巷で噂! 掛川の秘境カフェ「ロード」
レトロな時代に思わずタイムスリップ?

  • posted.2017/02/19
  • Takashi
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巷で噂! 掛川の秘境カフェ「ロード」 レトロな時代に思わずタイムスリップ?

人里離れた奥地にも関わらず評判が評判を呼び、遠方からの来訪も多いと噂のカフェが掛川にあります。

それは東海道五十三次の宿場町、日坂宿を奥へ進んだところ。

まずは本邦初公開。ドローンによる空撮画像でご覧あれ。雑木林と渓流が囲む「アンティークカフェ・ロード」です。

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まさに秘境。とはいえ「道の駅 掛川」のある国道1号八坂ICから、車でおよそ10分程度です。ここが秘境と呼ばれる所以は、その距離ではなくて……。

ロードよ、本当にこの先にあるのか?

……と、不安になるような道を通るからです。ナビ任せの場合

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こんな道です。ハイエースまでは通れるとのこと。

不安とともに“ワクワク”も高鳴りますが、崖になっている箇所もあるので注意が必要です。ロード店主・大場サダオさんによれば、いままでに何台か落下しているそう(→えっ!)。

――「落ちたのを引きあげることに、もう慣れたね」(→ぇえっ!)。

ですが、運転に自信のない方もご安心を。もう少し楽に走れる道があります。グーグルマップなどでは店の南側にあたる写真(上)の道を指示されますが、そちらではなく、店の北側へ回りこむのです。

詳細は記事の終わりに記載しましたので、確認してみてください。

雰囲気のある古道具に囲まれて

不安に駆られつつ辿り着くと、驚きと嬉しさと安堵が入り交じったような、不思議な気持ちになります。

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本当にこんな場所に、こんな素敵なお店が……。

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ロードの前身はアンティーク・ショップ。天竜浜名湖鉄道桜木駅前にあった店で、2013年まで大場さんが営んでいました。

とても味のある古道具を扱っていると評判でしたが、新たにカフェを併設しようと探しあてた場所が、ココでした。

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売り物だけでなく、カフェテーブルや照明などの調度品にもセンスが光ります。じつはこの建物。もとは牛舎で、大場さん自ら改装したのだとか。

――「掃除に3か月。その後の店づくりにまた3か月。掃除だけで心が折れそうになったよ」

と、大場さん。牛舎をここまでの箱に造りかえてしまう、その手腕とエネルギーに脱帽です。

この空間を、一言で表現するならば“レトロかっこいい”。店内にはノラ・ジョーンズが心地よく響き、テラスでは葉擦れの音や鳥のさえずり、せせらぎが聴こえてきます。

食事も引き立つ独特の空間

食事は看板メニューのカレー(税抜1,200円)、飲み物は甘酒ラテ(税抜500円)を注文しました。

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甘酒をラテ仕立てにした珍しい1杯にびっくり。甘酒にミルクときな粉がこんなに合うとは……!  もとはまかないだったものを、スタッフの評判がよかったためにメニュー化したのだとか。

オリジナルスパイスのカレーは3種の豆と鶏ひき肉を入れ、十六穀米と合わせています。豆の甘さのためか、マイルドなやさしい味わいでした。

古道具が醸しだす独特な雰囲気、自然と一体となったような心地よさ。この素敵な環境が会話を楽しくしてくれるような、食事をよりおいしく感じさせるような。そんな空間でした。

もう1枚オマケ!

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看板猫の“トラ”と“きなこ”。猫好きにもたまらないですね。

さて、話は最初に戻りましてここへの経路ですが、運転に自信のない方はこちらをお使いください。

 
右が通常のルート案内で表示される経路で、左が少し楽に走れる経路です。

この道も狭い箇所はありますが、南側ほどではありません。途中、きちんと次のような看板もあります。

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「行ってみたいけど落ちるのイヤ」と断念していた方も、この地図を頼りに頑張りましょう。

ただしこのままでは少し見づらい地図なので、ぜひ右上にある「拡大地図を表示」を押して確認してみてください。

これから受験シーズンですし、該当するお子さんをもつ方にはより一層、北側ルートをオススメします……。「落ちる」は禁止!

人里から離れたゆるいご飯処たち

アンティークカフェ ロード

〒436-0009 静岡県掛川市大野1776-7
電話番号:090-4853-0851
営業時間:11:00~夕方ごろ
定休日:月・火曜
アクセス:国道1号日坂バイパス八坂ICより約10分(車)