話題のメタバースを始めたいという方に向けてやり方を解説します。ゲームの始め方や投資方法など、さまざまな観点でどのように始めるかをまとめました。
メタバースの始め方は？
メタバースの始め方について解説します。仮想通貨口座も用意しておくとスムーズなので参考になれば幸いです。
STEP1.仮想通貨の口座を開設する
メタバースをプレイするためには、仮想通貨口座を開設しておきましょう。メタバースゲームの多くはブロックチェーンで構成されているので、ゲーム内のアイテムや装備を購入する際には仮想通貨が必要です。
仮想通貨を購入するには取引所への登録が必要になるので、必然的に仮想通貨口座の開設も必要になります。開設する口座が決まっていなければ、国内ダウンロード数No.1の実績を誇るCoincheckの口座を開設しておくのがおすすめです。
STEP2.メタバースのゲームを選ぶ
メタバースをプレイする際には将来性が高いゲームを選ぶようにしましょう。将来的な伸び代があれば、メタバース内で獲得した仮想通貨やNFTが値上がりする可能性があります。
そこで、おすすめのメタバースゲームを1つ紹介するのであれば「The Sandbox」でしょう。アルファ版のシーズン2開始時に登録ユーザー数は200万人を超え、スクウェア・エニックスやエイベックスなどの大手企業も参入してきています。大手企業がこぞって参入してくるのであれば将来性も期待できます。
The Sandbox内で利用するLANDと呼ばれるNFTを購入する際には、Coincheck NFT（β版）を利用するのがおすすめです。Coincheck内で購入できる仮想通貨で決済可能で、板取引であれば手数料がかかりません。
STEP3.ゲーム用の仮想通貨を購入する
メタバースをプレイするためには、プラットフォームに合わせた仮想通貨を購入する必要があります。それぞれのメタバースで利用しているブロックチェーンごとに対応している仮想通貨は異なるので、プレイするゲームに合わせて仮想通貨を購入してください。
例えば、The SandboxでNFTを購入するためには事前にイーサリアム（ETH）を購入しておきましょう。ETHをThe Sandbox内の仮想通貨「SAND」にスワップすれば、NFTを購入できるようになります。
メタバースのやり方は？【アプリ別】
アプリ別にメタバースのやり方を解説します。
VRchatのやり方
VRchatはVRの空間を自由にアバターで駆け巡れるメタバースゲームです。今や2万5,000以上のコミュニティが形成されていて、人種の垣根を超えたコミュニケーションの場所としても注目されています。
VRchatをプレイするためには、まずアカウントの登録から始めましょう。アカウントの登録は公式ページの右上にある「Login」をクリックしてください。すると、以下のページに移行します。
右上にある「Create a New Account」をクリックし、以下の情報を入力してください。
●ユーザー名
●メールアドレス
●パスワード
●誕生日
入力し終えたら、ガイドラインに同意してメールが送信されるのを待ちましょう。届いたメールから登録を完了すればプレイ可能です。
Clusterのやり方
Clusterはメタバース空間をスマホでもプレイできるメタバースプラットフォームです。今までさまざまなイベントが開催されていて、人気歌手の「優里」さんが登壇したイベントもありました。
Clusterを始めるためには、まずは公式サイトの右上にある「ログイン/新規登録」をクリックしてください。すると、以下のような案内が表示されます。
利用規約を読んだうえで好きなアカウントでログインしてください。
アカウントの連携を終えると、ユーザー名とアイコン、表示名の設定画面が表示されます。以上の情報は後からも変更できるので、とりあえず入力を進めていきましょう。入力を終えれば、アカウントの設定は完了です。
アカウントの設定が完了したら、メールアドレスを承認させましょう。
Clusterのメニューにあるアイコンマークをクリックすると、「アカウント設定」を選択できるのでクリックしてください。
メールアドレスの下に表示されている「編集」をクリックして、メールアドレスを入力します。入力したメールアドレスにメールが届くので、「メールアドレスを認証する」をクリックすればメールアドレスの登録が完了です。
スマホやPCなどでClusterのアプリをダウンロードして、メタバース空間を楽しみましょう。
Decentralandのやり方
Decentralandはイーサリアムチェーンを利用したメタバースゲームです。メタバース空間でゲームを楽しんだり、アイテムを売買したりして遊びます。
Decentralandを始めるためには、まず公式サイト中央に表示されている「GET STARTED」をクリックしてください。すると、以下の画面が表示されます。
左側の「Play using your wallet」をクリックして、MetaMaskを接続させます。MetaMaskの登録が済んでいない人は、事前に登録しておきましょう。署名してMetaMaskとの接続が完了すれば、プレイ開始です。
自分好みのアバターとユーザー名を設定して、Decentralandの世界を楽しみましょう。
