約1,000本に囲まれた東海最大級の桜トンネル!
桜色に染まる金毘羅山で桜吹雪の春散歩
春です! 今年も桜の季節がやってきました。静岡県藤枝市の真ん中を流れる「瀬戸川」には、東海地区最大級の桜の名所、2キロにも及ぶ桜トンネルがあります。その数なんと1,000本!
そして桜のトンネルの隣にあるのは、藤枝の吉野山※とも言われている「金毘羅山」。花より団子のスギノが団子を封印して、4月2日(日)に開催された「金毘羅山・瀬戸川桜まつり」から、ちょうど先日までの様子もとに桜の名所をご案内します。
※吉野山:奈良県吉野郡吉野町にある山。山全体が桜色で染まることで知られている。
桜を待ちわびて開催! 金毘羅山・瀬戸川桜まつり
はじめに一昨日の名所の様子がこちら。まだまだ満開とはいきませんが、徐々に咲きつつあるようです。今年の桜はのんびりさんですね。
4月2日(日)「金毘羅山・瀬戸川桜まつり」では、桜並木はほんの少し色づき始めたくらい。それでも桜を待ちわびる人たちがたくさん集まり、しっかり盛り上がっていました!
お祭りの会場は、瀬戸川に架かる勝草橋の上流側に広がる志太河川敷・左岸堤です。
甘酒の無料配布のほか、たくさんの屋台が並び、藤枝太鼓演奏やどじょうすくいなどの演舞で賑わっていました。桜がなくても屋台が並べばお祭りですよね!
東海最大級! 見事な桜トンネル
さて瀬戸川の最初の見どころは、左岸堤桜のトンネル。志太河川敷左岸堤から上流の方向へ、アスファルトの道を歩きます。
あらためまして一昨日に撮影した桜トンネルの様子です。降り続く雨も相まって少し寂しい気もしますが、桃色の桜たちはあたりを柔らかく包みはじめています。
参考までに昨年度のいまごろに撮影した桜です。満開になると両サイドから頭上を覆うトンネルができ、迫力ある桜の枝に圧倒されながら、しばしこの素晴らしい世界に酔ってしまいそうな気分になります。ここまで咲き誇ってくれる日が待ち遠しいですね。
トンネルの道中では、ちょっと面白いものも発見できます。桜開花情報基準木です。瀬戸川の桜の開花はこの桜の木が告げているようですね。なお、この道は住民の生活道路でもあり、ときどき車が通るので事故に気を付けてくださいね。
これらを通り過ぎると、左手に桜で覆われた藤枝の吉野山「金毘羅山」が見えてきます。撮影したのは桜のトンネルと同じ日ですが、こう見ると満開になっている桜もちらほら。
桜のトンネルの終点には写真のような入り口があります。のんびり登って行くことにしました。道なりにアスファルトの緩い坂道を歩きます。
金毘羅山から愛でる東海地区最大級の桜並木
標高67mの金毘羅山の山頂付近には、瀬戸川や藤枝市内が一望できる展望台「蛍火の広場」があります。椅子もあるので、ここでちょっと休憩なんていかがでしょうか? スギノもやっぱりお団子を、ちょっとだけ楽しみました。
蛍火の広場から、さらに上へ階段を登っていくと「亀田稲荷神社」の赤い鳥居が見えてきます。
右手に入って行くと、瀬戸川の対岸も一望できる絶景スポットがあります。ここから見る、瀬戸川の両岸に伸びる桜並木が、東海地区最大級と言われる桜のトンネルです。
それがこちら! ・・・あいにくの雨で、川まで写真に納めることができず残念でしたが、本当は見えます。
ちなみにお祭りの開催期間中、瀬戸川の両岸にはぼんぼりが飾られているのも見どころのひとつ。
日中は可愛らしいぼんぼりですが、夜になると生暖かい風が川から吹き上げ、ぼんぼりのほのかな灯が、妖艶な雰囲気をかもしだします。夜の花見もマナーを守り、静かに、ほどほどに楽しむことにしましょうね。
瀬戸川桜を見るための交通手段3つ
桜の季節はまだまだこれからです。最後に瀬戸川への交通手段をまとめてご紹介します。公共の交通手段もじつは揃っているので、お酒が入る花見にはぜひご利用ください!
(1)バス
藤枝駅北口2番乗り場から「しずてつジャストライン中部国道線」に乗り、勝草橋で下車します。バス停「勝草橋」より徒歩5分。のんびりゆられるバスもいいものです。
(2)レンタサイクル
元気な人におすすめしたいのは、レンタサイクル。藤枝駅北口にある藤枝市観光案内所で、1回500円で貸出し中。駅から会場まで約10分ですが、自転車があれば近くの商店街への買い出しも楽ちんです。ぶらぶらと藤枝を散策するのも楽しいかも。
(3)自家用車
志太河川敷・左岸堤には駐車スペースがあるので、堤防から河川敷に降りて行けます。場内は舗装されていないのでご注意ください。トイレありです。安心してお出かけください。
4月の中旬にかけては桜吹雪のトンネルも美しい時期。今年の春は藤枝市の金毘羅山・瀬戸川の桜トンネルで、朝から夜まで桜を満喫してみませんか? さらに新緑の葉桜も美しいトンネルですから、お時間のあるときにはぜひ堪能してくださいね。