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メタロマン@仮想通貨・副業ライター

メタロマン

マネーちゃんβ編集長

WEBライター歴11年。昔は紙(太陽光発電などをテーマにした業界紙)でも書いていました。「実際に使ってみる・取材してみる」を心がけています。
得意なこと:仮想通貨・NFT、音楽、副業、買取、アプリ

2021年12月21日、北海道日本ハムファイターズのBIGBOSS・新庄剛志監督が仮想通貨取引所のbitpoint(ビットポイント)と契約。Jasmy(ジャスミー)に関するプロモーション動画と、報酬の一部をJasmy Coin(ジャスミーコイン。以下特段の注記がない限りJasmy)で受け取ることが話題になりました。

 
仮想通貨は日本では未知の領域と考える方も多いかもしれません。しかし、Jasmyは日本旅行株式会社やVAIO株式会社(ソニーのPC事業を承継)など、日本国内の上場企業や有名企業と多数提携しています。

今回は、Jasmyおよびジャスミー株式会社について紹介します。

※本記事は投資を推奨する内容ではありません。あらかじめご容赦ください。

この記事のポイント

  • Jasmyはソニーの経営陣が運営するプロジェクトである
  • 最高値は5ドルだが一時期0.01ドルまで暴落した
  • CoinbaseやBinance上場などで再度注目されている

2022年2月現在、Jasmyを購入できる国内の仮想通貨取引所はBITPoint一択です。もしJasmyを購入する場合は以下から無料で口座を開設しましょう。

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Jasmyとは?

通貨/トークン名

Jasmy Coin

シンボル

Jasmy / JMY

価格(2021年12月現在)

約8.24円

時価総額(2021年12月現在)

39,163,925,806円

市場ランキング(2021年12月現在)

254位

発行上限枚数

50,000,000,000枚

循環供給量

4,754,930,780枚

コントラクトアドレス

0x7420B4b9a0110cdC71fB720908340C03F9Bc03EC

主な取引所

BITPOINT / Binance / bybit / Gate / MEXC

Jasmyは「データの民主化」を掲げるジャスミー株式会社が発行するトークンです。

まずはJasmyの発行元のジャスミー株式会社の経営体制などを紹介します。

Jasmyの基本思想

Jasmyはセキュア(安全)な状態で、自分自身で個人のデータを管理できる仕組みを構築しています。Jasmyの基本思想を理解するにあたって、まずは2021年のインターネット社会の基本的な構造を理解しましょう。

2021年現在、私たちはWeb2.0と呼ばれる社会を生きています。Web2.0の構造を図解にしてみました。

Web2.0の構造

Web2.0の旗手であるGAFA(Google,Amazon,Facebook,Apple)など、いまのインターネットには巨大なプラットフォーマーが存在します。彼らは、ユーザーの行動履歴や個人情報を保有し、さまざまな目的で使用しています。

 
例えば、一度訪問したサイトの広告が別のサイトを見ているときに出てくる(リターゲティング広告)などの経験があるかもしれません。しかし、監視されているようで気味が悪いと考える方もいるようです。また、中央集権型システムのもと集められた個人データがサイバー攻撃やヒューマンエラーによって、個人情報流出の事件が起きています。

 

ジャスミー株式会社は、ブロックチェーン技術を活用し、IoT機器の所有者が企業への情報提供可否などを自ら制御できる機能を提供する社会づくりを目的に誕生しました。

ジャスミーの製品・サービスが普及すると、ユーザーが自ら個人情報の提供可否を決めることができると同時に、今までは一部企業が独占していたデータを情報漏洩や個人が特定されるリスクなく多くの企業が社会発展のために使えるようになります。

 
後述しますが「Jasmy IoTプラットフォーム」上で個人情報を提供したユーザーへの対価として、Jasmyが使われるのではないかと考えられます。ただし、ジャスミー株式会社のロードマップではJasmyによって支払う旨は記載されていません。

 

