35分間で静岡を横断する!?
新幹線のぞみ号の車窓から見る風景
静岡県民にとってあまり乗る機会のない新幹線のぞみ号。とくに新横浜-名古屋間ののぞみに乗ることはほとんどないのではないでしょうか。わたしも関西に引っ越すまでは一度も乗ったことがありませんでした 。
のぞみに乗った感想はとにかく「速い」のひと言に尽きます。
わたしはこの夏、東京観光のために東京-京都をのぞみで往復しました。のぞみに全力でスルーされるふるさと静岡に心を痛め、わたしだけでも静岡県の姿を目に焼き付けようと思いました。この記事はのぞみの車窓から見た静岡県の記録です。
14:00 東京駅出発
東京駅を出発したのは14時ちょうど。
東京駅一番街の諸国ご当地プラザで「こっこ」を見つけて購入しました。荷物が多かったので2個入りにしましたが、本当は箱入りを買いたかったです。
静岡が誇る銘菓・こっこ。「タマゴかな? ケーキかな?」は静岡人に与えられた永遠の課題。
14:15 新横浜駅到着
新横浜駅に到着しました。
車内アナウンスでは「この先、名古屋まで停まりませんのでご注意ください」という静岡総スルー宣言が。静岡県民はほとんど乗っていないと思われますが、わたしのような静岡出身者はひそかに傷付きます。
14:37 熱海駅通過
静岡県に入ったことを感じさせないほど、のぞみは気持ちよく飛ばしていきます。
海が見えたと思ったらすぐに熱海駅です。熱海駅の駅名を撮ろうとしたらこんなふうになりました。
しかしほかの駅と比べると熱海駅はよく撮れたほうです。
ちなみに駅を通過すると車内の電光掲示板に「○○駅を通過」と表示されます。
14:42 三島駅通過
三島駅を撮ろうとしたものの、通過待ちの新幹線が停まっていて撮れませんでした。
右隅に小さくスルガ銀行の看板があります
14:48 新富士駅通過
わたしの地元・新富士駅です。東海道新幹線のなかでも随一のマイナー駅ですが、我が家ではたいへん助かっています。
この日は天気が悪く残念でしたが、晴れた日には新幹線ホームからでも富士山がよく見えます。しかし、わたしは3人掛けのほうに座っていました。富士山が見えるのは2人掛けのほうなので、見えたとしても写真が撮れなかったと思われます。
グランシップが見えると静岡に近付いているのを感じます。新富士駅を出てからここまでわずか7分! 在来線の富士駅から東静岡駅は30分ほどかかるので、のぞみの圧倒的な速さがよくわかりますね。
14:55 静岡駅通過
静岡駅にも通過待ちの新幹線が停まっていたので、駅名が撮れませんでした。東京駅を出てから静岡駅までは55分。
「さすがのぞみ!」と思ったのですが、ひかりでも最速58分なので、あまり変わりません。とはいえ、こだまの所要時間1時間24分ですから、これと比べると圧勝ですね。
静岡駅を通過するとすぐに安倍川が見えます。
10分ほどすると茶畑が見えて、掛川駅が近付いているのを感じます。
15:06 掛川駅通過
掛川駅まで来ました。
この撮影をおこなうまで、車内の電光掲示板をこんなにしっかり見たことはありませんでした。静岡から掛川の間はぼーっとしてしまい、「もう掛川通っちゃった?」と焦りました。
そこで気づいたのですが、通過駅が近付くとニュースがいったん途切れるんですね。ニュースが途切れたのを見て、「これから掛川か!」とほっとした次第です。通過駅を見たいという方がもしもいらっしゃったら、参考になさってください。
15:12 浜松駅通過
静岡県内の駅でラストとなる浜松駅ですが、のぞみは気にせず飛ばしていきます。
あとで見返して「これ本当に浜松かな…」と自信がなくなりましたが、浜松です。
熱海駅から浜松駅は35分でした。こだまだと1時間以上、在来線なら2時間30分かかります。青春18きっぷ愛好者からはさんざん「横に長い」と言われる静岡県も、のぞみに乗るとあっという間。マリーアントワネットなら「のぞみに乗ればいいじゃない」と言うところです。
「○○駅を通過」は6駅コンプリートできました。
スズキの建物が浜松らしさを感じさせてくれます。
しばらくすると浜名湖が見えました。静岡県の旅がもうすぐ終わろうとしています。
16:17 京都駅到着
東京駅を出発してから2時間17分、浜松駅を通過してから1時間5分。のぞみは京都駅に定刻どおり到着しました。
わたしはいつも新富士-京都をこだまで2時間32分かけて帰るので、東京-京都がそれより短い時間なのは不思議な感じがします。
ちなみにこだまで東京-京都を乗りとおすと、約3時間50分かかります。
車窓から楽しむ静岡県
在来線ではあれだけ長くかかる静岡県も、のぞみで通過するとあっという間でした。猛スピードで横切って行きます。
通過駅や電光掲示板を熱心に撮影していたのは、のぞみ車内を探してもわたしぐらいのものでしょう。いつもなら寝たり読書をしたりしているところですが、意識的に外の景色を見ているのも楽しかったです。