1年中食べられる静岡かき氷!「茶房 遊」
川根茶を楽しめるお茶カフェの一面も
寒い日が続いていますね。
そろそろ花粉の足音も聴こえてきそうな時期ですが、20年以上も前から酷い花粉症である筆者は、いまから戦々恐々としています。本当に恐ろしい……。
冬のグルメといえば鍋料理やしゃぶしゃぶ、湯豆腐などが思い浮かびます。でもふとした瞬間、冷たいものを食べたくなること、ありませんか?
そんなわけで、時期外れではありますが筆者、コレを食べに川根まで行ってきました。
かき氷です。写真は、川根産ブルーベリーをたっぷり使った一品(450円)。溶けたあとにはおいしいブルーベリージュースになりました。
こちらを提供しているのは、1年中かき氷が食べられると噂の島田市川根町「茶房 遊」です。
お茶屋さんが営む楽しいお茶カフェ
遊さんは川根の茶屋「朝日園」の店で、オープンして16年になるお茶カフェ。
店のコンセプトは「お茶を遊びお茶を楽しむ」です。朝日園で扱う農家さんのお茶を活かしたさまざまな商品を展開しながら、雑貨販売やワークショップなども行なっています。
遊オリジナルの手ぬぐいがズラリ。茶器も豊富に揃う。
それにしても、年中かき氷を食べられるのは筆者としては嬉しいですが、需要はあるのだろうか? 店主の朝比奈さんに伺いました。
遊3代目店主の朝比奈美紀さん。
朝比奈 |
たくさんありますよ。というか、冬でもかき氷はよく出ます。しかも正月早々から。 |
……寒くても冷たいものが食べたいのは、筆者だけではない模様。オリジナルかき氷はほかに「川根茶黒糖きなこ氷」「川根金時氷」「コーヒーミルク氷」などがありました。
うーむ、どれも気になる。まさに遊び心のあるラインナップです。
ちなみに上の写真に写っている庭では、2月終わりごろから桜が咲き始めます。お子さんを遊ばせておけるスペースでもあるため、家族での来店も多いようです。
お茶の魅力を再発見できる場所
お茶屋さんがカフェを営み、お茶を使った商品を提供するといったケースは、県内でほかにもいくつか見受けられます。さすがはお茶王国静岡。
そう誇りを感じると同時に、そのような店にいくたび、お茶の魅力を再認識します。
世の中ではペットボトルが普及しており、急須でお茶を飲む習慣が忘れ去られつつある昨今。だからこそ、お茶カフェの存在は貴重なのです。
こちらは「川根茶シフォンケーキセット(750円)」。お茶は従来の急須とは異なる、茶漉し付きのティーポットでいただきます。
このティーポットは熱湯はもちろん、水出しでもおいしくまろやかなお茶が簡単に入れられるので、気に入って購入していく人も多いのだとか。見た目にもさわやかでいいですね。
お茶のおいしさ、楽しみ方を再発見できるのも、お茶カフェの醍醐味。川根茶入門もぜひ「遊」でどうぞ。