ジャスミー株式会社の経営体制

会社名

ジャスミー株式会社

代表取締役社長

佐藤一雅

役員

代表取締役 安藤国威

取締役副社長 吉田雅信

所在地

東京都港区北青山一丁目2番3号 青山ビル5階

設立

2016年4月5日

事業内容

IoT向けのプラットフォームおよびソリューションの提供

ジャスミー株式会社は、VAIO株式会社(ソニーのPC事業を承継)と提携しています。ほかにも、日本旅行株式会社との実証実験やトランスコスモス株式会社とコンタクトセンター用のセキュアPCを共同開発するなど、創業5年のベンチャー企業と思えないIRを発表してきました。

 
ジャスミー株式会社がダイナミックな事業展開を続けられる一因はソニーの経営層出身者で固められた経営陣です。

 

代表取締役社長の佐藤一雅氏は、ソニースタイルドットコム株式会社やソニースタイル・ジャパン株式会社の代表取締役社長を歴任。代表取締役の安藤国威氏もソニー株式会社代表取締役社長、取締役副社長の吉田雅信氏もソフトバンクモバイル株式会社常務執行役員を経て、ジャスミー株式会社の役員に就任しています。

 
ちなみに、安藤氏はソニー時代にappleのスティーブ・ジョブズと対談しています。ジャスミー株式会社の公式アカウントが以下の投稿をリツイートしていました。

 

上記のことから、仮想通貨トレーダーの間ではappleとの提携と、それに伴う価格高騰を期待してJasmyを保有する方が少なくありません。

ジャスミーの特徴

ジャスミー株式会社が発表するホワイトペーパーをもとにJasmyの特徴について紹介します。

 
ジャスミー社は「IoTとブロックチェーン技術の融合により個人情報を保護し、Web3.0時代に日本が世界をリードする会社を作る」と考えています。

 

開発コンセプト

Jasmyの開発コンセプトは「データの民主化」です。分散化された民主的な世界(Jasmy Decentralized Data Democracy)を目指し、どの企業でもデータの利活用ができる時代を目指しています。

 
ジャスミーは、ご自身のID情報やアプリケーションの利用履歴、IoT機器のデータなど、個人から許諾を得たうえでデータを利活用できるようにします。データは個人・企業・社会全体の便益のため利活用されます。

 

2021年、私たちはWeb2.0と呼ばれるインターネット社会を生きています。ジャスミーが掲げる「データの民主化」のゴールは、特定の企業がデータを寡占するWeb2.0時代からオープンにデータを利用できるWeb3.0時代への進化と言ってよいでしょう。

  • データ活用の利便性の追求
  • 価値を生みだす「場」の想像
  • イノベーションへの貢献

ジャスミーの目指す世界は、どんな企業や組織、あるいは個人であってもビッグデータを活用できる環境を提供することです。データ利活用により情報が分散化された世界を生み出すことは、イノベーションが起きる社会だと言えます。

分散によるデータ社会の実現

ジャスミーは「すぐに使えるIoT」というスローガンのもと、企業・個人がデータを利活用しながら、同時に情報が保護できる仕組みを目指します。データ社会実現のために2つの分散処理技術を駆使します。

エッジコンピューティング

エッジコンピューティングとは

ジャスミーのプラットフォームは、デバイスに独自のモジュールを組み込み、演算処理を分散化します。特定のサーバーに稼働負荷がかからず、各端末が自律的に稼働するのでセキュリティの脆弱リスクも低減できることが特徴です。

分散型ネットワーク&ストレージ

分散型ネットワーク

ジャスミーはブロックチェーン技術の活用により、データの民主化を目指しています。

ブロックチェーン技術は、不特定多数のユーザーが承認者となり情報の確かさを担保するのが特徴です。トランザクション(取引)履歴の情報が暗号化されているため、情報漏洩のリスクは少なくなります。また、過去のトランザクション履歴は複数のユーザーが承認しているためほぼ改ざんできません。

セキュアな状態でデータが蓄積されるため、ユーザーが安心してジャスミーエコシステムに参加できると同時に、企業や組織は気軽にビッグデータを利活用できます。

 
個人情報の保護が叫ばれる時代ですが、ジャスミーは個人情報保護と適切な利活用の両立を目指しています。情報を暗号化できると同時にオープン化するブロックチェーン技術は、ジャスミーが目指すデータ社会の実現との相性がよいです。

 

