しぞ~かイケメン図鑑【vol.1】
トルコバーで働くフレンドリーな看板男子3人組
ふらっと入ったお店や仕事で行った先で、思わず惹きつけられたあの男性。いったいどんな人だろう――。
どこかで見覚えがあるかもしれません、この冒頭文。編集長・吉松による連載企画「しぞ~か看板娘図鑑」とほぼ一緒ですね。ですが、今回ご紹介するのは「娘」ではありません。
そう、看板「男子」です。
美しい空気や水、のどかな風景が生んだ奇跡でしょうか、静岡にはハッとするほど顔の整ったいわゆる「イケメン」がたくさんいます。
気になる彼のことが知りたい、でも恥ずかしくて声なんてかけられない……。そんないじらしい女性読者のために「しぞ~かイケメン図鑑」、ここにスタートです!
しぞ~かイケメン/店舗紹介
記念すべき第1回目の看板男子図鑑は、豪華に3人のイケメンをご紹介! 浜松市中区のトルコバー「NO NAME BAR」で働く内山さん(左)、森田さん(真ん中)、小栗さん(右)です。
内山ケント
専門学校の3年生。少女漫画で言うところの、クラスで若干浮き気味な高嶺の花男。不意に見せた無邪気な笑顔で、「トゥンク……」という効果音とともに恋に落ちるパターンのやつ(独断)。
森田訓史(もりたのりふみ)
静岡文化芸術大学の4年生。少女漫画で言うところの容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能、誰からも好かれる学園のアイドル。じつは見えないところで人一倍努力している(妄想)。
小栗友太朗
静岡文化芸術大学の3年生。少女漫画で言うところの幼馴染ポジション。幼いころから主人公に想いを寄せているが、それを隠して彼女の恋を応援する。最終的には主人公とくっつく(偏見)。
NO NAME BAR
浜松駅から徒歩1分、ザザシティ向かいにある異国情緒たっぷりのバー。お手ごろ価格で本格的なトルコ料理が楽しめるとあって、大学生から海外の方にまで親しまれるお店。
3人の紹介文が気持ち悪いのは、馬場が緊張のあまり彼らの基本情報を聞くのを忘れていたためです。すみません。
浜松イチのイケメンが働くお店?
馬場 |
まずはこちらのお店で働き始めたきっかけを、おひとりずつ教えてください。 |
森田 |
僕は、もともと兄貴がこのお店で働いてたんです。その流れで大学進学後にバイトを始めました。 |
内山 |
自分も姉が働いていたので、流れで。 |
小栗 |
僕は先輩からの紹介でした。憧れの先輩から声をかけてもらって。 |
森田 |
うわ、パチこく(嘘をついている)じゃん。 |
小栗 |
違うもん、嘘じゃないもん!(笑) |
馬場 |
(パチコクさんって誰だろう)えっと、バイトを始めてからはどれくらい経つでしょう? |
森田 |
合計すると3年間くらいですね。兄貴がやっていたバーで1年間働いていたことがあったので、そのあいだいなかったんですけど。 |
内山 |
僕は合計すると2年くらいですね。 |
高嶺の花男、内山ケント。
小栗 |
僕が一番したっぱで。1年半くらいです。 |
馬場 |
一番短い小栗さんで1年半かあ、みなさん結構長いですね。お三方を紹介してくれた子から聞いたんですけど、このなかに「浜松イチのイケメン」がいるとか……? |
森田 |
あ、もうこの人(内山さん)ですね。 |
内山 |
いやいやいや、絶対に違うから。前に森田が、ミスター浜松コンテストでグランプリを獲ったんですよ。だから「浜松イチ」って言っちゃって差し支えないと思います。トップ。 |
森田 |
2年前のことですけどね。でもこのバイト先は厳しい世界で……。小栗が一番人気なんですよ。 |
馬場 |
おお、やっぱりどなたが人気とかありますか。 |
森田 |
ありますよ、そりゃ。もう、こいつが一番。 |
小栗 |
……人気ないぞ、怒るぞお。 |
馬場 |
(笑)じゃあみなさん、バイト中にお客さんから「イケメンですね」って声をかけられたり。 |
森田 |
それは全然ないです。僕ら男同士で、ワキアイアイとしてますね。 |
馬場 |
ワキアイアイ……。 |
「働く」というより「会いに来る」
手に持っているのは、NO NAME BARの看板メニュー「イェガーマイスター」。
