、これがびっくりするくらいおいしい。すっきりとした白身魚の味わいにからあげのサクサク感がプラスされて、1匹パクパク食べられちゃいます。
頭やしっぽの硬い部分は、はさみで切りながら食べるのも面白いところ。
うんまい!
西伊豆旅行のド定番「恋人岬」
あおい | 次は、恋人岬ですね。西伊豆旅行では定番スポットらしいですよ。 |
山口 | ほんと僕でごめんね・・・。 |
山口 | 到着、ですが・・・ゴリッゴリだな! |
あおい | めちゃめちゃカップルさんいらっしゃい感。 |
ただし景観はすさまじい!
顔抜きまでラブラブ感を演出できる、という画期的スポットが「恋人岬」です。
カップル御用達スポットといえば、これ「愛の錠前」。ハート形の絵馬もたくさんくっついています。
じつは厳密にはここはまだ恋人岬ではありません。ここから恋人岬へ行くにはボードウォークを往復で1.5kmほど歩くことになるんです。腹ごなしにはよいウォーキングですね。
この階段を下って上って、先っちょまで行きます。
手をつなぐみち、とのこと。ぜひ手をつないで歩いてみてください。なにかしらの達成感があるはず。
まあ、僕らは手をつながないんですが。
山口 | さてあおいちゃん。恋人岬のメインイベントといえば、この鐘なんだけど・・・。僕と一緒に鳴らすのはいろいろと事案なので鳴らしてもらえますか? |
あおい | なるほど。かしこまりました。あ、3回鳴らすのが決まりみたいですね。 |
あおい | えいっ! |
カ、カーン・・・カッ・・・カーーーン!
山口 | ええええ!? ちょっと待って! なんか、ポーズも音も全然スマートじゃない! |
あおい | そう言われましても・・・。なんかこれ難しい。 |
さて、ボードウォークからの鐘がメインではあるものの、戻ってきたら汗をかいているはず。
そこで、外せないのが駐車場に隣接する「恋人岬ステラハウス」内で食べられるソフトクリーム! なんと夏限定で土肥の特産品である甘夏のトッピングソースが楽しめます。
あおいちゃんが頼んだのは塩ミルク。夏の時期にはピッタリの人気メニューだそうです(税別300円)。
僕は限定の甘夏トッピングを。甘酸っぱさがバニラアイスとマッチしててなんともおいしい!(ソフトクリームに+\100 ※税別)
んー。満足!
この世とは思えない絶景「堂ヶ島の洞くつ探検」
山口 | ついに伊豆市からとなりの西伊豆町へと入りました! |
あおい | 道中はずっと海岸線! 景色がきれいだから飽きないですね。 |
山口 | まさに夏のレジャーといった感じ。で、夏のレジャーという言葉が出てきたところで、次の目的地です。 |
山口 | 堂ヶ島の洞くつ探検へ行きます! |
あおい | フェリーでも感動なのに今度はクルーズ。このまま乗り場ですね。 |
こちらは堂ヶ島マリンさんが運営する「洞くつめぐり遊覧船(大人1,200円 子ども:600円※)」で、堂ヶ島にある「天窓洞」と呼ばれる海上洞くつへの探検ができます。海岸線だけでも感動モノの景色なのに、洞くつってなったらすごいに決まってる。
※料金はコースによって異なります。
あおい | ほ~~気持ちいい・・・。 |
あおい | わ! すごい! カメ! |
岬の先端にカメが乗っているように見えますよね?
ちなみにこちらはゾウに見える岩。草がいい感じに目や輪郭を補完してくれてます。
ついに洞くつの中へ・・・。
山口 | お・・・? |
山口 | おおおお! |
あおい | すごい! |
空に開けた、まさに天然の天窓からさんさんと降り注ぐ日光。それに海面が反射した洞くつ内は、幻想的なブルーの世界に。これ、全部地形や気候によって造られたものなんです。まさに大自然の奇跡。
あおい | 最高! |
小腹がすいたらなまこ壁のおしゃれ喫茶へ
お昼ご飯をいただいてからソフトクリームを食べたものの、歩きっぱなしの喋りっぱなしで気づいたら昼下がり。ということで、ちょっとブレイクタイムがほしくなった僕たちは、西伊豆町をいったん通り過ぎて、松崎町へ入ります。
ここはなまこ壁と言われる、火災時に減災効果がある伝統的な壁が並ぶことで有名な町でもあります。
目的地はおしゃれ喫茶店「フランボワーズ」さん。
もう、この看板のフォントからしてすてき。
30年前から続いている洋菓子販売&カフェで、ご主人のご両親も松崎町で洋菓子屋さんをやっているという、「松崎町にフランボワーズあり」なお店なんだとか。蔵を意識して作られた店舗は、調度品から照明に至るまでおしゃれ。おしゃれづくし。
僕が頼んだのは「キルシュ」(手前)、あおいちゃんが「サンマルク」。アイスコーヒーもすっきりした味わい。
あおい | んー。あまい! おいしい! |
山口 | 今日は「すごい!」と「おいしい!」を1年分くらい言ってる感じがする。 |
フランボワーズをあとにした僕たちは、松崎町が一望できるというスポット「牛原山町民の森」へ。たぶん、僕の世代(20代中盤)はドンピシャだと思うんですが、松崎町ってじつは『世界の中心で愛を叫ぶ』がドラマ化されたときにロケ地として使われた場所なんです。
つまり、綾瀬はるかさんと山田孝之さんがこの場所を歩いてたってことなります。ちょっと感動。
道中少し山道に入り、道幅が狭くなるので要注意です。公園に入ってからすぐの展望台に登ればこの眺望!