ジャスミーエコシステム

ジャスミーエコシステム

ジャスミーエコシステムとは、ジャスミーのコア技術を活用し、個人や企業がデータの交換によって利益を得られる仕組みのことです。

ジャスミーエコシステムの特徴

ジャスミーエコシステムの特徴を企業・個人の視点で紹介します。

個人にとってのメリット

ジャスミーエコシステムに関わる個人が享受できるメリットは以下の通りです。

  • 利便性の高いIoT機器を利用して便益を享受できること
  • 精度の高い自らのデータを選択・制御・提供して報酬を受け取れること
 
ジャスミーはセキュアな状態でIoT機器を利用できたり報酬を得られたりするため、個人の方がデータを提供する意義が生まれます。

 
企業にとってのメリット

ジャスミーエコシステムに関わる企業が享受できるメリットは以下の通りです。

  • 対価を支払えばユーザーデータを利活用できること
  • プラットフォーム構築および運用にかかる人件費やサーバー利用料のコストダウンができること

データを活かした製品やサービスの開発や正確な経営分析ができるため、ジャスミーエコシステムへの参加によって顧客数・売上の増加が見込めます。

 
ジャスミーが掲げる「データの民主化」が実現されると、さまざまな企業がビッグデータを活用した製品・サービスの開発ができます。Web2.0社会と違い、つまり、ジャスミーエコシステムの達成により社会全体の利益が生まれる可能性があるのです。

 
リワードシステム

ジャスミーエコシステムを支える要素がリワードシステムです。

リワードシステムとは、データの生産者に対価(リワード)を支払う仕組みを言います。ユーザーは自らデータの提供可否および提供範囲を決めることができ、企業や組織にデータを提供することで報酬を得ます。

Jasmy(ジャスミーコイン)は、さまざまな役務やサービスなどの価値交換の証明・代価弁済に使えることが特徴です。限定された利用目的ではないため、多くの人に利用されるトークンになると考えられます。

 
ホワイトペーパーでは明言されていませんが、リワードシステムの文脈でトークンの話題が記載されていました。リワードシステムの対価がJasmyになる可能性もあるはずです。

 

パーソナルデータロッカー

ジャスミーの構想を支えるのがパーソナルデータロッカーです。これにより、個人が生成したデータを自身の意思で提供して対価を得るジャスミーエコシステムが実現します。

パーソナルデータロッカーとは、分散ストレージの中に自分のデータを保管・保護できる仕組みです。SKC(セキュアナレッジコミュニケーター。個人に帰属するデータを本人が制御・管理・追跡できる)という技術を活用しており、安全にデータを格納することができます。

ジャスミーはパーソナルデータロッカーを実用化するため、さまざまな企業と実証実験に取り組んでいます。例えば、株式会社ヴィッツのTISIWIT(入退場管理システム)と提携して、非個人情報(趣味や生年)から個人を特定し、ユーザーに寄り添ったサービスの実現を可能にする実験に取り組みました。

参考:株式会社ヴィッツ|TISIWIT

参考:PR TIMES|Jasmy Personal Data Lockerが株式会社ヴィッツのTISIWITに搭載されました

仮想通貨Jasmyの将来性と今後

仮想通貨バブルの2021年、Jasmyの評価額は2021年2月の5.5ドルから7月の0.01ドルまで乱高下しました。ここでは、Jasmyの将来性や今後の展望について公式からの発表をまとめます。

(価格予想ではありません)

ジャスミーのロードマップ

ジャスミーのロードマップを見ると、4つのフェーズに分けて市場への浸透を目指していると明言しています。

普及期(第1期)

ジャスミーのコア技術を活かして、さまざまな企業とIoT機器の導入や新たなソリューションの開発に努める時期です。企業と個人の双方が利益を得られる仕組みを作り、広く普及することを目指します。

ジャスミー株式会社は、2019年からトランスコスモス株式会社とコンタクトセンターアプリケーションを共同開発してきました。顧客の問い合わせ時間削減や応対履歴から生まれたコミュニケーションデータの利活用、コミュニケーションデータの安全な管理運用など、コンタクトセンターが抱える課題解決や豊富なデータの利活用に向けて実証実験のようです。

