1枚の写真からあなたも物語の主人公に!
静岡で生まれる「ドラマティックフォト」
こんにちは。令和から僕の誕生日が祝日になります。ゆっけです。
新元号に変わり、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 時代の変化の節目には記念撮影をする方も多いと思います。
でもせっかくなら「素敵に」撮りたいですよね !?
清水区には、誰しも物語の主人公になれてしまう、美しい写真を撮るフォトグラファーがいます。ジュエリーデザイナー・フォトグラファーの舘林さん(@tatephotox)です。
舘林佳史
ジュエリーデザイナー/茜工房代表。“あなたも物語の主人公に”をコンセプトにしたドラマティックストーリーフォトを発信するフォトグラファー&インスタグラマー。
今回は舘林さんのジュエリー工房にて、発信する「ドラマティックストーリーフォト」についてお話を伺ってきました。
ドラマティックストーリーフォトの原点
-もともとはジュエリーデザイナーからのスタートですが、カメラはどんなキッカケだったのでしょうか?
舘林 |
自分で作ったジュエリーを撮影することから入りましたが、妻が美容サロンを経営していたこともあり、サロンモデルも撮影するようになりました。 |
-今ではインスタのフォロワーも2万人に迫る勢いですが、当初はどんな発信スタイルを?
舘林 |
「静ガールプロジェクト(変身プロジェクト)」を企画し、モデルのビフォーアフターをブログなどのSNSで発信しました。発信を続けると、企業からモデルを使いたいと連絡があったりして。 |
-すごいですね!
舘林 |
そこからサロンモデルに新しい仕事として、モデルへの夢がある子を支援する事業LGP(モデル事務所ラッキーガールズプロモーション)を立ち上げ、撮影も依頼も加速するようになって。
流行り始めたインスタにオフショットなどを投稿していたら、アクセスがとても増えて自分でも驚いています。 |
あなたも物語の主人公に
初めて舘林さんの作品を見たときに、「現実の写真なの?!」と目を疑うほど釘付けになったのを覚えています。そんな写真の秘密は舘林さんの世界観にありました。
舘林 |
物語が好きです。風景に人が入ったらそこに物語が生まれるので、モデルと風景を一緒に撮りたいと思いました。妖精や女神が好きで、神話みたいな世界を表現したくて。 |
-まさに写真からは幻想的な神話のストーリーを感じます。頭の中で物語が出来上がっていくので、個人的にも舘林さんの写真はすごく好きです。
舘林 |
ありがとうございます。女性は小さいころにお姫さまやシンデレラになりたいと思うけど、大人になってからでも叶うことを知ってほしくて。
そんな想いから“誰でも物語の主人公になれる”をコンセプトにした「ドラマティックストーリーフォト」が生まれました。 |
男性ももちろん物語の主人公になれます
-大人になると小さいころの夢を諦めてしまう人は多いと思いますが、舘林さんの写真はまさに救世主ですね。撮影するうえで大切にしていることはなんでしょうか?
舘林 |
モデルさんの想いを徹底的にヒアリングすることですね。海や森などの場所、朝日や夕日などの日時、そのイメージを大切にしながら場所を決めていきます。
想いを聞いてから場所と衣装を決めますので、モデルさんのイメージどおりに作品が仕上がります。ラプンツェル、天使、人魚などなど。 |
-そのこだわりが写真からとても伝わります。
舘林 |
独学で知識も深くないですが、感覚や感性を大事にしてきました。僕は鮮やかさを大事に絵画のような写真を撮りたいので、色彩美をとても意識しています。 |
美しい撮影現場の秘密
舘林さんの写真は神秘的な撮影現場も特徴的。一体どのようにして撮影現場を決めているのでしょうか。
舘林 |
趣味で旅行に行った際に風景をよく撮っていて。穴場スポットを探すのも楽しかったし、自分だけの風景を探し求めながら撮影していました。そこから「この風景に天使や女神がいたらいいな」ってイメージが湧いて。 |
-すべてがうまくリンクしていますね。撮影は主に静岡がメインとのことですが、どんな想いからでしょうか?
舘林 |
じつは清水や静岡へいかに観光客を呼べるかが根底にあって。清水や静岡の穴場スポットを撮影で使って、静岡に来たことがない人にも静岡の魅力を知ってもらいたいんです。 |
-僕自身も舘林さんの写真で改めて気づかされましたが、静岡には地元民でさえ知らない魅力的な場所がたくさんありますよね。モデルさんから依頼される人気の撮影地はありますか?
舘林 |
富士山や伊豆で撮影することが多いです。九州からウェディングフォトを撮りに来てくれた方がいたのですが、撮った写真を地元でシェアしてくれて、それがきっかけで静岡に来てくれた人もいました。
発信した写真の風景内に人がいると、それを観た観光者は同じ場所に立って記念撮影してくれるので、嬉しい波及効果を実感しています。 |
カメラから始まるネットワークを全国へ
ジュエリー制作にモデル撮影と多忙な舘林さん。最後に今後の展望を伺ってみました。
舘林 |
全国のモデルさんが撮影に訪れてくれて、撮影イベントで全国のカメラマンさんと繋がり、PRのお手伝いでさまざまな企業さんとも繋がりました。今後は「モデル」「カメラマン」「企業」を全国に繋げていきたいです。
それぞれにとって相乗効果になるので、マッチングさせる仕組みを作りたいと思っています。 |
-全国の地域活性化に繋がる面白い企画ですね。僕も楽しみにしています。それから最近は動画にも力を入れているとか。
舘林 |
はい、観光のPRムービーにも力を入れています。ドラマティックストーリーフォトならぬ、ドラマティックストーリームービーを。 |
―それはぜひ早く観たいです!
舘林さんの「結局すべてが繋がります」という言葉が印象的でした。
舘林さんが取り組んできた一つひとつのステップが繋がり、また新たなステージへと辿り着く。そんな舘林さんの人生そのものが、ドラマティックストーリーで満ち溢れていました。
2019年5月。時代は新元号「令和」に突入しました。新たなスタートをきっかけに、あなたも夢のような話と諦めかけていた物語の主人公になってみませんか?