山口 | おおお! これはすごい。夜景撮ったらたまらんな! これは。 |
あおい | いまでも十分すぎるんですけど、日が沈み切る前は最高の景色になりそう・・・。 |
山口 | でも、今回はここでの夜景は拝みません・・・! というか、そろそろ行かないと! |
日本一の夕日を眺めに!「黄金崎」
だんだん夕暮れどきも近づいてきました。僕が急いでいる理由はまさにそれ。いったん離れた西伊豆町は「日本一夕日の綺麗な町」として知られているんです。町内の各所には夕日がきれいに見えるスポットがいくつもあり、場所ごとに雰囲気が変わるのも魅力的。
僕たちが向かったのは、そのなかでも屈指のスポット「黄金崎」です。名前がもう、夕日向けに付けられてる。
山口 | さて、日本一きれいな夕日・・・がもう見え始めているわけですが。ちょっと雲が多くて落日は見えづらいね。 |
あおい | んー・・・。でも、きれいです。雲が多くてかえってまぶしさもないし。 |
だんだん日が落ちてきて・・・。
あおい | すごい! |
山口 | もはや「すごい!」しか言葉が出ないレベル! |
さすが「日本一」を標榜するだけはあります。ちょっと雲が多かったですが、晴天の夕暮れは光の量も一段と多く、すさまじい夕日が拝めるそう。
天気ばかりは運しだいとしか言えませんが、雨でもない限りは観に行ってみてください。きっと、思い出に残るような夕日が拝めますよ。
夕食はもちろん海鮮てんこ盛りの懐石で大大大満足!
夕日も見て大満足の1日。締めはもちろん懐石料理でしょ! ということで、宿泊予定のホテル「クリスタルビューホテル」さんへ。リゾートホテル感満載ですが、部屋は落ち着いた和室でオーシャンビューのお座敷も多数。とはいえとりあえずご飯!
あおい | 夕食はこちらですよね。 |
山口 | そうだね。ホテルのレストランで、ということでした。 |
ということで、スタッフさんに案内されていってみると・・・。
あおい | おおおお!! |
山口 | おおおおお!!! |
海の高級食材たちがところせましとせいぞろい!
「かんぱい!」からの――。
あおい | こりゃたまらんですな。 |
山口 | いやいやあおいちゃん。まだ伊豆の魅力は残ってますよ。 |
あおい | え? ・・・あ! |
山口 | そう! 温泉! |
そう。温泉。全国トップクラスの源泉数を誇る静岡県のなかでも伊豆半島は宝庫。もはや温泉半島と言っても差し支えないほど温泉だらけ。西伊豆町も、もちろん例外なく温泉地なんです。
クリスタルビューホテルの温泉は、伝統的な檜風呂と西洋風のローマ風呂の2スタイルで楽しめます。時間によって男湯と女湯が入れ替わる仕組みだからチェックイン時に要確認です。
この夏は近場の非日常でたっぷり休みませんか?
山口 | いやー。最高に楽しかった。 |
あおい | 西伊豆ってこんなに近い場所にあるのに、ほんとに普段暮らしているのとは別世界に来たかのようなのんびりさと景色で・・・。あと、おいしくて・・・。で、きれいで・・・。 |
山口 | 思ったよりも近くにあった天国。 |
あおい | 意外にのんびりと回り切れましたしね。近場でも非日常感って味わえるんだなあ。 |
もうすぐ梅雨明け。きたる夏を前に「今年はどこへ行こうか?」と悩んでいる県内のみなさん、他の観光地に目が行ってしまいがちですが、西伊豆は駿河湾自慢の海鮮あり、夕日あり、温泉ありと、とにかくなんでもあるところ。夏のレジャーは西伊豆で間違いなし。僕が太鼓判を押します!
この夏行くところがまだ決まっていないなら、今年は県道223号で西伊豆を満喫しにいってみませんか?
各種情報先
(Sponsored by 環駿河湾観光交流活性化協議会、記事提供:miteco)