2021年には、ジャスミーとトランスコスモス株式会社がLINEチャットと連携したコンタクトセンターのソリューションを発表しました。他にも、2021年にはジャスミーと株式会社日本旅行の実証実験の検討開始に関するIRも発表されています。

ロードマップを見る限り、価値成長期に向けてさまざまな業種のデータを集積しながら、パーソナルデータロッカー数を増やすことが狙いのようです。

 
振り返ると2021年のジャスミーは普及期にあったのではないかと考えられます。後述するように、さまざまな企業との提携や取引所への上場などのIR発表が盛んでした。2021年秋頃から市場へ普及させる過程でJasmyの価格が暴騰したと考えられます。

 

参考:トランスコスモス株式会社|トランスコスモス、国内初のブロックチェーンを使用した本格的なコンタクトセンターアプリケーションを開発へ

価値成長期(第2期)

ユーザー数の拡大と、交換できる個人データの質量の向上・増加を目指す時期です。ロードマップでは、プラットフォームでは参加する企業数の拡大を主な目標としています。参加企業数に伴い、その企業を通じて個人ユーザーがさらに増えるからです。

価値成長期には、個人ユーザーがデータ提供をすると報酬を受け取れる仕組みが明確になり、データを求める企業数の増大が期待できます。多くの企業がデータロッカーの重要性に気付く時期にはデータの価値が上昇するのではないかというのが、ジャスミー社の目論見です。

 
先述の通り、ジャスミーの公式Twitterでappleとの関係性を匂わせていました。仮にappleがジャスミーと一緒にビジネスを始めるなら、より多くのデータがデータロッカーに集まることは想像に難くありません。

 

エコシステム拡大期(第3期)

個人データが価値を創出できる時期にはリワードシステムが構築されており、個人がデータを提供するとリワード(報酬)が受け取れる環境が構築されています。データとリワードの交換によりジャスミーの価値が上昇するとともに、ジャスミーエコシステムが確立されるという狙いです。

 
あくまでもジャスミーは中立的な立場にあり、中央集権的にデータを蓄積しているわけではありません。Web2.0の企業との大きな違いです。

 

データマーケットプレイス確立期(第4期)

透明性がある個人データの利用を実現するため、ジャスミーデータマーケットプレイスの確率が必要な時期です。プラットフォーム上で個人が安全にデータ許諾を行い、マーケットプレイス上でやりとりできると、より活発なデータ提供が進むと考えられます。

 
データマーケットプレイスを介した安心安全なデータの提供は、ジャスミーが目指すWeb3.0時代の姿だと考えられます。現時点では想像しにくい未来の姿ですが、ソニー出身の経営陣が関わっており、将来性が見込めるプロジェクトと言えそうです。

 

ジャスミーの最新情報

 
ジャスミーの最新情報は公式サイトとCFOの原田浩志氏のTwitterを見るとわかりやすいです。2021年9月から25週連続IRと銘打ったマーケティング活動が活発的に見られます。

 

ジャスミーの最新情報について2021年12月時点の情報を一部お届けします。

プロジェクトの進捗状況

2021年10月、Jasmy Secure PCのサンプル出荷が開始されました。リモートワークに適した機能を搭載しています。

Jasmy Secure PCの特徴は、PC内のデータを安全に監視・管理できることです。利用者がどのようにPCを利用しているか管理者はリアルタイムで確認できます。同時に不要な情報までは監視できず、プライバシー確保できる点も特徴です。

また、JasmyとMetaVisaのAMAではメタバース領域への参入も発表しています。ブロックチェーン技術を駆使した新規事業領域への参入も計画しているようです。

参考:PRTIMES|リモートワークやモバイルユースに最適なソリューション 「Jasmy Secure PC ベーシック版」のサンプル出荷を開始

参考:Yahoo! Finance|Jasmy x MetaVisa Announce Cooperative AMA and Giveaway

25週連続IR

ジャスミーCFOの原田氏はTwitter上で2021年9月から25週連続IRを発表しています。Coinbaseやbybitへの上場、MEXCでのJasmyキャンペーンなどは仮想通貨投資家の間で注目を集めました。

