これひとつで子育てがラクになる!
子育てアプリ「しもだ こども Diary」って知ってる?

  • posted.2016/09/01
  • 宮島ムー
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これひとつで子育てがラクになる!  子育てアプリ「しもだ こども Diary」って知ってる?

スマートフォンの普及を背景に、住民向けアプリを開発する自治体が増えてきています。静岡県内でも複数の自治体がアプリ開発を行っているため、すでに利用している方もいるのではないでしょうか?

たとえば、下田市の子育てアプリ「しもだ こども Diary」。子育て世代のサポートのために開発されたとのことで、子育て中の筆者がダウンロードして使い勝手を調べ、下田市の担当者にお話を聞いてみました。

しもだこどもDiaryとは?

下田市が子育てアプリ「しもだ こども Diary」をリリースしたのは2016年2月。下田市で出産・子育てをする人や、観光で下田市を訪れた人をサポートするために開発されたそうです。

妊娠・出産・子育てに関する情報や、観光をはじめとしたさまざまな場面で役立つコンテンツを提供しています。ダウンロードや利用は無料です(インターネット接続料は除く)。

しもだこどもDiaryの内容

筆者はiPadでダウンロードすることにしましたが、通常のアプリと同様、App Storeで「しもだ こども Diary」を検索するとヒットしました。もちろんiPhoneやAndroidでも利用可能です。

会員登録

会員登録は下田市に住んでいる人だけですが、市外在住者もゲスト登録することができます。ゲスト登録だけでも情報を見ることは可能です。私は市外在住のため、ゲスト登録をして配信されている情報を見てみます。

しもだこどもDirary

会員登録すると子育てステージに合わせた通知が届くようになります。

のなかで特に便利だと思ったのは予防接種のお知らせです。子どもの予防接種は種類が多く期間もまちまちなので、忘れてしまいそうになります。予防接種の目安日の1ヶ月前に通知が届くとのことなので、安心ですね。

また会員はこのアプリ内に、子どもの健診記録や成長記録も付けることができます。下田市にお住まいの方は登録しておくと便利かもしれません。

自治体の支援サービスへのリンクが便利

子育て中には何かと必要になるのが自治体の実施する支援サービスですよね。ところが、市役所のホームページにはさまざまな情報が載っているため、自分がほしいと思える情報を見つけるのにも一苦労してしまう、なんて経験をお持ちの方も多いはず。

でも「しもだこどもDiary」のリンク集では、子育てに関する情報だけを分類しているので、欲しい情報をスムーズに手に入れられるのが便利でした。

しもだこどもDiary

カテゴリー別に参照できるのでスムーズにほしい情報を入手できます。

病院データベース

下田市内の医療機関が検索できます。小児科に限らず、内科や外科なども検索できるため、子育て以外の場面でも役に立ちそうです。

ハザードマップ

下田市のハザードマップを見ることができます。こうした情報もすぐに見つけられるのがこのアプリのすごいところ。もしものときのために、観光で訪れた人も一度はチェックしておくと安心ですね。

ハザードマップ

子育てQ&A

「食事」「排泄」「健康」などの項目ごとに、よくある疑問がまとめられています。新米ママの強い味方となりそうです。項目のひとつ「予防接種で予防できる病気」では、予防接種の仕組みや病気についてとても詳しく書いてあるので勉強になりました。

子育てQ&A

身近なところから経験のないトラブルまで、さまざまな場面で利用できるので心強い味方になってくれます。

子育てコラム

子どもの乾燥対策やベビーマッサージの方法など、知って得する情報を掲載しています。ちょっとした空き時間に読むのにぴったりです。

子育てコラム

静岡こども救急電話相談

医療機関が開いていない時間に限って子どもの具合が悪くなる、というのはよくあることです。18:00~翌朝8:00の時間、救急外来を受診すべきかどうか専門家に相談することができます。

静岡こども救急電話相談

下田市の方にお話を聞きました

いろいろ使ってみたあとに、少し気になることがあったので「しもだ こども Diary」について、下田市の担当の方にお話を伺ってみました。

「しもだ こども Diary」を作成した経緯

下田市では、従来、広報誌やホームページ等を通じて情報提供をおこなってきました。しかし、妊娠・出産・子育ての情報は多岐にわたり、内容も複雑です。これらの情報をわかりやすく、効率的に届けることが課題となっていたとか。

こうした状況で、下田市は子育て世代の間でスマートフォンの普及率が高いことに注目しました。2015年10月にプロポーザルをおこない、応募のあった4社の中から1社を選定。そして2016年2月下旬に「しもだ こども Diary」が完成したんです。

担当者直伝「しもだ こども Diary」のアピールポイント4つ

「しもだこどもDiary」のアピールポイントを4つご紹介します。

①女性目線で作成されている

ぺるりん

 

「しもだ こども Diary」に使われているキャラクターは、下田商工会議所青年部が開発したご当地キャラクター「ぺるりん」だそうです。とてもかわいらしいですね。

「子育てQ&A」「子育てコラム」などのちょっとした疑問を解決する記事は、すべて女性目線で作られています。

②アプリならではの機能を使った効率的な情報配信

アプリのタイムラインや通知機能を使い、時期に合った情報を手に入れることができます。さらに、「病院データベース」や「自治体の支援サービス」のメニューでは、いままでホームページで提供してきた情報にも簡単にアクセス可能です。

③Diaryとしても活用できる

「Diary」の名前のとおり、子どもの成長記録や健診記録が登録できます。授乳の状況等を登録できる「成長記録」や、身長・体重を記録する「身長&体重グラフ」を利用することで、子どもが成長していく過程を見守ることができるアプリです。カレンダー機能は、普通のスケジュール帳としても活用できます。

④ご当地アプリで生活を便利に

下田市としては子育てアプリを通して、市役所を身近なものとして感じてほしいと考えているそうです。今後、市内の子育て支援団体とも協力して、より一層、情報発信もしていきたいとのことでした。

筆者も「しもだ こども Diary」をゲスト利用してみて、下田市に住んでいたら登録したいと思いました。

下田市以外にお住まいの方でも、住んでいる自治体にご当地アプリがあるかもしれません。一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

下田市役所

住所:〒415-8501 静岡県下田市東本郷1丁目5-18
電話番号:0558-22-2211
営業時間:8:30~17:15
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Writer宮島ムー

1983年富士市生まれ。大学時代を京都で過ごし、卒業後は静岡で就職したものの、結婚を機に退職して滋賀県大津市に移り住みました。いろいろとブログを運営しています。大津市の地域ブログ「オオツメモ」は滋賀Web大賞で優秀賞を受賞。ブログ:muumemo.com

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