きかんしゃトーマス号出発式&撮影ポイント第2弾!
感動に出会う大井川鐵道沿線の旅【6話目】
世間はもう夏休みシーズンということで、今年も川根路に彼らがやってきました。『きかんしゃトーマスとゆかいななかまたち』。
(c)2017 Gullane (Thomas) Limited
2017年6月17日、この出発式が新金谷駅にて開かれました。今回はそのときの様子とスマホでも撮影できるオススメの場所第2弾を、きかんしゃトーマスのキャラクターたちとともにお届けします。
大勢のファンに見送られ、汽笛響かせ、さあ出発!
もうすでに運行しているため今更ではありますが、きかんしゃトーマス号出発式の様子がこちら。
(c)2017 Gullane (Thomas) Limited.
テープカットの瞬間です。この日はそうそうたる顔ぶれでした。大井川鐵道株式会社代表、島田市長、川根本町町長、ライセンス事業を展開するソニー・クリエイティブプロダクツ代表、そして原作でおなじみトップハム・ハット卿。
(c)2017 Gullane (Thomas) Limited.
バスのバーティも同時に今年初の運行とあって、家族連れを中心としたギャラリーも興奮ぎみ。筆者もとにかく撮影に夢中だったなか、それぞれの方のスピーチが進みます。
左から大井川鐡道代表、島田市長、ソニー・クリエイティブプロダクツ代表。
大井川鐵道代表から島田市長、川根本町町長と続く来賓のスピーチのなかで、こんなセリフが印象に残りました。
「大井川鐵道の列車に手を振る沿線の人々や美しい田園風景、車内におけるふれあい。私はそれが本当に素晴らしいと思っています。みなさんぜひトーマスに乗って、川根路を旅してみてください」
大井川で水遊びをしている大勢の家族が、橋梁を通過するSL列車に手を振る光景。以前、ほかのプロカメラマンが撮影した写真を見て、その場所に心惹かれたのを覚えています。
列車と沿線の人々が交わす笑顔の会話。そんな光景が見られる場所は、全国的にもそうは存在しないのではないでしょうか。
きかんしゃトーマス号につなぐ客車内や車掌、機関士などもトーマス仕様になる。
たくさんの笑顔に見守られて走り始めた、みんなの人気者。実際に乗車したり沿線でその姿を見守ったりと、ぜひその雰囲気を味わってみてください。
まんべんなく会いたいなら終点の千頭駅へ
(c)2017 Gullane (Thomas) Limited.
それでは、沿線からスマートフォンでも撮影できるポイントを挙げていきます。まずは「オススメ撮影ポイント第1弾」のおさらいを。紹介したのは以下のポイントでした。
- 道の駅川根温泉
- 抜里駅付近
- 家山駅付近
※第1弾については記事末尾にリンクがあるので、併せてお読みください。
アニメにはトーマスだけでなくさまざまなキャラクターが登場しますが、大井川鐵道にやってくるすべてのキャラクターに会いたいのなら、終点の千頭駅に向かいましょう。
千頭駅にはヒロとパーシーもいる。 (c)2017 Gullane (Thomas) Limited.
新金谷駅を発車するきかんしゃトーマス号の千頭駅到着が11:54。お昼ごろに来れば、ここで見られるすべてのキャラクターに会えるわけですね。7月22日からはジェームス号の姿も見られます。
写真は川根温泉付近、2016年クリスマスの臨時列車。 (c)2017 Gullane (Thomas) Limited.
さらに。千頭駅構内を「ラスティー」が貨車を引いて遊覧運転するほか、「いじわる貨車」や「いたずら貨車」の展示も!
(c)2017 Gullane (Thomas) Limited.
さらにさらに。千頭駅といえばこれ。イギリス製の手動式転車台です!
(c)2017 Gullane (Thomas) Limited.
ここでクルッと向きを変えて、今度は新金谷に向かうのです。大井川鐵道でしかできない体験、見られない光景が目白押し。千頭駅周辺にはカフェや土産物店、道の駅や駐車場もあるので、ゆっくり散策してみてください。
なが〜い吊り橋を渡ろう! スリルも味わえる塩郷駅
次に紹介したいのは、大井川に架かる吊り橋のなかで最長の「塩郷の吊り橋」付近です。
あまり広くはないものの、塩郷駅付近には駐車場もあります。ぜひ渡ってみましょう。吊り橋の上から眺める景色も壮観です。運がよければこんな光景が眺められることもあります。
(c)2017 Gullane (Thomas) Limited.
バスのバーティーと並走するトーマス号。もちろんバスは公道を走るわけなので、確実にこうなるとは言えません。鉄道会社として交通の安全は最大限優先されます。みなさんが沿道や沿線で眺める際にも、その心掛けが重要です。
ちなみに吊り橋上から列車を眺める場合にも、吊り橋を通行する人の迷惑にならないよう、足場が広くなっている箇所で待ちましょう。三脚を立てて撮影している撮り鉄さんがたまにいますが、あまり感心できません。マナーを守って楽しく応援したいですね。
ここで、大井川鐵道公式フェイスブックに記載された「写真撮影時のマナーについて」という記事を、以下に転載します。
きかんしゃトーマス号運行にあたり、沿線で手を振ってくださる方や写真撮影をしてくださる方々が多くなってきました!皆さまには最後まで楽しく気持ちよく過ごしていただきたく、いくつかお願いをいたします。
・短時間でも、道路や私有地への無断駐車はご遠慮ください
・農家さんの大切な茶畑に、無断で入らないでください
・渋滞・混雑時にはゆずりあいが大切です
・ごみは持ち帰り、沿線美化にご協力ください
これは上記のような事案が実際に発生しているため、鉄道会社から異例の呼びかけです。撮影したい気持ちはわかりますし、私も過去をかえりみて完璧にマナーを守っていたと言い切れる自信はありません。
まずは自分自身の行動を見つめなおすことから始め、注意喚起していきたいと思います。そして楽しい川根路の旅をこれからも提案していく所存です。よろしくお願いします。
アイキャッチ画像:(c)2017 Gullane (Thomas) Limited