 
25週連続IRの実施決定は、2022年3月まで発表できる情報が決まっており、プロジェクトの進捗が良好だと考えることもできます。3月にどんなプレスリリースがあるか楽しみにしましょう。

 

Jasmyの現在の価格と過去チャートの推移

仮想通貨投資家の方からすると、Jasmyの価格やチャートの推移に関心があると思います。これまでの値動きについて見てみましょう。

Gate上場時の最高値

Jasmyの週足チャート

JasmyがGate.ioに上場した2021年2月、Jasmyの価格は5.486ドルまで上昇しました。仮想通貨市場全体がバブル相場だったことも影響していますが、取引所へ上場すると2倍程度に価格高騰することは珍しくありません。

 
1ドル以上の価格で夏頃まで推移しますが、2021年7月には最低価格0.01ドルまで落ち込みます。

 

coinbase上場

 
Jasmyの価格高騰が注目を集めたタイミングが2021年10月のcoinbase proとcoinbase(コインベース)への上場です。

 

Jasmyのcoinbase上場時のチャート

Jasmyが世界最大級の仮想通貨取引所であるcoinbase社に上場したことから、信頼できるトークンという認識が投資家の間に生まれ、0.01ドル台だった価格はわずか1週間程度で0.09ドルまで上昇しました。

BITPOINT上場(日本上場)

Jasmyのbitpoint上場時のチャート

2021年11月、Jasmyは日本の仮想通貨取引所BITPOINT(ビットポイント)に上場しました。上場時、取引価格は2021年7月以降の最高値である0.35ドルまで上昇します。

 
日本は世界で一番仮想通貨の上場審査が厳しい国です。したがって、金融庁のホワイトリスト入りしたJasmyは比較的信頼できる通貨と言えます。

 

Binance上場

JasmyのBinance上場時のチャート

2021年11月、Jasmyは世界最大の仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)に上場を果たしました。1週間程度で価格は2倍以上の0.28ドルまで上昇します。

 
Binanceへの上場にはホルダー数の多さが関係します。2021年10月からさまざまな取引所へ連続上場を果たしていたJasmyですが、世界に通用する日本産のトークンであることが証明された瞬間と言えそうです。

 

Jasmyの暴落理由

Jasmyの情報を調べると、「詐欺」「怪しい」といった声が見られます。金融庁のホワイトリスト入りする通貨ですが、なぜネガティブな意見があるのでしょうか。

これまでに、仮想通貨代理店の縁故販売の詐欺に対して集団訴訟を起こされたり、インフルエンサーが買い煽りをしたあとで暴落したために非難されたりと、Jasmyの価格下落から詐欺・怪しいと言われてきた歴史があります。500円まで価格がついたコインですから、1円まで価値が下がるなら悪評が立つのは仕方ありません。

 
Jasmyが「怪しい・詐欺」と言われてしまう詳細な理由は、『Jasmyが詐欺・怪しいと言われる理由は?無料配布キャンペーンの真相』の記事にまとめました。ご購入の前にぜひご一読ください。

Jasmyが怪しい・詐欺と言われる理由

「Jasmyは詐欺(スキャム)コインだ」と呼ばれている時期がありました。Twitterを見ても詐欺ではないかという口コミが複数見られます。

こうしたツイートの裏側について調査しました。

ICO代理店を装った縁故販売詐欺に対する訴訟

2018年4月から5月にかけて、仮想通貨ICO代理店の販売者らが縁故販売により計10種類のコイン・トークンを販売しました。当時販売された仮想通貨はBrahmaOs(ブラフマOS)、ODIN(オーディン)とともに、Jasmyも含まれていたようです。

購入希望者が申込や支払いが完了してもトークンの配布がされず、詐欺ではないかとして集団訴訟に向けたプロジェクトが立ち上がりました。

ジャスミー株式会社の公式からは、「自社または自社の関係会社から仮想通貨を販売する行為はしていない」と明言しています。仮に、上記のように割安でJasmyを購入できると販売を持ちかけられても購入しないようにしましょう。