Horizon Workroomsのやり方
Horizon WorkroomsはFacebookの子会社が作成したVR会議ツールです。リモートワークが増えた昨今では、対面での会議よりもインターネット上で会議することも増えてきています。そこで、仕事の効率化のためにVR空間で会議や仕事ができるようになる「Horizon Workrooms」が誕生しました。
Horizon Workroomsを始めるためには、Oculus Quest2というVRゴーグルが必要です。事前にOculus Quest2を用意したうえで、アカウントの登録を進めましょう。公式サイトの右上にある「登録」というボタンをクリックしてください。すると、以下の画面に移行します。
メールアドレスを入力して「次へ」をクリックすると、入力したメールアドレスに認証コードが届きます。認証コードを入力すれば以下の画面に移行するので、「新しいWorkroomsチームを作成」をクリックしてください。
一連の流れを完了させると、Oculus Quest2のペアリングコードが求められます。
ペアリングコードを入力して、初期設定をおこないましょう。ペアリングを完了したら、「開始する」をクリックして個人のVR空間に移行できます。表示された空間のなかで「ルーム」をクリックすると、会議に参加可能です。
メタバースを始めるために必要なもの
メタバースを始めるために必要なものをまとめました。
VRゴーグル
メタバースの世界を楽しむためには、VRゴーグルを用意しましょう。VRゴーグルには以下2種類に分かれます。
| PC接続型 | オールインワン型 |
| VR機能のみを備えたゴーグル | コンピュータも搭載したゴーグル |
それぞれの型でおすすめのVRゴーグルは以下の通りです。
- Meta Quest2（Oculus Quest2）
- VIVE Cosmos Elite
Meta Quest2はオールインワン型のVRゴーグルで、搭載しているプロセッサーの性能が高いのが特徴的です。処理速度もオールインワン型とは思えないほどの速さで、快適にメタバース空間を楽しめます。
VIVE Cosmos EliteはPC接続型のVRゴーグルで、オールインワン型よりも高性能なメタバース空間を楽しめるのが特徴的です。本格的にメタバースを楽しみたい人は、PC接続型のVRゴーグルを購入しましょう。
ゲーミングPCまたはスマホ
メタバースを楽しむためには、ゲーミングPCかスマホが必要です。近年ではPCではなくてもスマホでもメタバースを楽しめるように、各社がスマホで体験できるメタバース空間を提供しています。
例えば、NTTドコモが提供する「XR World」はPCやスマホでも楽しめるようなメタバースゲームです。手軽にメタバースを楽しみたい人はスマホを利用してみるのも1つの手段でしょう。
本格的にメタバースを楽しむとなるとゲーミングPCがおすすめです。以下におすすめのゲーミングPCを記載するので、参考にしてください。
| MacBook Pro | ノートパソコンでメタバースを楽しみたい人向け |
| マウスコンピューター | シンプルなデザインで、高性能な処理能力を持つ |
| ASTROMEDA SCUTUM ゲーミングPC | 国産PCでデザイン性が高く、メタバース世界を盛り立てる |
マイク
メタバースを本格的に楽しむなら、マイクも用意するべきでしょう。特にメタバース空間は全方位360°で展開されるコンテンツなので、左右だけでなく上下、前後も収録してくれるマイクがおすすめです。
おすすめのマイクはゼンハイザー株式会社が提供している「AMBEO VR MIC」です。AMBEO VR MIC は4方向にカプセルが付けられていて、4方向からの収録を可能にしています。
また、2022年4月時点では販売されていませんが、パナソニックが提供予定の音漏れ防止機能付きマイク「mutalk」もおすすめです。Bluetoothによって無線で稼働するので、メタバース空間の妨げになりません。
イヤホン
メタバースの世界に没入するためには、映像だけでなく音のクオリティも大切です。イヤホンでなくヘッドホンを装着することも考えられますが、ゴーグルと一緒に装着することを考えると、なるべく軽量化されているイヤホンがよいでしょう。
特に近年はゲームに特化したイヤホンも販売されているので、イヤホンでも問題なくメタバース空間を楽しめます。メタバースにおすすめのイヤホンは以下の通りです。
| Bose QuietComfort 20 | ノイズキャンセリング機能を搭載 |
| SHURE SE215 | 総合的な音質の高さに定評がある |
| ROCCAT Aluma | 5,000円台という安価で購入できる |
NFT
メタバースゲームの多くはブロックチェーン上で成り立っているので、ゲーム内のアイテムはNFT化されています。そのため、アバターにアイテムや装備を装着させるにはNFTを入手しなければいけません。
ゲーム開始時は最低限のNFTアイテムしかないため、装備やアイテムを整えようとするとマーケットプレイスなどでNFTを購入する必要があります。NFTを購入するためには、まず仮想通貨を購入するところから始めてください。
