人気デリスタグラマー「Ami」直撃インタビュー
食卓をきらめかせる”おうちごはん”の魔法
こんにちは。平成最後の冷え症と格闘中のゆっけです。
みなさんは「デリスタグラマー」ってご存じですか?インスタグラマーのなかでも「料理などの食に特化した発信をするインフルエンサー」を指す言葉です。
インフルエンサーは強い影響力の持ち主ですが、じつは県内に「超」がつくほどの大人気デリスタグラマーが存在します。
Instagramのフォロワーは驚異の14万人超え(2019年2月現在)! その名もAmiさん(@amikuma1219)です。
お仕事や育児に多忙なAmiさんですが、今回なんと取材に成功しました。僕自身もAmiさんの発信を毎日チェックするほどの大ファンですが、今日はいちライターとしてAmiさんの素顔に迫っていきます。
Amiさん「おうちごはん」誕生秘話
—Amiさんが料理を始めたきっかけはどんな形でしたか?
Ami |
料理は結婚を機に始めました。もともと料理を作ることは好きなほうでしたが、仕事が忙しくて料理にあまり時間をかけることはなかった気がします。 |
—料理をInstagramで発信しはじめたのはいつからでしょうか?
Ami |
発信をしはじめたのもちょうど結婚したころで、友人が毎日の手料理を投稿しているのを見て「私もやってみようかな?」と思ったことがきっかけです。「毎日Instagramにあげると家事のモチベーションが上がるよ」と教えてくれたことも、きっかけのひとつになりました。 |
—なるほど。発信を始める前後でなにか変化はありましたか?
Ami |
器やカトラリーなどにはあまり興味がなかったのですが、毎日写真を撮影するようになり「あれも欲しいな、これも欲しいな!」と自然にテーブル小物への興味が湧くようになりました。
いまでは、ほかの方の素敵なお料理の写真を見るだけでも「こんな風に作ってみたいな」とワクワクします。新しい趣味がひとつ増えました。 |
—いまでこそテーブルコーディネートはAmiさんの定番ですが、視点や考え方が広がるすごく大きな変化があったんですね。ほかにも投稿のモチベーションってありますか?
Ami |
いろいろな方からコメントが来るようになると、モチベーションの維持につながり、毎日楽しく投稿し続けることができました。自然と料理のバリエーションも増えて、主人が喜んでくれたのもひとつですね。 |
—やっぱり反応があると嬉しいですよね。幅広いジャンルの写真が多いAmiさんですが、普段のおうちごはんはどのような雰囲気で過ごされていますか?
Ami |
朝と夜は家族でのんびりと食卓を囲んでいますが、ランチタイムは2歳の息子とふたりで過ごすことが多いので、とても大変です。作ったご飯を食べてくれないこともあって、急遽ほかのメニューを作ったりと、バタバタ過ごしています(笑) |
—それは大変そうです(笑)おうちごはんを作るうえで、最も大切にしていることはなんでしょうか?
Ami |
見た目や味はもちろん大事なのですが、私には「食べてくれる人を想いながら作ること」も同じくらい大切です。家族に作る場合が多いので、家族を想いながら毎日心を込めて作っています。 |
料理だけじゃない! かわいいテーブルコーディネートの秘密
—料理だけでなく、テーブルコーディネートもとてもかわいいですよね。意識しているポイントを教えてください。
Ami |
いつも食卓にお花を飾るようにしています。お花が大好きなので、お料理に合うものを食卓に彩りが加わるようにコーディネートして。お料理にもエディブルフラワー(食用花)やハーブなどを添えて、なるべく目で見ても楽しめるように工夫しています。 |
—「Amiさんを真似してみたい!」という方も多いと思いますが、おうちごはんをおいしそうに盛りつけ、撮影するコツはありますか?
Ami |
普段はなるべく自然光のなかで撮影するようにしています。人工の明かりと比べると写真の雰囲気がまったく違うので、光はとても大事ですね。
あとは食事によって、テーブルクロスやランチョンマットなどの小物で雰囲気を変えたり。洋食ならホワイトのシンプルなお皿でカフェ風に、和食なら豆皿などを使って少し料亭風にと変えてみると楽しいですよ。 |
—めちゃくちゃ勉強になります。活用しているカメラや編集アプリについても教えてください。
Ami |
カメラはCanonの「EOS 6D」を使っています。加工しなくても良いのでとっても使いやすいです。持ち運びには少し重いのですが・・・。 |
Amiさんが想う静岡県の魅力
結婚を機に移り住んだ東京から、去年地元である静岡県へUターンしたAmiさん。Amiさんが想う静岡について、根掘り葉掘り聞いてみました。
Ami |
静岡県は海の幸にも山の幸にも恵まれているので、おいしい食材が豊富なところが1番の魅力だと思います。生まれてから結婚するまでずっと静岡にいたので、私にはそれが当たり前で。東京に住んだことで改めて、静岡の食材には魅力的なものが多かったのだと感じました。 |
—都内では感じにくい海や山の恵みは静岡の強みですよね。県内の食材を使ったおすすめ料理はありますか?
Ami |
おいしいものが多すぎてなにを使おうか迷ってしまいますね。地元で獲れたお魚を使った「お刺身」や、独特のお味で有名な「静岡おでん」なども好きです。 |
—お刺身におでん、おいしいですよね! ではデリスタグラマーとして今後、県内で挑戦してみたいことはありますか?
Ami |
もっと県内の食材を発信していきたいと思っています。「静岡県ってなにがあるの?」という方も多いと思うので、まずは食を通じて静岡の良さを感じてもらいたいです。 |
Amiさんの視線の先にあるもの
—いつか挑戦しようとしている料理はありますか?
Ami |
時間と余裕があれば、家で前菜からデザートまでのコース料理を作ってみたいと思っています。いまは難しそうなので、息子がもう少し大きくなったら挑戦してみたいです。 |
—自宅でコース、素敵です。インフルエンサーとしては今後、どういった創作活動をされていく予定でしょうか?
Ami |
いまはInstagram以外にもさまざまなSNSがあるので、そこでより多くの方におうちごはんを配信していきたいと考えています。テーブルコーディネートも大好きなので、毎日楽しみながら投稿していけたら幸せですね。 |
—これからの発信も楽しみにしています。最後に、Amiさんにとっておうちごはんとは?
Ami |
おうちごはんは「私の毎日をより豊かにしてくれるもの」でしょうか。昔から食べることが大好きなので、いまこんなふうに料理を通して取材をしていただけてとても嬉しいです。これからも大好きな人たちに、おいしいおうちごはんを作っていけたらなと思っています。 |
「ポジティブ思考であまり細かいことは気にしません」と、前向きでとても明るい印象のAmiさん。彼女が作るおうちごはんは、そんな人柄をそのまま反映したかのように、彩り豊かで心を感じる料理ばかりです。
ぜひみなさんも、日々Amiさんが発信するおうちごはんを覗いてみてはいかがでしょうか? きっとこれまでの食卓とは違う風景が見えますよ。
画像提供:Ami