おでんとビールをローカル線で味わう!?
しぞ~かおでんトレインに揺られてきた!
こんにちは、ライターの馬場です。
しんしんと冷え込む1月27日(金)午後7時。編集部の山口さんと一緒に、とあるイベントにやってきました。
それは「しぞ~かおでんトレイン 静岡おでんフェア号」です。
普段、通勤や通学でお世話になっている静岡鉄道さんの電車内で、ほかほかしぞ~かおでんと飲み放題の生ビールを楽しめる夢のようなイベントだと伺ったのですが、「電車の中でおでん」・・・。いったいどんなイベントなんでしょうか。
想像に胸を膨らませながら、とびきりおなかをぺこぺこに、のどをカラカラにさせて電車へと乗りこみます。
乗り込んでみると、オープニングイベントとして獅子舞やひょっとこ踊りがスタート。さらに静岡を中心に活動されているラジオパーソナリティー、山田門努さんの軽快なトークも始まりました。乾杯前から車内はお祭りのようなムードです。
イベントの協賛であるKIRINビールの静岡支社の方による「乾杯!」の音戸を皮切りに、しぞ~かおでんトレイン出発進行です!
しぞ~かおでんトレインってなんだ?
真っ黒いスープに黒はんぺん。くしに刺さった種へ青のり、だし粉をかけていただくなど、他県のおでんにはない特徴がたくさんある静岡おでん。その歴史は長く、ルーツは大正時代にまで遡るそうです。
静岡おでんが誕生してからは、気軽に食べられる屋台や駄菓子屋が静岡の街に登場し、子どもから大人まで多くの方に親しまれてきました。またはじめはそのみてくれに驚く県外人も、1本手をのばせばその味にハマってしまうとか。
そんな静岡おでんの名店が一堂に会するのが、2017年3月10日(金)~12日(日)の開催で11回目を迎える「静岡おでんフェア」。いまわたしがお邪魔しているしぞ~かおでんトレインは、そちらのプレイベントとして開催されているんです。
とはいえ、こちらをご覧いただいたらおわかりかもしれませんが、プレとは思えない豪華さ、盛り上がり。
容器の下部についているひもを引っ張ると・・・?
加熱式駅弁容器によっておでんはほかほかです。クーラーで冷やされた屋内で食べる夏のおでんもすてきですが、やっぱり冬に食べると格別ですよねえ。とろとろの牛すじがたっぷり、黒はんぺんの大人な風味もたまりません。
またおでんだけでなく、桜エビやしらすなど静岡名産の海鮮がたくさん入ってるお弁当も隣に。
そこに生ビール。はーーーさいこうだ。
ちなみにビールには黒ビールが用意されていたり、熱燗も飲み放題だったりするので、みなさん思い思いの楽しみ方をされています。
普段ならあり得ない、電車の中という状況がまた格別!
そしてこの顔です。
お客さんにおでんトレインの感想を聞いてみた
最初におでんトレインの感想を伺ったのは、黒ビールを片手にニコニコの小島さんです(写真右)。
馬場 | こんばんは。本日はどちらからいらっしゃったんですか? |
小島さん | 静岡市です。生まれは県外なんですけど、仕事の関係で住んでいて。 |
馬場 | そうなんですね。じゃあ、静岡おでんは普段から召し上がりますか。 |
小島さん | はい。仕事帰りに青葉通りの「おでん横丁」へ行ったりして。 |
馬場 | わ~いいですね。こちらのイベントにいらっしゃった理由ってなんですか? |
小島さん | 知り合いの方にお声がけいただいたのがきっかけなんですけど、こうして電車の中でおでんを食べられるのってなかなかないので。貴重な経験になるかなって(笑) |
馬場 | 新鮮ですよねえ。実際に召し上がってみていかがですか。 |
小島さん | 非日常感はありますよね。今日は寒いのもありますし、いつもよりも特別な味がします。あたたかさが身体に沁みわたって、おいしいです(笑) |
もうひと組はご夫婦でお楽しみ!
こちらはご夫婦でいらっしゃっている新橋夫妻。到着時からおいしそうにビールとおでんを楽しんでいました。
馬場 | お酒進んでますねえ! おでんとビールのお味はいかがですか。 |
新橋さん | おいしいですよ~。もう10年くらい静岡で暮らしているので食べなれた味ではありますけど、やっぱりどこで食べてもおいしいですね。 |
馬場 | そうですねえ。普段から静岡おでんには親しんでいらっしゃるんですか? |
新橋さん | ちかくに「大やきいも」さんっていう老舗があってね、そこでよく食べます。 |
馬場 | わーー! いいですね。ご近所においしいおでんが食べられる場所があるの。こちらのイベントにいらっしゃったきっかけってなんですか? |
新橋さん | やっぱり斬新ですしね。以前、他県で暮らしていたときには「あんまりおでんを食べに行こう!」って思わなかったんですけど。やっぱり静岡おでんは静岡にしかないですし。面白いかなあって。 |
奥様 | うんうん。わたしもね、静岡おでん大好きなんです。わたしは小さいころからずっと駄菓子屋さんとかで食べていて。 |
馬場 | そうなんですね! 今日、こうした環境で慣れ親しんだものを召し上がってみていかがですか。 |
奥様 | やっぱり、おいしいです。一段とおいしい! |
このようにおでんとお酒を満喫しながら、およそ2時間かけて新静岡駅、県総合運動場、新清水駅をのんびり往復。
個人的にはガタンゴトンと、穏やかに鳴る電車の音がBGMになっているのが好きでした。
変に無音だったり、音楽が流れているよりも安心できたのか、初対面のお客さんとも会話が弾みます。
あっという間に終わった不思議な電車旅は、道中も静岡や静鉄さんゆかりのグッズのあたる抽選会や、静岡大学の現役大学生マジシャンによるマジックが披露されるなど楽しみが尽きませんでした。
同行してくださった山口さんしか知り合いのいない場所だったはずが、降車するころには「大所帯でおいしいもの楽しみにきたんだぞ!」という一体感すら生まれていました。
わたしの人見知りも気づけばどこへやら。静岡おでんと生ビールの組み合わせは、向かうところ敵なしだなあとあらためて感じました。
また生活からそう遠くないところで、びっくりするほど新鮮な気持ちを味わえる経験なんてそうないことです。そんな一石二鳥のしぞ~かおでんトレイン。今後もぜひ注目していきたいと思いました!
大満足!
3月は青葉シンボルロードでワイワイしましょ!
今回のおでんトレインは最初にお伝えした通り、3月10日(金)~12日(日)に開催される「静岡おでんフェア」のプレイベント。本番の開催地は静岡市葵区両替町にある「青葉シンボルロード」です。
内容は静岡おでんの屋台ゾーンをはじめとして、ファミリーゾーンや全国おでんゾーンなど盛りだくさん。おでんトレインでも大満足だったんですが、本番はもっと楽しめそう・・・。
これはもういくしかありません。腹はしっかりぺこぺこにしておくのが吉です。詳しい内容は、静岡おでんフェアの公式サイトでチェックしてみてください!
しぞ~かおでんフェア:公式WEBサイト