里山の空気も連れて新規開店「たろべっち」
あの玄米菜食シェアリングランチが街中に!

  • posted.2017/08/01
  • Takashi
  • Hatena 0
里山の空気も連れて新規開店「たろべっち」 あの玄米菜食シェアリングランチが街中に!

以前に掲載した際に大人気だった藤枝市のとある食事処が、2号店をオープンしたのでお知らせします。今年6月1日、藤枝市役所前に開店したばかりの「土鍋玄米カフェ たろべっち」

tarobe02_1

……どこかで聞いたことある名前だ、と思った方もいるでしょう。藤枝の山奥、通称「水車むら」の自然食レストラン・たろべえじゅの姉妹店になります。

じつは数年前より、2号店の予定があることをオーナーから聞いていた筆者。楽しみにしていたのでさっそく伺ってきた次第です。

※水車むら:藤枝市を流れる瀬戸川上流、瀬戸谷地区の集落。昔からお茶栽培が盛んで現在は紅茶も製造されている。紅葉名所の滝ノ谷不動峡がある。

山里の空気感を街中へ 玄米を活かしたドリンクも

オーナーの塚田千景さんが、たろべえじゅと同様に店主として切り盛りしていました。

tarobe02_2

テーブルに何種類もの料理が並ぶ様子は、たろべえじゅの空間をそのままこちらへもってきたかのよう。ズッキーニの土鍋蒸しに蒸し大豆、にんじんのオーブン焼きなど。どれもおいしそう。

tarobe02_3

tarobe02_face_02

Takashi

この感じを拝見した限り、たろべえじゅでの“シェアリングランチ”という提供の仕方を踏襲した形ですね。
tarobe02_face_01

塚田

それと、藤枝市役所前という立地も考えて、お替わりなしのワンプレートや時間制での料金も設定しました。たろべえじゅのときよりもいろんなお客さまがいらっしゃいますし、時間のない方もいますからね。

tarobe02_4

tarobe02_face_02

Takashi

玄米カフェ、というお名前から、カフェメニュー的なものもあるのかなと。
tarobe02_face_01

塚田

これから徐々にやっていく予定です。たとえばいまは「玄米スムージー」をお出ししています。
tarobe02_face_02

Takashi

カラダによさそう!
tarobe02_face_01

塚田

“土鍋”と“玄米”は、たろべえじゅと変わらないこだわりです。おなかがあまり強くないという方には玄米粥も用意していますし、塩麹や最近注目されている甘麹など、カラダが喜ぶ素材を活かしていきます。

tarobe02_5

tarobe02_face_02

Takashi

姉妹店を出店するにいたった想いというか、いきさつはどんなことでしたか?
tarobe02_face_01

塚田

たろべえじゅの空気感を街へ運んできたい、というか。すごく抽象的なんですけど。料理にもあのあたりのものをこだわって使っていますし、なかなかこういう店が街中にはないと思うので。店名にもそんな気持ちを込めていて……。
tarobe02_face_02

Takashi

“たろべっち”。じつはそんなに深く考えていませんでしたが、なにか意味があるのですか?
tarobe02_face_01

塚田

ああ、そうそう。たろべっちは、あのあたりに住む妖精です
tarobe02_face_02

Takashi

……???????

“たろべの森の妖精”ってなんだ?

なにか会話が怪しくなってきたなー、と思ったものの顔には出さず(たぶん)、成りゆきをじっと見守る(しかなかった)ことにしました。

たろべえじゅには何度も取材でお世話になっていたため塚田さんのヒトトナリもある程度理解しており、少し天然(失礼!)というのも気づいていましたが、うーむ。ついに妖精が現れたぞ。

tarobe02_face_01

塚田

あれ? 説明していなかったっけ。わたしブログで「たろべえじゅ通信」というのを書いていて。
tarobe02_face_02

Takashi

店の情報は拝見しているのですが、主にフェイスブックを気にしていたので……すみません。
tarobe02_face_01

塚田

そのなかに『たろべの森の物語』という連載記事があってですね……。

たろべの森とは、たろべえじゅの奥のほうにある森のことだそうです。さっそく、その場で記事を確認しました。スクリーンショットを添付しますのでご覧ください。

tarobe02_6

ヒャッホー! 夏だねっ。夏休みはこの川が最高の遊び場だよ。暑いときは遊びに来てね。きっと会えるよ。

 

「たろべの森の物語28 川下り」より

tarobe02_7

ぼくの友だちのサワガニ君だよ。いつも、水辺をおさんぽしているよ。ヨチヨチ歩いてる様子は何ともかわいくて、憎めないヤツなんだ。ときどき鬼ごっこしたり、かくれんぼしたりして遊ぶんだ。暑くなったらみんなで水浴びするんだよ。君もいっしょに遊ぼうよ♪

 

「たろべの森の物語25 サワガニ君」より

tarobe02_face_02

Takashi

(こ、これは……)
tarobe02_face_01

塚田

たろべの森にいる妖精のたろべっちです。

tarobe02_8

「フゥガ~!! あーいい気持ちっ。ぼくのベッド大公開だよ。ふっかふかの羽毛みたいでしょ? おっといけない、またやっちまった。もう起きなくちゃ。やっとお日様が顔を出してくれたんだからねっ」

 

「たろべの森の物語20 ふかふかベッドで朝寝坊」より

tarobe02_face_02

Takashi

(抜群の写真センスとギャップがありすぎる)
tarobe02_face_01

塚田

この店の看板にも書いてあるんだけど……。
tarobe02_face_02

Takashi

そういえば!!

tarobe02_9

「たろべの森の妖精」がナビゲートする、たろべえじゅ周辺の自然や魅力をコツコツと書きためていた塚田さん。細かく読んでいくと、この森をじっくり歩いてみたいな、という気にさせられます。

tarobe02_face_01

塚田

もちろん、森ヨガなどあのあたりの環境を活かした催しは、たろべえじゅで続けていきます。たろべっちを利用してくださるお客さまが週末、水車むらにも遊びに来てくれると嬉しいですね。

tarobe02_10

いわばたろべの森の妖精は、山間と街をつなぐ架け橋のような存在。たろべえじゅは遠いよ、という方。まずはこちらで、カラダが喜ぶ料理を楽しんでみてください。

藤枝でしか味わえない格別のグルメ

玄米カフェ たろべっち

住所:〒426-0026 藤枝市岡出山2-9-25
電話番号:090-7436-0980
営業時間:11:30~14:00(ランチ)/ 14:00~16:00(カフェ)
定休日:金~日曜、祝日
アクセス:東名焼津ICから約20分(車)