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メタロマン@仮想通貨・副業ライター

メタロマン

マネーちゃんβ編集長

WEBライター歴11年。昔は紙(太陽光発電などをテーマにした業界紙)でも書いていました。「実際に使ってみる・取材してみる」を心がけています。
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エモ~激情ハードコアバンドをやっているので、激情系の歴史や好きなバンドを記事にまとめました。

激情・叙情系ハードコア関連の好きなバンドを紹介します。人生で初めて激情ハードコアに触れたのは『HATE YOURSELF AND LOVE THE FATE』でした。

HATE YOURSELF AND LOVE THE FATE

このコンピレーションアルバムでbirthの『結んで開いて』を聴いたんですが、ひっくり返るほどかっこよかったことから激情系やハードコア・パンクに目覚めました。

気に入ったバンドがいたら、ぜひレコードやCDを購入してください。

激情系とは?

激情系ハードコアとは、EMOやハードコア・パンクの派生ジャンルです。特に、金切り声のような発生のシャウトやポエトリーリーディングによる歌が多く用いられます。

激情系は海外ではリアル・スクリーモと言われることもあるようです。まずは激情系ハードコアバンドを紹介する前にルーツ的なバンドをたどります。

激情系のルーツ

激情系について明確な定義はありませんが、カオティック・ハードコアやパワーバイオレンスの系譜にある音楽だと考えられます。各々の意見はあると思いますが、いくつか

THE DILLINGER ESCAPE PLAN

1997年に結成したアメリカのバンド、THE DILLINGER ESCAPE PLANはカオティック・ハードコアの祖ではないでしょうか。

ジャズやプログレッシブ・ロック、ポストロック的な要素が混ざっており、多くのフォロワーを生み出しました。

>>THE DILLINGER ESCAPE PLAN

Circle Takes the Square

Circle Takes the Squareは1999年結成のアメリカのスクリーモバンドです。

Wikipediaを見ると激情系にくくられているので、Circle Takes the Squareあたりが激情系の最初のバンドと考えている人も多いのではないでしょうか。

速くて攻撃的な楽曲は激情系のフォーマットになっていると感じます。

>>Circle Takes the Square

kaospilot

ノルウェーで2003年に結成された激情ハードコアバンドです。彼らのレビューを見る限り、すでに激情ハードコアバンドとしてくくられています。

実際に、kaospilotのフォロワーであることを公言する激情系ハードコアのバンドマンは日本でもしばしば見られます。

>>kaospilot

envy

一般的に日本の激情ハードコアバンドの祖と言えばenvyではないでしょうか。

日本のみならず海外でも活躍しており、多くのフォロワーを生み出しています。

killieも大好きなので「日本の激情系と言えばenvy」と言うのは少し複雑ですが、ここでは一般論としました。

>>envy

the cabs

1990年以降生まれで激情系をやってる人と話すと、結構な確率で「the cabsが好き」という話題で盛り上がる気がします。

変則的なリズムやシャウトなど、たしかにカオティック・ハードコアっぽさを感じます。

激情系と叙情系の違い

激情系と叙情系はしばしば同じ意味で使用されます。あえて使い分ける場合、叙情系は叙情系ニュースクールハードコアを指すのが一般的なようです。

SHAI HULUD

フロリダ叙情系ハードコアの代表的存在がSHAI HULUDです。

SAINTS NEVER SURRENDER

同じくフロリダの叙情系ハードコアバンドがSAINTS NEVER SULLENDERです。

短命バンドだったのか2枚ほどしか音源が確認できませんでした。ただ、キラキラとした叙情的なコード感とテクニカルなギター、疾走感もありながら重厚なリズムは、これぞ叙情系。

初めてしっかり聴いた叙情系ハードコアがSAINTS NEVER SURRENDERなので思い入れもあります。ちなみに、後述する5PM PromiseはSAINTS NEVER SURRENDER色が非常に強い日本のバンドでかっこいいです。

>>SAINTS NEVER SURRENDER

日本の激情系・叙情系ハードコアのおすすめバンド集めた

日本の激情系・叙情系ハードコアバンドを10バンド(2022/6/20作成)集めました。挙げ始めたらキリがなくなってくるのし、「これは激情系(あるいは叙情系)なの?」というバンドもいますが、不定期に更新しようと思います。

killie


東京の5ピースバンド。3cm tourやsoraなど日本のEMOや激情系ハードコア界隈のメンバーが集まっていることもありますが、もはや生きる伝説的な存在。過去の音源も売切れたら再販しないので、音源を入手することも困難です。

birth

山梨の3ピースバンド。激情やカオティックの流れを汲んでますが、メロディがポップ。キウイロールの影響もあるのではないかと思います。基本的にライブするなら見に行くぞってくらいに好きです。

quiqui

岐阜の3ピースバンド。プログレッシブやジャズを取り入れながらめちゃくちゃな方向に進化してます。ライブで見ると破壊的だし爆音過ぎて「本当に3ピースなの?」とびっくりします。実は静かな曲もいい。

to overflow evidence

福島・いわきの5ピースバンド。メロディがしっかりしててライブだとシンガロングが盛り上がります。ONA FESまた見に行きたい。

Hopeless Raven


東京の5ピースバンド。たぶん、叙情系に該当すると思うんですけど、テクニカルだし曲構成もいいです。2019年かな、雨がめちゃくちゃ降ってたONA FESで『灯る日』演奏してて泣きました。最初のアルペジオからのリフよくないですか?
ちなみに、killieのときは雨めちゃくちゃ降ってて、それはそれで悪魔的にかっこよかった。

kOTOnoha

長野の5ピースバンド。激情系というか、最近はハードコアよりもヒップホップ要素が強いです。ライブではフリースタイルラップも取り入れてて、枠にはまらない感がいい。でかいライブとかでエモいフリースタイルやってるときにぐっと来ます。

Heaven in her arms

東京の5ピースバンド(envyが主宰するSONZAI RECORDSに所属)。コードの雰囲気がヨーロッパっぽいというか、シンプルなパンクを聴いてるときに出てこない感じで印象的です。ライブ見たことない。

5PM Promise

滋賀の5ピースバンド。キラキラしたギターのコード感が気持ちいい叙情系のスクリーモは、どこかで「滋賀のSAINTS NEVER SULLENDER」って書いてあったのは納得でした。ただ、メロディもあって、それがまた美メロ。

sans visage

東京の3ピースバンド。ヨーロッパツアーなどにも出ており、若手の激情系ハードコアバンドの中でも注目度が高いです。Sans Visageも3人と思えないくらいライブでは爆音。

lang

東京の5ピースバンド。曲はハードコアなのに、なぜこんなにアコースティックな雰囲気を感じさせるんだっていうくらい、ボーカルが唯一無二です。