浜松のスイーツ好きが集う「マークスカフェ」
絶品すぎるNYスタイルのパンケーキ!
miteco読者のみなさん、こんにちは。ライターの鈴木です。
みなさん甘いものは好きですか?
僕はとても好きです。よくひとりでもスイーツを食べに行くんですけど、おいしいスイーツを食べると自然と笑みがこぼれちゃいます。
たとえば、こんな感じ。
いただいているのは浜松市中区にあるカフェ「マークスカフェ」さんのスペシャルリコッタパンケーキ!
僕はスイーツのなかでもパンケーキがとくに好きなんです。大学時代までは浜松に住んでいたのですが、市内のめぼしいパンケーキを出しているお店はだいたい回ったと言えるくらい。
マークスカフェさんのパンケーキは、ふわふわ系で甘さは控え目。生地にチーズが使われていて、まろやかさを感じるのはここならでは。見た目は華やかでボリューミーなんですけど、ひとりでペロッと食べられちゃいます。
お店で一番人気「スペシャルリコッタパンケーキ」
フルーツの彩りもいいのでインスタ映えもバッチリ!
あくまで主観ですが、市内のパンケーキでも1,2を争う人気ではないでしょうか? この日も平日にもかかわらず、多くのお客さんがいました。店内の内装からパンケーキまで、一貫しておしゃれに感じるこのこだわりについてぜひ聞いてみたい・・・。
オーナーの藤田将徳さん(以下、藤田さん)にお話しを伺います!
NYスタイルは「ヘルシーかつ甘さ控えめ」
鈴木 |
本日はよろしくお願いします。 |
藤田 |
よろしくお願いします。 |
藤田将徳
マークスカフェのオーナー。現在看板メニューとなっているパンケーキなどの開発はすべて藤田さんが作ったもの。
鈴木 |
マークスカフェさんのパンケーキは「NYスタイル」とWEBサイトに書いてありました。NYスタイルのパンケーキってどういったものを指すんですか? |
藤田 |
パンケーキの作り方や味は大きく2種類あって、それぞれ「ハワイアンスタイル」と「NYスタイル」に分かれるんです。ハワイアンは甘さがあるのが特徴で、NYスタイルはヘルシー。当店で出してるパンケーキは、ほかと比べると甘さが控え目に感じるんですね。 |
鈴木 |
NYスタイルにしようと思ったきっかけって・・・? |
藤田 |
これは私の好みが大きいです。単純に僕がハワイアンよりもNYスタイルが好きなんですよね。それにNYスタイルのほうが、素材の味やパンケーキそのもの、メープルシロップの甘味が味わいやすくて。
このお店は女性をターゲットにしたものをやりたくて始めたので、美容や健康に気をつかえるという点でも、ヘルシーさに特徴があるNYスタイルが合ってました。ほかのメニューもこの点は気をつかってまして、たとえばエッグベネディクトにもアボカドやサーモンなど肌にいい食材を使うようにしてます。 |
試作と試食の繰り返しでできたこだわりメニュー
鈴木 |
NYスタイルには、「女性向け」「ヘルシー」というキーワードがあると伺いましたが、もう少し細かい話で食材や作り方にこだわった点はどこでしょう? |
藤田 |
まず食材だと、メープルシロップはオーガニック、卵も決まったブランドしか使っていません。作り方の面ではいろいろありますが、たとえばエッグベネディクトはポーチドエッグをマフィンの上に載せるところで、形がいびつにならないよう気をつけてます。 |
見た目だけで食欲をそそられる「エッグベネディクト」
鈴木 |
メニューやレシピはすべて藤田さんが決めたんですか? |
藤田 |
そうですね。私がレシピやメニューを決めて、スタッフに教えてました。いまはお店に出てないんですけど、開店してしばらくはキッチンに立ってましたよ。 |
鈴木 |
オーナー自ら! ちなみにこれだけのこだわりですから、完成するには時間がかかったんじゃないですか? |
藤田 |
たしか3か月ぐらいだったかな。毎日作って、試行錯誤しながら自分が思い描くものに近づけていく感じです。
