ゆるびく村にアジアンなハンモックカフェを発見!
川のせせらぎと絶品ベトナム料理「ホアスゥア」

  • posted.2016/12/10
  • Takashi
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ゆるびく村にアジアンなハンモックカフェを発見! 川のせせらぎと絶品ベトナム料理「ホアスゥア」

藤枝バイパス谷稲葉ICから、北へ車で走ること30分。山深き瀬戸谷の景色を楽しみながらずんずん進むと、市営びく石牧場へ案内する小道に「ゆるびく村」という看板が現れます。

このネーミングは、広場の周囲一帯を所有するオーナーが名付け親。どんな場所なのかといえば、瀬戸谷の自然と瀬戸川のせせらぎのなか、食事やお買い物を楽しめる、そんな村なのです。

タントゥーさん

筆者が訪れたのは、ゆるびく村のハンモックカフェ「ベトナムハンモック&雑貨カフェ Hoa sa(ホアスゥア)」。民族衣装のアオザイを纏う、ベトナム人店主のタン・トゥーさんが出迎えてくれました。

ハンモック

パパイヤのなる庭、ハンモック席やランタン、ベトナム雑貨であふれる店内。まるで本当にベトナムにいるかのような、そんな雰囲気です。

ハンモック席でいただく本場のベトナム料理

ランタン

とても人懐っこい笑顔で日本語も堪能な店主、タン・トゥーさんに、この店に込める想いを尋ねてみました。

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タン・トゥー

ベトナムのことをみなさんに知ってほしくて。料理やハンモックのこと、手作りの文化など。

 

ひと言にベトナムといっても北と南で大きく違うのですが、わたしはハノイ出身なので、料理はハノイ仕込みです

ベトナム特有の料理といえば、米粉の麺を透明なスープに入れていただく「フォー」。日本でも今年大流行しているパクチーをはじめ、さまざまなハーブや具材が入ります。

ベトナムではパクチーはあくまで、香りづけのもの。タントゥさんからしてみれば、日本での使われ方にはかなり「びっくり」しているのだそう。

ハノイのフォーと生春巻き

オーダーしたのは、「ハノイのフォーと生春巻き、揚げ春巻きのセット(蓮茶付)1,500円」。透明なスープは薄めの上品な味わいで、ハーブが心地よく香ります。

フォーもおいしいけれど、筆者がとくにハマってしまったのは揚げ春巻き。揚げているのに重くなく、サクサクとした食感と、これまた上品な味わいがたまりません。専用のタレもぴったりの味付けです。

本場のベトナム料理を、ベトナムハンモックの席でじんわり味わってみてください。

ベトナム固有の文化を伝える

雑貨

ハンモックをはじめ、店内の一角で販売している雑貨類は、タン・トゥーさん自ら本国で仕入れてきています。

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タン・トゥー

ベトナムには素敵な手作りの文化が残っています。わたしも小さなころから、刺繍や裁縫を母に仕込まれました。

 

モノによっては輸入もできるけれど、やっぱり自分の足で現地へ出向いて自分の目で見て、その土地の人から受け取りたいから

雑貨

ベトナムの焼き物である「バッチャン焼」や糸、布、レトロな魔法瓶……。雑貨好きの女子なら、見るだけで幸せになれそうなものがいっぱい。

手作りでありながら、価格も手ごろなものばかり。手仕事でしか伝わらないぬくもりが、店内のそこかしこにあふれています。

「頑張っている人が、頑張らなくていい空間にしたい」と語るタン・トゥーさん。希望があれば民族衣装体験(500円)もできるそうです。異国情緒あふれる癒しの空間へぜひ、足を踏み入れてみてください。

※カフェ利用はひとりワンオーダー、お子さま連れの場合は要予約です。ご注意ください。

日常から息をひそめて過ごせるお店

ベトナムハンモック&雑貨カフェ Hoa sữa(ホアスゥア)

住所:〒426-0131 静岡県藤枝市瀬戸ノ谷5639
電話番号:090-9896-7989
営業時間:11:30〜16:00
定休日:木曜、ほか不定休(予約が無難)
アクセス:藤枝バイパス谷稲葉ICより約30分、新東名藤枝岡部ICより約45分(車)