静岡代表コーヒーショップ「hug coffee」
気楽な話し声が絶えない愛され店の理由
みなさん「hug coffee(ハグコーヒー)」ってご存じでしょうか?
静岡市を代表するローカルコーヒーショップで、もしかすると行ったことがある方もお店を知っている方もかなり多いかもしれません。
上からhug coffee両替町店、紺屋町店、伝馬町店、hug hop。 写真提供:hug coffee
現在、hug coffeeは両替町店と伝馬町店、そして紺屋町に1店舗とビールに特化したhug hop、静岡市街地に全4店舗あります。
各店舗にそれぞれの個性があり、行く店舗をその日の気分で選ぶことができるのは魅力的。もちろんどの店でもおいしいコーヒーやお酒がいただけます。
いつ通りかかっても店員さんとお客さん、また常連さん同士でお話している風景が当たり前のhug coffee。多くのお客様から愛されている理由をあらためて探っていきます!
のんびりマイペースに過ごせるみんなのhug coffee「本店」
写真提供:hug coffee
静岡駅から徒歩8分、両替町通り沿い。通称「本店」と呼ばれるhug coffee1号店の両替町店は、心地良い音楽が流れるゆったりと過ごしやすい空間です。
お客様にはさまざまな年齢の方がいて、何人かでおしゃべりをしているグループもあれば、ひとりでお勉強やお仕事をされている方も。
飲みものに合う手作りお菓子やビールもワインも充実しています。
こだわりのスペシャリティコーヒーをはじめ、エスプレッソベースのドリンク・シェイク・期間限定ドリンク・お酒など、本当に幅広いメニューがそろっています。
1杯のコーヒーに詰まったこだわり
hug coffeeオーナーの大士さんいわく、なかでも人気なのは「フレンチプレスコーヒー」。マグカップになみなみと注がれた、コーヒー豆のおいしさがまるっと味わえるひと品です。
岩本 |
薫り高くてとてもおいしいです……。コーヒーの表面をよく見ると、なにか浮いていますね。これはなんでしょうか? |
大士 |
それは、コーヒーの豆についている油。ペーパードリップだと油はそこを通れないんだけど、フレンチプレスは金属の粗めのフィルターだからコーヒーの油も抽出できてコーヒー本来の旨味を楽しめるんだよね。 |
岩本 |
そうなんですか。 |
焙煎の様子。コーヒー豆の個性に合わせてお店で丁寧に。
大士 |
で、スペシャリティコーヒーはその油までおいしくて、さらにコーヒーが冷えてもおいしく飲めるっていう。うちのコーヒーは冷えてから味がグッと伸びるんだよ。 |
岩本 |
あたたかいコーヒーって冷める前に飲まなきゃかと思っていました……!
(冷めたコーヒーを飲み)だんだんフルーティな酸味が強く感じられるような。温度の違いでこんなにコーヒーの表情って変わるんですね、おもしろいです。 |
大士 |
人によって飲み終える時間はちがうぶん、コーヒーの温度による味の変化を楽しんでもらえるわけで。
結局スペシャリティコーヒーに関しては、あったかいときから冷めていくあいだも、いろんな味の表現を楽しめるんだよね。 |
hug coffee最大の魅力はスタッフとお客さんの関係性
hug coffeeでやはり印象的なのは、スタッフの人たちとの心地いい距離感。店内ではスタッフの方々と仲良く話しているお客様が目立ちます。
大士 |
うちは「いらっしゃいませ」じゃなく「元気?」とか、フレンドリーなほうが俺はいいと思っていて。それが個人店とチェーン店の差でもあるから。お客さんの名前を呼べるような環境を作っていきたい。 |
岩本 |
アットホームですよね。お店の前を通りがかったときでも「おはよー!」と声かけてもらったり。すごく嬉しいです。 |
大士 |
それにはやっぱり働いている人の人間性が重要だから、スタッフ選びは大切にしているよ。 |
岩本 |
hug coffeeの心地良い空間を支えているのは、スタッフの方達の人柄と努力なんですね。 |
どんなときでもとびきり居心地のいいコーヒータイム
hug coffeeオーナー大士さんとりゅうさん。なんと小学生のときからの幼なじみ!
コーヒーのおいしさはもちろん、豊富なドリンクメニューやフードのバリエーション、スタッフの方たちとの気楽な距離感。
友達とコーヒー休憩をしたいときはもちろん、ひとりでパソコン作業をしたいときやお酒を飲みたいときと、さまざまなシーンに寄り添ってくれる空間です。
みなさんもhug coffeeのおいしいドリンクを片手に、とびきり心地良い時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
そしてなんと来月くらいに続編予定です。次回は、オーナーの大士さんのhug coffeeを支える想いについて。
みんなから愛されるhug coffeeは、大士さんの思考に思考を重ねた時間によってしっかりと守られていました。