参考:enjin|橋本氏/服部氏/y氏/金尾氏/SHO氏の仮想通貨ICO代理店を装った縁故販売に関する集団訴訟の詳細情報

参考:ジャスミー株式会社|当社もしくは当社の関係会社を名乗る者からの暗号資産(仮想通貨)等に関する勧誘についてのご注意

Gate上場以降の大暴落

2021年2月、中国を拠点にする仮想通貨取引所のGateにJasmyが上場したとき、最高値である5ドル(500円)以上の価格を付けました。その後、2021年7月には500分の1の1円以下まで下落しており、スキャム(詐欺)コインという意見も出ているようです。

Jasmyに限らずどの仮想通貨でも共通していますが、上昇トレンドの相場でユーザーが多い取引所に上場したら価格が高騰するのは必然だと言えます。暴落した理由が詐欺というわけではなく、過熱相場での上場によって価格が高騰しすぎたとみるのが自然でしょう。

プロジェクトの進行と価格が比例しないことは往々にしてあるので、この点はやむを得ないかもしれません。

インフルエンサーの投稿後の暴落

2021年6月頃、過熱がひと段落したJasmyに注目したとあるインフルエンサーが「今後Jasmyが高騰する」とTwitterやYouTubeなどで発言しました。しかし、彼がJasmyを推奨した後、価格は暴落します。

インフルエンサーの根拠は日足・週足レベルで特大APS反応(大口が買うまたは売るときに出るチャート上のインジケーター)だったようです。後の25週連続IRや価格高騰を考えたら正しかったかもしれませんが、投機目的の方からすると投資したお金が10分の1以下になっています。

 
Jasmyはプロジェクトの経営陣やIRのネームバリューが先行しているトークンです。仮想通貨は値動きによって詐欺と言われてしまいがちですが、ジャスミー株式会社全体の動きを見ていくほうがよいでしょう。

 

Jasmyの怪しい無料配布の真相

ジャスミー株式会社と仮想通貨取引所MEXCは、Jasmyの無料配布(エアドロップ)キャンペーンを複数回実施しています。 

日本人ユーザーだけでも50,000Jasmy(無料配布時の価格で100万円以上)の大型キャンペーンでした。そのため、「Jasmyを無料配布するなんて怪しい」という方も見られました。

 
仮想通貨の業界では、マーケティングキャンペーンの一環として無料配布(エアドロップ)をするのは珍しいことではありません。トークンの価値が低い時期に配布してホルダーを増やしておくと、例えば大手の仮想通貨取引所への上場が有利になると言われているからです。

ホルダーの多さはその仮想通貨の支持率と考えることもできます。 トークンの価値が低い時期に無料配布キャンペーンを行えば、受け取ったホルダーは「今は少額だけど10倍(テンバガー)になるかも」と考えて所有します。エアドロップイベント自体でトークンの知名度も上がるため、無料配布が怪しいわけではないのです。

参考:MEXC|MEXC 日本限定イベント:JASMYを保有&取引して、50,000 JASMYを手に入れよう!最終結果発表

Jasmyが購入できる取引所や保管方法

Jasmyを購入する方法やトークンを保管する方法を紹介します。

 
繰り返しますが投資を推奨する内容ではありません。もしJasmyにご興味がある場合、ご自身で調査の上、自己責任でのご購入をお願いしています。

 

取引所での購入方法

投機あるいは投資目的でJasmyを購入する場合、国内取引所はBITPOINTのみ、海外取引所ではGateやMEXC、Binanceなどが挙げられます。どこで買うか迷ったら、まずは国内取引所のBITPOINTで選ぶとよいでしょう。

 
BITPOINTは2021年12月現在、唯一Jasmyが購入できる国内の仮想通貨取引所です。初めて仮想通貨トレードをする場合、海外取引所の開設や送金はハードルが高いので、管理がしやすいBITPOINTから投資をスタートしましょう。

 

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ウォレットへの保管方法

 
Jasmyは2021年5月からウォレット保管ができるようになりました。

 

Jasmyを保管するときはmetamaskウォレットを使いましょう。すでにウォレットをお持ちの場合、以下の手順でJasmyを保管できます。

 
2018年、コインチェック事件で仮想通貨取引所がハッキングされたことを覚えている方もいるかもしれません。より安全にJasmyを管理したいならウォレットに保管しましょう。

 

参考:Jasmy League|「MetaMask」にJasmyCoinが登録