あと、開店前にはいろんなお店のパンケーキを食べましたね。それこそ、人気店に2~3時間並んだこともあります(笑) |
鈴木 |
やっぱり食べると、味の秘密や使っている食材とかはわかるんですか? |
藤田 |
ある程度はわかりますよ。この味がいいと思うことで、「自分がどんな味を提供したいのか」の参考になりました。なので、マークスカフェのものは、私の好みに偏ったパンケーキになっていると思います。でも「いくらか自分の好みに合った人が集まってくれればいいかな」と割り切っていますね。 |
鈴木 |
たしかに。こだわりが詰まったパンケーキだからこそ人が集まるのかも。 |
藤田 |
浜松は車社会だから、駅の近くにお店を出すことに不安もあったんですよ。でも「駐車場代を払っても食べたい」と思えるパンケーキを提供できれば、自然とお客さんは付いてきてくれると思ってました。
オープン当初、お店の周りは空き店舗だったんですけど、マークスカフェが入って1年ぐらいで全部埋まったので、人が集まる場所を作れたのかなとも思ってます。 |
シンプルかつ落ち着いた空間への想い
マークスカフェさんといえば、パンケーキだけでなく店内もおしゃれ。もちろんここにも藤田さんのこだわりがありました。
鈴木 |
店内のインテリアやレイアウトが素敵ですけど、コンセプトを聞いてもいいですか? |
藤田 |
シンプルかつ落ち着ける空間を目指してます。細かいところはデザイナーに任せていますが、壁の色やレイアウトなどは私が考えたんですよ。店内へ入って最初に目に付く壁をマカロンカラーにしたり、壁の装飾に緑をつかったり。入口の扉もいろんなお店を見て回って、いいなと思ったものを参考にしています。 |
鈴木 |
女性を意識した空間作りだと思うのですが、シンプルだから男性でも入りやすそう。僕はパンケーキがおいしいのでそれだけできちゃいますが(笑)実際、男性がひとりで来店することもありますか? |
藤田 |
ありがとうございます(笑)でもありますよ。お客さんの9割は女性ですけど、男性ひとりで来てカウンターで召し上がる方もいます。 |
鈴木 |
カウンターだと作っているところを見れるのがいいですよね。いまから食べるものを見るとワクワクして、期待感も高まります。 |
藤田 |
作っている人が対面にいるのは、お客さんが一番安心できると思うんですよ。それに、作る側も見られていることで気が引き締まるんです。カウンター席ってこういうカフェではちょっと珍しいかもしれませんが、作ってよかったなと感じていますね。 |
カウンター席からはパンケーキが焼き上がるところをリアルタイムで観ることができます!
マークスカフェはオーナーの想いが詰まったお店
マークスカフェという名前は、藤田さんが以前アメリカで料理の勉強をしていたときのあだ名、「マーク」から取ったそうです。アメリカのカフェは「○○‘s」と店名に付けることが多いそうで、これもNYスタイルを表す意図があったとのこと。
じつは藤田さんは「全然マークっぽくなくて由来を話すのは恥ずかしい」とおっしゃっていました。でも「藤田さんのこだわりが詰まっているカフェ=マークスカフェ」って考えるとピッタリです。
そんなオーナーのおすすめメニューは「グラノーラのパンケーキ」。柔らかい生地とグラノーラのカリカリ感の組み合わせが楽しめるそうです。
入り口で店長桑山あゆみさんとオーナー藤田さん
今後はメニューをより充実させるために、食事系のパンケーキやオープンサンドも考えているとのこと。自分が食べたり経験したりしていいなと思ったら、新しいトレンドも取り入れるとお話ししていたので、これからのマークスカフェさんにも注目です。
きっと一度食べたらその食感や美味しさに衝撃を覚えるはず。ぜひマークスカフェさんでこだわりが詰まったパンケーキを味わってみてください!