地元中学生が考える「静岡のよさ」って?
miteco編集部が職場体験で逆インタビュー!
こんにちは、miteco編集部です。
TwitterやFacebookでも紹介しましたが、mitecoには5月17日から19日の3日間、ふたりの中学生が職場体験に訪れていました。オフィスのある静岡市駿河区下川原からほど近い、静岡市立城山中学校の2年生、三輪芽衣さんと遠藤悠大くんです。
私たちが普段している仕事について実際に体験してもらっていたのですが、「どうしていまの仕事を選んだの?」やら「仕事のやりがいってなに?」やら、生徒さんが準備していたたくさんの質問に答える時間もありました。
mitecoのコンセプト「地域に根差して、地域の魅力を発信するWEBメディア」という言葉を一生懸命にメモに取ったり、企画の立て方や記事の作り方について話すと、キリッとしたまなざしでうなづいたり・・・。
中学生の子って、どうしてあんなに目が輝いているんですかね?
なかなか直視できなかった。まぶしい・・・。いつもはさまざまな人にお話しを伺って、それをまとめていく仕事をしている側なので、逆の立場になるこの体験はなんだか新鮮でした。
で、気になった。
こういう純粋で無垢な中学生さんたちから見た「静岡」って、私たちとちょっと違ったふうに見えるんじゃないか。
インタビューを受けたのでインタビューをさせてもらった
右が三輪芽衣さんで左が遠藤悠大くん。
聞くところによると、ふたりとも生まれてこの方、静岡市駿河区の用宗近辺育ち。生粋の「静岡ボーイ&ガール」です。
当然のことながら中学生と私たちは、見える角度だって違う。なにしろ歳だって、ひと回りくらい離れてる。
彼らの目線から静岡を語ってみてほしい・・・!
ということで、職場体験の合間をぬって、miteco編集部から中学生にインタビューさせていただきました。インタビュワーは編集部の山口と馬場です。
中学生ふたり組が男女だったのでこちらも・・・。なんだか緊張する。
山口 | では、はじめになんですけど、どうしてウチ(miteco)に職場体験をしに行きたいと思ったのかな? |
三輪 | 職場自体を希望していたわけではないんですけど、「何系のお仕事か?」みたいなくくりがあって。 |
遠藤 | 希望用紙があって、そこに僕たちは「WEB系」があったので、それを選んだら先生がここを紹介してくれたような形ですね。 |
山口 | あーそうなんだ。WEB系の仕事というのはふたりの希望だということか。どうして、WEBの仕事に興味があったんでしょう? |
遠藤 | 僕は、機械とかパソコンとかが好きで。WEB系の仕事だったら、そういうのに触れながら体験できるかなぁって・・・。 |
山口 | なるほどね。それじゃ、こうして記事を書くのをパソコンでやるのは結構楽しい? |
遠藤 | ですね。楽しいです。 |
三輪 | 私は、じつは将来の夢がWEB関係の仕事っていうのが漠然とあって。で、しかも雑誌の編集とかも興味があったので・・・。 |
馬場 | おお。それならmitecoはピッタリだね。 |
三輪 | そうですね。すごく楽しんでます。 |
中学生から見た「しぞ~か」ってどんなところ?
山口 | おふたりとも静岡県で生まれ育っているんですよね。そんなおふたりから見た「しぞ~かのよさ」って、どんなところにあると思いますか? |
三輪 | えっと・・・。人がおおらかなところ。それと、交通の便がよいとこですね。 |
山口 | うんうん。遠藤くんは? |
遠藤 | 山があって海があって、川もあって・・・。 |
山口 | 自然が、かな? |
遠藤 | そうです! 自然がたくさんあるところが僕は好きです。 |
山口 | なるほど。んー。たとえば、東京って行ったことあるかな・・・? |
三輪 | はい。 |
山口 | 交通の便、めちゃめちゃよいよね?