仮想通貨を購入するためには国内取引所のCoincheckがおすすめです。Coincheckではビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）などの主要銘柄を含めて、17銘柄を取り扱っています。仮想通貨初心者にもおすすめの取引所なので、Coincheckに登録しましょう。
仮想通貨取引所に登録する
仮想通貨を購入するためには、取引所への登録が必須です。ここでは国内取引所のCoincheckに登録する方法を紹介します。Coincheckに登録するためには、まず公式サイト右上か中央にある「会員登録」をクリックしてください。
すると、以下のページへ移行します。
メールアドレスとパスワードを設定して、「会員登録」をクリックしてください。設定できれば会員登録が完了するので、そのまま本人確認を済ませてしまいましょう。Coincheckで本人確認するためには、以下の書類が必要です。
- 運転免許証
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
書類を提出して本人確認ができたら、仮想通貨取引ができるようになります。Coincheckの評判を知りたい方は以下のページをご覧ください。
metamaskを開設する
ブロックチェーンを採用したメタバースの多くは、Metamaskと呼ばれるデジタルウォレットで資産管理しています。Metamaskを登録するにはまず、公式サイトにアクセスしてください。
Metamaskのアカウントを新規登録する際には、「Chromeから削除します」の箇所に「Chromeに追加」と表示されているはずです。セットアップ画面に移行するので、「ウォレットを作成」をクリックしましょう。
パスワードと秘密のフレーズを登録すれば、設定完了です。
メタバースを始めて新しい世界を体験しよう
メタバースのやり方について解説しました。
どこに登録して何をしたらいいかわからない人は、今回の記事を参考にメタバースを体験しましょう。
メタバースのやり方に関するよくある質問
メタバースのやり方についてよくある質問をまとめました。
メタバース上の土地の買い方を教えてください
メタバースでは現実世界と同じように土地を購入できます。購入した土地は自分だけの空間になり、自分だけの建築物やイベントブースなどを出店可能です。メタバース上で土地を購入できるゲームとしては以下のゲームなどがあげられるでしょう。
- The Sandbox
- Decentraland
- Cryptvoxels
今回は上記のゲームのなかでも、The Sandboxで購入できる土地「LAND」の購入方法を簡単に紹介します。LANDを購入するまでの手順は以下の通りです。
- The Sandboxのアカウント開設
- Metamaskを接続
- NFTマーケットプレイスでLANDを購入
LANDはNFTマーケットプレイスで購入可能です。Open Seaなどの大手マーケットプレイスでもLANDを購入できますが、ゲーム内のマーケットプレイスでも購入できるので、お気に入りのLANDを探してみてください。
ゲームよりも投資を始めたい
メタバースゲームをプレイして稼ぐというよりも、メタバース関連の銘柄に投資して稼ぎたいという人もいるでしょう。そこで、メタバース関連の仮想通貨でおすすめの銘柄を5つ集めました。メタバースへの投資を考えている人は参考にしてください。
| SAND | The Sandboxで利用できる仮想通貨 |
| MANA | Decentraland内で利用できる仮想通貨 |
| ENJ | ・Enjinプラットフォームで利用できる仮想通貨
・プラットフォーム内で共通に使える |
| DEP | 将来的にはメタバース空間の提供も視野に入れているプラットフォームで使える仮想通貨 |
| ATLAS | 宇宙が舞台のメタバースゲームで利用できる仮想通貨 |
スマホでもメタバースはできる？
メタバースはスマホでも利用できる場合もあります。例えば、Clusterはスマホでも利用できるメタバースです。スマホでメタバースに参加できるため、ユーザーの利便性がかなり向上しました。
他にもNTTドコモは「XR World」と呼ばれるメタバースを提供していて、アバターを利用しながらさまざまな人とコミュニケーションがとれます。スマホを通じて気軽にコミュニケーションがとれる世界になれば、さらにメタバースも注目されていくでしょう。
企業がメタバースを始めるビジネスチャンスはある？
企業がメタバースを始めるビジネスチャンスはまだまだあります。実際にスポーツアパレルブランドのNIKEは独自のメタバース空間を提供していて、さまざまなゲームを体験可能です。さらに、adidasではメタバースゲーム「The Sandbox」で着用できるNFTアイテムを発行しています。
また、パナソニックではメタバース向けのマイクやゴーグルを開発していることから、各企業が本格的にメタバース事業に名乗りをあげているのが分かります。とはいえ、まだまだメタバース領域は発展途上の分野でもあるので、今から参入しても問題ありません。
