ASIAN BANK & CAPITAL TRUST(アジアンバンクキャピタルトラスト)、通称アジアンバンクがどのような銀行なのか、口座開設方法からカードの仕様、現在の評判に至るまで解説・紹介していきます。
- アジアンバンクとはどんな銀行かがわかる
- アジアンバンクの仕組みや利用方法がわかる
- アジアンバンクが怪しい銀行かどうかがわかる
アジアンバンクとはどのような銀行なのか?
アジアンバンク(ASIAN BANK & CAPITAL TRUST)とは、アメリカ首都ワシントンD.C.でライセンスを取得したオフショア信託銀行になります。
アジアンバンクは名前の通り、フィリピンや日本などのアジア圏で主に利用されますが、アメリカで登記され管轄下に置かれているため、日本の金融庁には登録されていません。詳しい登録情報はこちらで確認できます。
アジアンバンクの新規口座開設方法は?
アジアンバンクは現地での口座開設もできますが、オンライン上でも口座開設ができます。渡米する必要が無いので日本の方が口座開設するなら基本的にオンライン上での手続きになります。
ホームページかアプリで申し込む場合には、IDチェック、KYC(顧客確認)、AML(マネーロンダリングのチェック)などをペーパーレスで行えるようになっています。
Web上の申し込みは公式ホームページから行い、アプリの場合はApp StoreかGoogle Playからインストールして行います。
また未成年は口座開設不可、普通口座は1名義1口座で、定期口座は複数開設可能になっています。
出金や決済の方法は?
アジアンバンクでは、口座開設時に発行されるVISAのデビットカードで出金や決済などを行います。
アジアンバンクは怪しい海外の銀行ではないか、出金や決済などができないなどの問題が起きないかと心配する方も少なくありませんが、アジアンバンクの口座を開設した人で、VISAのデビットカードが実際に届いたという報告も見られますし、VISAは世界シェアトップのカードなので、VISAと連携している事実も怪しい銀行ではないという根拠の一つになりえます。
このVISAカードを使うことで、日本国内でもゆうちょやコンビニのATMで出金することができ、VISA CARD連携店での決済も可能です。
アジアンバンクの特徴
アジアンバンクは海外登録の銀行ですが、出金や決済は前述のVISAデビットカードで行えますが、基本的に口座開設している人は、オフショア市場をメインとする国際的な金融取引や投資、暗号資産などの運用など行う目的が多いです。
アジアンバンクの活動も、日本やフィリピンなどの東アジア各国を主とした外国からの資金集めが中心で、そのため他の海外銀行と同じように、金利は約5~8%と日本国内の銀行よりも高く設定してあります。
また暗号資産の運用と管理もしており、アジアバンク利用者はビットコインなどの仮想通貨をOTC(相対取引)サービスでエクスチェンジして、USD(アメリカドル)でデポジットするなど、暗号資産の取引や運用が可能です。
さらに顧客専用のプライベートサロンをハワイに設立しており、アジアンバンクの新しいサービス提供時にはこのサロンで説明会を行う予定になっています。
アメリカの管轄下の銀行ですが、アジアンバンクではIVA(Infinity Value Affiliate)によって、日本はもちろん東アジア各国の利用者が手続きやサービスの享受をしやすくなるように、英語ではなく日本語での対応がスムーズに行えるようになっています。
アジアンバンクは怪しい銀行なのか
アジアンバンクは新設されて間もない海外の信託銀行なのもあって、怪しい銀行でトラブルに巻き込まれるのではないかと不安になる方も少なくないかと思います。
アジアンバンクが怪しいとされる主な理由に、
- 金融庁に登録されていない
- SWIFTコードが発行されていない
- MLM方式を採用している
- アフィリエイターを募集している
この4点が挙げられます。
金融庁の登録とSWIFTコードが発行されていないことについて
金融庁に登録されていないのは、前述したようにアジアンバンクはワシントンD.C.でライセンスを取得したアメリカの管轄下の信託銀行になるからです。
またSWIFTコードとは「世界の主要金融機関が加盟するSWIFT(国際銀行間金融通信協会)が世界の銀行の特定のために、加盟する各行に発行する識別コード」のことを指します。
このコードが発行されることで、加盟する世界の金融機関と国際送金が可能になりますが、アジアンバンクではまだSWIFTコードは発行されていません。
しかし、アジアンバンクは2018年設立の新しい銀行で、規模が大きいというわけでもないので、コードがまだ発行されていないと考えられます。またアジアンバンクは公式にSWIFT取得の準備を進めていると明言しているので、今後SWIFTコードが発行される可能性もあります。
MLM方式の採用とアフィリエイターの募集について
アジアンバンクが採用しているMLM方式とは、簡潔に説明すると「利用者を紹介することで、紹介した人が報酬を得る」仕組みのことになります。
このMLM方式は、銀行とは別に、報酬を得たい紹介者と紹介された利用者間で金銭的なトラブルや問題が起きるリスクがあるため、これを採用しているアジアンバンクに不信感を抱く人が出てきます。
そしてアジアンバンクでは現在も公式にアジアンバンクを宣伝してくれるアフィリエイターを募集しているので、アフィリエイターとMLM方式が組み合わさって、何かトラブルが起きるのではないかという推測が生まれたり、アジアンバンクは怪しいのではないかという疑念が生まれたりしてしまうわけです。
しかし、MLM方式に関してはアジアンバンクだけでなく、利用者を増やしたいという海外の銀行では多く採用されているシステムであり、東京Affiliateグループのサイトではアジアンバンクのアフィリエイト募集に関して「アフィリエイトプログラムのため、ネットワークビジネスではない」と明記しています。
そのため、MLM方式やアフィリエイトに関して仮にトラブルや問題が発生したとしても、アジアンバンク自体にその問題の原因があるとは言えません。
まとめ
今回はアジアンバンク(ASIAN BANK & CAPITAL TRUST)の仕組みや特徴、利用方法などについて解説してきました。
アジアンバンクは主に日本やフィリピンなどの東アジアの利用者の国際取引を想定した、海外の新しい銀行になります。
そのため「怪しい銀行なのではないか」と不安視する人も少なくありませんが、アメリカでライセンスを取得し管轄下にあること、VISAと連携してデビットカードを発行して出金や決済も可能なことなどから、アジアンバンク自体に何か問題があるわけではありません。
また現在アジアンバンクでは、SWIFTコード発行に向けて準備をしており、暗号資産などの新しいサービスの提供など事業を続けています。