静岡よ、これが沼津自慢フェスタ2018だ!
かき氷からお肉、クラフトビールまで大堪能
2013年より開始、今年は7回目を迎えた「THIS IS NUMAZU」。沼津中央公園にて、9月6〜8日の3日間にわたっての開催となりました。
THIS IS NUMAZUは、「沼津を世界一の美酒・美食の街にしよう」というコンセプトのもと生まれたイベントです。またの名を「沼津自慢フェスタ」。その名のとおり、沼津のおいしいものが一堂に会します。
静岡・沼津の「おいしい」が揃ったこの3日間は、沼津の街もお祭り騒ぎ。子どもから大人まで、心から楽しんでいる表情が印象的でした。
編集長の吉松さんと編集部の安藤さんが参加した2016年開催の様子はこちら。
飲んで食べて飲んで・・・って吉松さん楽しみすぎでしょ! では、あらためまして2018年開催の様子をお送りします。
今年も行列「ノリさんのかき氷」
めちゃくちゃ気さくなノリさん。お久しぶりです!
THIS IS NUMAZU初日・2日目と17時スタートにも関わらず、開始前からお客さんが行列をつくる「ノリさんのかき氷」からお邪魔します。
ブルーハワイの19倍おいしい(?)「ブルーテキサス」を食べた吉松さんは、「19倍うまい〜」とコメントしてたな・・・。
沼津のおいしいもの、ということで私は「寿太郎みかん丸ごとコンポート」をいただきました。「ちゃんとコメントするぞ!」と意気込み、いただきま〜す。
スプーンは使わず、かぶりつくのが正解!
鼻を抜ける爽やかな柑橘の香り、ふわっふわの氷の中には、柔らかくとろける皮ごとの寿太郎みかんのコンポートが隠れています。
マーマレードとシロップ、オリジナルの練乳が贅沢に使用され、ほろっと苦いライムの蜂蜜漬けがとても良いアクセントに。紅茶のジュレとの相性も最強。最初から最後までずっと幸せ気分です。
・・・あっという間になくなっちゃいました。めちゃくちゃいいスタートを切らせていただいた! 余韻を味わいつつ、どんどん行きます!
怒涛の「肉しばり」スタート!
迷いなく購入していくスタイル
本部で配布されるパンフレットをもらうと、フード関連はフレンチから中華まで、ドリンク含む出店店舗数はなんと36店。牛みたいに4つ胃袋があればいいのですが、迷っちゃうな・・・。
ということで、“〜しばり”制度を導入。今回は個人的嗜好により「肉しばり」でいきます! 一軒目はフレンチレストラン「OPÉRA」、オペラ特製ステーキから実食です。
超本格派ステーキから
胡麻がたくさん入った特製のソースがたっぷりとかかり、付け合わせの野菜の彩りもいい! ミディアムレアに焼き上げられた肉は“ジューシー”の塊。ひと口ごとに旨味を噛み締めます。
この一品の持つ、高貴な雰囲気・・・こんなに気軽にこの味を楽しめるなんて。ワインやビールが欲しくなりますね。
お客さんが続々と! 目移り必須の出店数です
こういった野外イベントで地元のお店を知ることで、「次は実際にお店に行ってみよう!」というきっかけになりますね。普段は出不精の私ですが、お外に出る機会が増えそうです!
次は「和ダイニング 安吉」のサイコロステーキ。
弾力がたまらない!
炭火で焼き上げられた、弾力のあるサイコロステーキです。炭火で焼かれたお肉っていうだけでおいしいのに、サイコロステーキですよ。
ぎゅっとした噛みごたえのあるお肉に、本格的な炭の香りが香ばしい・・・。沼津の街のど真ん中の公園で炭火のお肉とは。最高!
リバーサイドの会場へ
さて、どんどんいきます! 昨年度より会場エリアが広がり、沼津狩野川のリバーサイド「かのがわ風のテラス」にも出店がたくさん。川沿いにテーブルと椅子が設置され、座って食事を楽しむこともできます。
以前、mitecoで取り上げていたクラフトビアバー「リパブリュー」を発見!
リパブリューの畑さん! お久しぶりです
リバーサイドに吹き抜ける風が似合う、爽やか男子の畑さん。そろそろ喉が渇いていたので、一杯いただきます!
通称「リパグラス」、グラス購入でおかわりビールが100円になるなど、酒呑みの皆様には朗報の取り組みも実施。アルコール度数9.1%という、意味がよくわからない「Kangaloo」というビールもありました・・・。
右手にビール、左手が手持ち無沙汰、というわけにはいけませんので、「鳥料理 山参鶏肉店」の若鶏の半身揚げを左手に・・・。
圧倒のボリュームの若鶏の半身揚げ
川べりの階段に座り、川を眺めながら心地よい風を感じる、沼津っ子スタイルで! ここから日がぐっと落ちて、また雰囲気がゆっくりと変わっていくんですよね。
では、いただきます!
はい、おいしい、大正解!
鼻に抜けるフルーティーな香りのクラフトビールと、カラッと揚げた鶏のガツンとした歯ごたえ・肉感、柚子胡椒と回しかけたレモンの香りがまた爽やかで、すすむ〜〜!
いい酒、いい料理を堪能してます・・・! そして忘れてはいけないのが、この雰囲気をさらに贅沢にする音楽! 空間づくり! 沼津中央公園内のDJブースと、青のステージ(かのがわ風のテラス)と2か所でライブパフォーマンスが進行しています。
1日目のビッグバンドの様子
沼津中央公園Liveの様子
照明に照らされ、夜の雰囲気がぐっとより濃厚なものになっています。流木にフラワーアレンジが施されたアート作品は、日の明るさで表情が変わり、通るたびにうっとりしてしまいました。
重い腰を上げたら、お店へ一直線
そしてわたくし、お次は「高嶋酒造」へ。迷うことなく「沼津ハイボール」をいただきます。どのお店のどのメニューを食べても、全部おいしいということはすでにわかりました! 少しずつ日も落ちて、私の気も頬もゆるみ始めています。
シェリーの空き樽で熟成させた焼酎「en」のハイボール
はい、おいしい〜〜〜サイコーーー。
「また来年」と手を振って
イラストレーター・サノユカシさんが案内図を描く様子
日本屈指のBAR文化が根付く街、沼津を愛するプロフェッショナルたちが集結して作り上げてきたTHIS IS NUMAZU。「NUMAZU BAR」カウンターには老舗のバーテンダーから気鋭のバーテンダーまでが集結、プロのその手元を見ているだけで背筋がキリッと伸びる経験をしました。
制服姿の高校生ボランティアの姿を見かけたり、幼い子供からご年配の方まで、そこかしこではじける笑い声が印象的。
締めのパスタがまたおいしくて・・・
「思い出に残るイベントでありたいし、また沼津に戻ってきたくなるような場所を作りたい」
誰かと誰かの再会の歓声を背中に聞きながら、7回目の「年に一度の3日間」を楽しみにして来た人たちの笑顔を見回して。沼津の夜は賑やかに、ときにしっとりと更けていきました。
人が人を動かすパワーを肌感覚で捉えることができ、「また来年」と自然と手を振るようなイベントがこの街にあることに価値がある、と思います。
また来年も会いましょう
初めての方も常連さんも、沼津をもっと好きになる「THIS IS NUMAZU」。来年が楽しみでたまりません。
それでは皆さん、また来年。沼津の誇りが集まる、魅力いっぱいの「THIS IS NUMAZU」でお会いしましょう!
写真・鈴木智博