馬場 |
こちらで働いていて「大変だなあ」って感じることはありますか? |
森田 |
いや! 毎日笑顔でね……大変なこととかないですよ? |
馬場 |
……あるんですか。 |
小栗 |
全然、ぜんっぜんないです(笑)むしろつらいことがあっても、ここに来ると吹き飛びますから。 |
最終的には主人公とくっつく幼馴染、小栗友太郎。
馬場 |
すばらしい。じゃあ逆に、働いていてよかったなあと思うことはなんでしょう? |
森田 |
国籍や年齢問わずいろんな方がいらっしゃって、知らないお話を聞けることは楽しいですね。 |
馬場 |
なるほど。それは、こちらで働くやりがいみたいなものにもつながってますかね。 |
森田 |
もちろん。バイトを続けられる一番の理由は、お客様の笑顔だよな?(ふたりを見る) |
小栗 |
そんなテンプレ回答、取材の意味がなくなっちゃう!(笑) |
内山 |
(笑)でも本当に、こんな風な楽しいスタッフが多いこともあって。働きに来ているっていうよりは、お客さんやみんなに会いに来るって感じですね。 |
プライベートでも会う仲良し4人組
馬場 |
先ほどから、お三方の仲のよさがにじみ出ていますけど。普段みなさんで遊びに行くことはありますか? |
内山 |
あります、あります。このあいだは3人と、いまそこで働いてる1人とで旅行に行きましたよ。 |
馬場 |
むちゃくちゃ仲良しじゃないですか。 |
森田 |
まあ、この3人のうち2人は女の子に興味ないですからね。誰とは言いませんけど……。 |
内山 |
こら。一番疑惑なのはノリ(森田)だから。 |
誰からも好かれる学園のアイドル、森田訓史。
森田 |
あ~僕、酔っぱらうと男の人にチュウしちゃうんですよ。 |
馬場 |
!? |
内山 |
旅行のときも、自分を除く3人がすごいチュッチュしてて。 |
森田 |
そうなんですよね、ベロベロになると……。女の人にはしないんですけどね。僕たちはもう、ほくろの数まで知り合ってる仲なので。 |
馬場 |
ちょっと待ってください、記事の方向性を見失ってきました。でもスタッフ同士が険悪なお店より、親密なほうがずっとよいです。先ほど「スタッフに恵まれている」というお話をされていましたが、ほかにこのお店の魅力ってあるでしょうか? |
小栗 |
いわゆる「バー」みたいなかしこまった雰囲気じゃなくて、もっとくだけて話せるというか。誰とでもすぐに仲良くなれるのはいいところだと思います。 |
内山 |
あと、なによりオーナーのメメットさんですね。 |
小栗 |
それは間違いない。ここ、オーナーが本当にいい人なんですよ。フランクで、ファミリー感がある。 |
馬場 |
ファミリー! そんなあったかいバイト先ってなかなかないですね。じゃあ最後に、看板男子と呼ばれることについてどう思いますか? |
森田 |
そうですねえ、うちは看板男子4本柱でやらせていただいているので(笑)それに女の子の店員もみんなかわいいんですよ。 |
小栗 |
そうだね。看板男子と看板女子、どっちもいるお店として頑張っていけたらなと思います! |
画像左は取材中働いていた4本柱のうちの1人、森谷楽さん。少女漫画のくだりはもうやりません。
頑なに「お客さんからイケメンと呼ばれることはない」「女性ファンはいない」とおっしゃっていましたが、取材中にも常連の若い女性3人組がいらっしゃっていたのでたぶん嘘です。
「NO NAME BARはイケメンぞろい」との噂を聞き取材に至ったものの、まさか浜松イチの美男子にたどり着くとは想像だにせず。またみなさんタイプの異なるイケメンでありながら、揃ってフレンドリーでお話しやすかったのが印象的でした。
内山さんは週2、森田さんと小栗さんは週5でバイトをしていることに加え、シフトが入っていない日にもこちらへ遊びに来ているそうなので高確率で会えるかも。
この記事を読んで彼らのことが気になった方、あるいはずっと気になっていた方は「mitecoで見ました」と話しかけてみてください。きっとにこやかに対応してくれるはずです。
今後はしぞ~か看板娘図鑑とともに、県内の看板男子も取り上げていくつもりですので、どうぞお楽しみに!