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COLUMN

- 2022.03.19 - web3.0

Web3.0時代にSEOはどうなるのか?検索エンジンの未来を予測する専門家の記事を翻訳

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「Web3.0時代においてSEOはどうなるのか?」と疑問に感じる方もいると思います。Web3.0を勉強中のSEO会社の立場から、海外の専門家の意見も交えながら考えてみました。


「そもそもWeb3.0って何?」という方は『Web3.0とは?分散のメリットやできることをわかりやすく解説』の記事をご覧ください。

Web3.0でSEOはどうなるのか?

GoogleのSEOのイメージ

アメリカでサーチエンジンを扱うWEBメディアSEARCH ENGINE ROUNDTALBEにバリー・シュワルツ氏が寄稿した『Googler Says Web 3.0 Won't Kill SEO』の記事を要約しました。

この議論の発端は、「WEB3.0はSEOを殺すのか?」というSEOコンサルタントの方がGoogleのジョン・ミュラー氏に質問を行ったことから始まります。

ジョン・ミュラー氏の回答は「No」でした。

ミュラー氏は「現在、Web3.0を利用しても人々はGoogleを利用している。当面の間、Googleの優位性を超えるようなWeb3.0固有の検索エンジンが現れることはないだろう」と続けます。検索エンジンがある限り、SEOは必要という結論です。

Web3.0はどのようにGoogleに影響を与えるのでしょうか?例えば、広告の非表示による収益の減少が考えられます。

現在、Googleは収益の81%を広告に依存しています。仮に、広告を非表示または広告主とユーザーを直接つなげるWeb3.0ブラウザのBraveが普及すると、今後Googleは大きな打撃を受けるかもしれません。


Web3.0がGoogleやSEOに影響を与えるのは先になりそうというのが記事の結論でした。なお、2020年11月現在のデータですがBraveのシェア率は0.1%にも満たないため、Web3.0はまだSEOに大きな変化をもたらさないだろうと考えられます。

参考:
SEARCH ENGINE ROUNDTALBE
(海外サイト)

Web3.0時代の検索エンジンの出現

Googleの寡占状態にある検索エンジン市場において2つの課題が顕在化しています。

  • ユーザーの行動データが収集されている
  • 検索エンジンのアルゴリズムが不透明

こうした課題を解決するために登場したのがCyber(サイバー)です。

Cyber:Web3時代の検索エンジン

Cyberが提唱するWeb3.0の検索エンジンは、ユーザーが保存しているハッシュを介して目的のコンテンツを見つける仕組みが特徴です。検索エンジン上にコンテンツを追加するときは、サイバーリンクとの取引をします。

IPFS(分散型ストレージ)を活用したコンテンツの作成や閲覧ができる仕組みです。


CyberではCyberRankと呼ばれる特定の計算式を用いてページランクを計算しているため、今後はCyberSEOが登場するかもしれません。Cyberのユーザーの活動が活発化しなければ機能しないため、当面の間Web3.0型の検索エンジンの仕組みが広まるとは考えにくいです。

>>Cyber

Web3.0とSEOの所感

Web3.0のブラウザや検索エンジンを触ってみた所感ですが、現在のSEOへの影響は少ないと考えました。

BraveブラウザとSEO


2022年1月頃からBraveを利用していますが、結局Googleを使って検索活動をしています。広告を見る機会は減りましたが、他に大きな違いはありません。

Braveブラウザを利用してもGoogleが返す検索結果は変わりません。したがって、2022年3月時点ではGoogle ChromeであれMicrosoft Edgeであれ、Web3.0ブラウザのBraveであれ、私たちがやるべきSEO施策は変わらないと考えてよいでしょう

私たちが何かを調べるときに検索エンジンを利用する以上、検索時に自社が上位表示されるための企業努力もなくならないと思います。

Web3.0はインターネットの仕組みをなくすものではありません。したがって、今後もSEOは必要になるでしょう。


Googleは社会情勢の変化に応じて大きなアップデートを実行することがあります。仮に、Web3.0の浸透によって社会が変化したりGoogleの利用率に大きな影響が出たりする場合、SEOのルールも変わっていくかもしれません。

Cyber検索エンジンとSEO

Web3.0検索エンジンのCyberを利用しましたが、いくつかコンテンツを検索しても十分に情報が出てきませんでした

日本語での検索はもちろんのこと、英語での情報も見つかりにくいようです。使用方法をマスターできていないこともありますが、ユーザーがコンテンツをインデックスする仕組みは、非効率に感じました。


2022年3月時点ではテスト段階ということもありますが、別のメンバーが保存したコンテンツを探す検索エンジンは現時点でGoogleに比べて優位性があるとは言いにくいです。利便性の点で、まだまだGoogle一強の時代は続くのではないでしょうか。

Web3.0時代もSEOの本質は変わらない

SEOの本質は、検索エンジンを利用するユーザーに対して最適な答えを返すことです。ハック的なノウハウは定期的に現れますが、SEO会社や企業がすべき取り組みは変わらないでしょう。


ただし、Web3.0がどのように発展するかは誰にもわかりません。エストリンクスではWeb3.0とSEOの情報を今後も発信します。ご興味ある方はぜひTwitterフォローお願いします。

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