出張買取のトラブル事例と注意点は?悪質な業者に巻き込まれないために
ライター
メタロマン@仮想通貨・副業ライター

メタロマン

マネーちゃんβ編集長

WEBライター歴11年。昔は紙(太陽光発電などをテーマにした業界紙)でも書いていました。「実際に使ってみる・取材してみる」を心がけています。
得意なこと:買取(楽器・オーディオ・ブランド品・ゴルフなど、事業者様と多数お付き合いあり。査定経験もあります)、仮想通貨・NFT・メタバース、音楽、副業

独立行政法人国民生活センターによると、出張買取のトラブル相談件数は2021年に4,867件ありました。

「不用品の買取をお願いしたつもりが貴金属を買取された」
「見積額が合わず断ったが帰らなかったので、ブランド物のバッグを売らざるを得なかった」

出張買取でトラブルに巻き込まれる事例や注意点を紹介します。これから出張買取を依頼したいと考えている人はぜひご一読ください。

出張買取のトラブル事例

出張買取でよくあるトラブル事例をまとめました。

トラブル1.電話勧誘による出張買取

ご自宅に「着物を出張買取します」といったうたい文句で電話がかかってきて、ご自宅に来た業者が貴金属を狙っているケースです。

通常、まっとうに営業している買取業者は電話勧誘をして訪問査定をしません。例えば、着物買取を得意とする東証グロース上場企業のバイセルは、「電話後の出張買取をしない」と宣言しています。

電話勧誘による出張買取はトラブルに巻き込まれる危険性があるので注意しましょう。

トラブル2.飛び込みによる出張買取

ご自宅に突然査定員が押しかけ、貴金属やブランド品を安く買取されるトラブルです。

特に、飛び込みで自宅へ出張買取に押し掛ける業者は、脅迫まがいの言動や泣き落としなど、あの手この手を使ってご自宅の金目の物を買い取ろうとします。押し買いと呼ばれる手法ですが一度飛び込みされたら帰ってもらえません。

特に、高齢者が一人で自宅にいるお昼時を狙って出張買取に来る可能性があるので注意しましょう。

トラブル3.無料の不用品回収・買取のトラック

住宅街を「ご不用品を無料で回収します」とアナウンスしながら走る軽トラックを見かけたことがあるかもしれません。しかし、不用品を軽トラックに積んだあとでトラブルに巻き込まれることがあるようです。

例えば、「無料というアナウンスだったがよく聞いたら有料だった」「無料のつもりで軽トラックに不用品を積んだあとに料金を請求された」など、実は有料というトラブルが少なくありません

最近は、自宅で段ボールにいらないものを詰めて送るだけの不用品買取サービスも登場しました。以下のサイトで不用品買取のおすすめ店を比較しているのでご覧ください。

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トラブル4.不用品買取のチラシ

「不用品買取します」あるいは「不用品無料で回収します」といったチラシも悪質な業者の可能性があります。

チラシやポスティングはさまざまな企業が実施しているため、一概に悪質な業者とは言えません。ただし、悪質な会社が貴金属を狙って出張買取を促すチラシを配り、電話をかけさせようとしている可能性があります

電話する前に信頼できる会社か確認しましょう。

危険な出張買取を防ぐために注意すべきこと

出張買取業者を選ぶときは悪質な業者を避けるために以下の点に注意しましょう。

  • 売りたいものの相場を事前に調べる
  • 信頼できる会社か確認する
  • 可能なら事前見積を出してもらう

売りたいものの相場を事前に調べる

売りたいものがある場合、相場を理解しておけば出張買取業者とのトラブルを減らせます。査定額に違和感があったときに査定員に尋ねられるからです。

「商品名 買取 相場」などと調べてみましょう。さまざまなサイトで買取価格の相場を掲載しています。

もし、調べても自分がお持ちのものの買取価格の相場がわからない場合、おそらく定価の10~20%程度を目安にしてください。もし大きな傷や故障がある場合、もう少し買取価格が下がるかもしれません。

相場を知っておけば出張買取時のトラブルを防ぐことができます。

信頼できる業者か確認する

出張買取業者は、必ず自分の目で信頼できる業者かを確認してから選びましょう。きちんと届け出を出している業者や知名度が高い業者なら、トラブルに巻き込まれるリスクが下がるからです。

該当する業者が古物商許可を取得しているか確認しましょう。「社名 古物商許可」で調べると、公式サイトのホームページに古物商許可証の番号が記載されていると思います。また、管轄する地域の公安委員会のホームページでも確認できるので、両方見ておくと確実です。

また、テレビCMを放送していたり芸能人をイメージキャラクターに起用していたりするなら、違法な業者ではないと考えられます。少なくとも悪質なトラブルに巻き込まれる危険性は低いはずです。

可能なら事前見積を出してもらう

事前査定に対応している業者の場合、あらかじめ電話やLINEで買取価格を査定してもらいましょう。概ねいくらになりそうか確認してから出張買取をお願いすれば、査定額が極端に下がるようなトラブルには巻き込まれにくいです。

実物を見てから、理由をつけて買取価格を安くしようとする業者も少なくありません。もし、あまりに不当な理由なら断って追い返せばよく、「警察を呼ぶ」なども有効な手段になると思います。

出張買取のトラブルは注意点を理解して未然に防ごう

出張買取の被害相談は年間約5,000件あるので、多くの人が何らかのトラブルに悩まされていると思います。しかし、注意点を理解して実践したら悪質な業者から身を守ることが可能です。

せっかくご自宅に眠っているものを売却するなら、できるだけ気持ちよく売りたいと思います。出張買取でよく起きるトラブルを理解し、納得いく買取をしましょう。

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