少ない待ち時間で地下鉄がくるし、遠出するのにも新幹線はのぞみ、空港だってふたつもある。じゃあ、静岡よりもよい町ってことなるんじゃないかって・・・。 |
馬場 | 山口さん、いじわるですね。 |
編集部、山口。おとなげない
山口 | いや、でもそうじゃん? そりゃあ戻ってこない人がたくさんいるのも仕方ないよなあって・・・。 |
三輪 | 戻ってこない人? |
どうやったら静岡に人は戻ってくるんだろう?
山口 | いじわるな質問をしてしまってごめんなさい。じつは、いま静岡県は東京とか名古屋などへ若い人たちがどんどん出て行ってしまっている、というのが大きな問題で。
mitecoは、その若い人たちに向けて発信しているメディアだから、他人事ではないんですよ・・・。
たとえば、さっき言ったみたいに東京ってすごく便利な街だと思うんです。なんでもそろってるし・・・。じゃあ、どうやったらこういう若い人たちは戻ってくるんだろう? |
遠藤 | んー。 |
遠藤 | んーーーー。・・・難しいですね。僕にはちょっと思いつかないです。 |
山口 | 難しいよね・・・。三輪さんは? |
三輪 | 私は、静岡という町が好きなので・・・。だから、将来就職とかで東京へもし行ったとしても、いつかは戻りたいって思うんじゃないか、って私の場合には思うんです。 |
山口 | というと、戻ってこない人は、東京と比べたときに静岡のよさがうまく見えてこないってことかな? |
三輪 | そうかもしれないです・・・! いま、私たちは静岡に住んでいますけど、やっぱり東京と比べちゃうと・・・。
となるのも仕方ないというか、でも、絶対気づいてないだけで、探せば静岡はいいところがたくさんあるはずなので、それに気づけば、戻ってくるんじゃないかって思いました。 |
山口 | おー! 僕もそう思ってます。うれしい。
あと、いいところ、っていうのは静岡出身者の場合には、「私の生まれ育った町」っていうだけでも十分な理由になると思うんですね。ふるさと、ってなんだかんだひとつしかないわけで。それって大切だなって。 |
遠藤 | あ。僕はそれです! だからあんまり東京とかにも出ようとか、出たいとかまだ思ったことなくて・・・。 |
山口 | おお。でも、それってまだまだほかの町を知らないってのもあるかもしれないね・・・。「渋谷スゲー!」とか、「京都キレイ!」とか。
・・・またいじわるなことを言ってしまった。でも、将来いろいろな町を知っても、静岡のことが好きであってほしいな、と僕は思ってますんで。ぜひ、どんどんよいところ見つけていってください! |
そんなふたりが取材へ挑戦! mitecoで明日公開です
このあと、インタビューは定番の「富士山は静岡、山梨どっちのものか」論争が勃発したり、「意外に静岡じゃないもの」で、富士Qハイランドが出てきたりと地元トークに華が咲きました。けれども、今回はこの辺で。
お話しを聞いてみると、やっぱり視点や目線、世代が違えば見えるものや魅力的に感じるものって、ちょっとずつ変わってくるんだなと、あらためて感じました。
そして、そんなふたりはmitecoでの職場体験の〆として取材&記事執筆に挑戦!
遠藤くんは、自分の通う城山中学校の図書室の司書さんを取材。じつはこの司書さん、びっくりするような経歴のオンパレードで、その経験からものすごい濃い人生観を持っていて・・・!
三輪さんは、mitecoでも以前取り上げたこともあるオフィスから近所のカフェ「café basso(カフェバッソ)」さんで同じく職場体験をしている同級生へ「カフェで働くってどんな感じ?」とインタビュー! 「働く」ということを経験したことのない、同級生はどんな感想を持ったんでしょうか・・・?
んー。どっちも気になるぞ。
取材が終わったあとは、もちろん執筆。熱心に書いてくれました。その記事は、なんとmitecoで実際に掲載! 掲載日は5月29日(月)。そう、あした!
静岡で生まれ、育っている真っ最中のふたりがどんな取材をしたのか。どうぞお楽しみにお待ちくださいね。