【静岡の夜景】浜名湖を一望「奥浜名湖展望公園」
レアすぎる8の字を描く光の筋も見られる!
静岡ってじつはファンには知る人ぞ知られる「夜景スポット」の宝庫。入り組んだ地形で、海と山が近い距離にあり、さらにビル群や工場、そして富士山と夜景を彩るアイテムが目白押しなのがその理由です。
そんな夜景スポットをデートや休日のお散歩、撮影したいという方のためにmiteco編集部が不定期でお送りしているのが静岡必見の夜景スポットを探す!です。ぜひ、自分のお気に入りの夜景をさがしてみてください。
今回は連載を担当している山口に代わりまして、編集長の吉松がお送りします。
浜名湖が一望できる「奥浜名湖展望公園」
今回ご紹介する夜景スポットは、浜松市と湖西市にまたがる浜名湖の北側にある公園で、ここにある「見晴らしの丘」の展望台から浜名湖を一望できる夜景スポット、「奥浜名湖展望公園」です。
浜名湖の北側から弁天島や舘山寺温泉街、さらには東名高速浜名湖SAと湖面の共演、さらには浜松市市街地の夜景も鑑賞できるのがこの夜景スポットの特徴です。
浜名湖をパノラマで見渡す夜景に感動
撮影日時:2017年5月23日 f/20 露出時間:6秒 iso:250 焦点距離:18mm
ここの夜景の特徴は「湖面と光のバランス」! 光量がとても多いわけではありませんが、SAの光と街頭がアクセントとなって映えます。
ちなみに夜景好きの方たちの間で奥浜名湖展望公園の夜景は「8の字を描く光の筋」が観られるスポットとして知られているんですが・・・。
撮影日時:2017年5月23日 f/22 露出時間:25秒 iso:100 焦点距離:46mm
明かりが集まっている建物は、先ほども触れた浜名湖SAです。その隣を走る東名高速が、なんとなく8の字に見えないでしょうか? 「8の字の夜景」とはこのことを指すみたいです。
浜松市街地方面を一望する夜景
撮影日時:2017年5月23日 f/20 露出時間:20秒 iso:100 焦点距離:29mm
市街地方面は、少し離れたところに地平線に沿って光が映える夜景です。手前の湖面にも街灯や車の光が反射してロマンチック。
撮影日時:2017年5月23日 f/22 露出時間:25秒 iso:100 焦点距離:140mm
撮影日時:2017年5月23日 f/22 露出時間:8秒 iso:250 焦点距離:200mm
望遠レンズで寄ってみると、アクトタワーを中心に街の灯りを撮影することもできます。浜松市の夜景スポットといえば、「滝沢展望台」が有名ですがこちらからも景色も捨てがたい・・・!
※滝沢展望台からの夜景はこちらからチェックできます。
夜景が観られる場所・撮影場所
編集部山口(身長165cmくらい)との比較。
奥浜名湖展望公園は、あまり敷地の広い場所ではありませんが、駐車場からすぐ近くにこの「見晴らしの丘」展望台があります。結構な高さがありますので、まわりの木々に遮られることなく夜景を存分に観られますよ。
浜松市街地方面に向かって
日中の眺めはこのような感じ。名前の通りとても見晴らしがよいので気分も爽快になります。
浜名湖を南側に向かって
展望台の上は柵がぐるりと囲むロケーションで、それぞれ観たい景色に沿ってベンチが設置されています。
展望台の上はこんな感じ
ちなみに展望台の上を歩くと結構揺れます。移動時には注意してくださいね。
奥浜名湖展望公園のおすすめポイント
奥浜名湖展望公園の夜景がおすすめな理由は2つです。
- 浜名湖の夜景を一望できる大パノラマ
- 8の字を描く光の筋を見られるとのウワサ
1番はいわずもがなですが、2番については日本中の夜景スポットを見渡してもかなりレアな風景。浜名湖に沿って走る東名高速が8の字のような風景を演出してくれることです。先ほども説明しましたが、こんな珍しい風景が見られるのと、他の光が少ないためくっきりと光の線が堪能できるのも魅力と言えそうです。
夜景スポット「奥浜名湖展望公園」へのアクセス
奥浜名湖展望公園の行き方はさまざまありますが、静岡県内からであれば362号線を使っていくのがベターです。僕たちは東のほうから目的地を目指しました。
公園は山の上にあり道中は基本的に坂道。ずいずいと登っていくと、ニワトリの形をした植物があります。
行くときはこれを目印にしてみてください。見つかったら方向はバッチリ! そのうち展望台の看板が出てきます。
ここから本番ですよ。なんせ、道がかなり狭くなります。
乗っていた車はセダンタイプの普通車でしたが、この1台がギリギリ通るくらいの幅です。下もコンクリートではなく、砂利道が増えてくるので要注意。ハンドルをとられないよう、運転に気を付けましょう。
幅が狭い道は夜景観賞の後にも注意!
奥浜名湖展望公園で見られる夜景はかなりロマンチックな雰囲気もあったので、カップルで来てもよさそうだな~と思います。
ただし、日が落ちてからのアクセスや帰り道はとくに注意してください。ただでさえ狭く、砂利道でハンドルをとられやすいのに加えて、夜は視覚まで奪われます。
帰り道にスマホで撮影した写真。
もし対向車がきた場合にも、避けられる箇所は限られているのでひと苦労。ひとつハンドルを切り間違えると、森に突っ込むばかりか軽く転落する恐れまであるなと。
撮影の帰り道は、ふたりしてヒーヒー言いながら帰りました。夜景スポットとしてはかなりおすすめですが、どうか気を付けて足を運んでほしいと思います。後ろの車が余裕そうでも焦らずに。ゆっくりとお願いします。