
ブログを開始して、3ヶ月が経った。
コンテンツも蓄積されてきたのに、予想に反してアクセスが全然上がらない。
検索上位に表示するため、SEO対策の勉強をしたし、方法論もそれなりに学んだつもりだ。
しかし、検索エンジンから嫌われているのか、全く上位表示することができない。なぜだ!?
・・・あなたは、そう頭を抱えてはいないだろうか?
もちろん、ブログを継続的に更新することは前提だ。しかし、闇雲にコンテンツを量産しても徒労に終わる。
結論から述べるが、『良質なコンテンツ』『適切なSEO対策』の2つができれば、お金をかけて被リンクを獲得することも、ソーシャルメディアで無理に拡散することも必要ない。
検索上位に表示させるには、然るべき方法が存在する。
Contents
大事なことなので繰り返すが、検索上位に表示するには大きく2つのことが必要だ。
1つは、徹底的に良質なコンテンツ作成に力を入れること。そしてもう1つは、適切なSEO対策を実施すること。この2つのどちらも欠けてはならない。
裏を返せば、徹底的に良質なコンテンツ作成に力をいれ、適切なSEO対策が実施できていれば、検索上位は十分狙えるということだ。例え新規ドメインでも、ソーシャルメディアのフォロワー数が少なくてもだ。
当ブログは、「SEO SEM」「文章作成ツール」や「コンテンツマーケティング」「オウンドメディア」の複合キーワードで検索上位にランクインしている。
ブログ執筆当時のノウハウは今に比べて低かったため、恥ずかしながら紆余曲折はあった。振り返れば余計な工数が多かったし、今でも現状に満足はしていない。
しかし、検索流入によるアクセスは日に日に着実に上がっている。
当ブログのコンテンツは、ソーシャルメディアの拡散を狙ったコンテンツは少ない。よって拡散数も少ないし、当時は被リンクの数も今に比べてほとんどなかった。
しかし、それでも先に述べた2つのこと(良質なコンテンツ作成・適切なSEO対策)を実践した結果、検索上位に表示することに成功している。
それでは、検索上位に表示するために必要な方法を解説していく。
検索上位に表示するには、良質なコンテンツであることが前提条件だ。
良質なコンテンツとは、読み手と検索エンジンの双方から評価されるコンテンツを指す。
前者は読み手の検索ニーズを満たすこと(さらに言えば期待を超えること)、後者はSEO・SEMの解説でも述べた通り、クローラーが理解しやすいように情報を整理することが重要だ。
今回ご紹介する15の方法は、主に読み手に評価される良質なコンテンツづくりに焦点を当てている。1つずつ実践していくことで、確実にコンテンツの質は上がっていく。
検索エンジンに評価されるためのSEO対策については、「【SEO対策方法18選】検索順位を上げるための一工夫(当ブログ実証済み)」に詳しく書いたので、合わせてご一読いただきたい。
まずは、適切なキーワード選定が必要だ。前提としてターゲットとする顧客が、検索するキーワードであることは当然である。
良質なコンテンツづくりと言うと、書く内容ばかりに頭がいってしまう。しかし、実は適切なキーワード選定が非常に重要な工程である。
キーワード選定に際して、まずは思いつくキーワード候補を洗い出そう。
その際、ただ闇雲にキーワードを列挙してはならない。キーワードプランナーは、思いついたキーワードを入力することで、キーワード候補を返してくれる優れものだ。
上記の画像は、「検索上位」で返ってきたキーワード候補だ。
ご覧の通り、「検索上位」のキーワードを含むキーワードと、そのキーワードの検索ボリューム・競合性がわかる。
選定のポイントだが、まず最低でも検索ボリュームは300以上は欲しい。ただブログ立ち上げ時は、100〜200の低ボリュームを狙う方が良い。
ノウハウが無い場合は、経験を積むためさらに、低ボリュームのキーワードでも良いだろう。
理由は、良質なコンテンツづくり・SEOを学ぶための学習期間が必要だからだ。最初から検索上位を狙うのは、簡単なことではない。
さらに競合性は、必ずチェックしよう。高のキーワードは、狙うべからずだ。中、ないしは低のキーワードを狙うことで検索上位に表示される可能性が格段に上がる。
下記がポイントだ。
適切なキーワード:検索ボリューム300以上で、競合性が低
ここで1つコツがある。
上の画像の最下部、『キーワードオプション』で『入力した語句を含む候補のみを表示』をONにするのだ。これによって、「検索上位」を含むキーワードのみ表示されるので、キーワード候補を絞りやすい。
ちなみに先ほどのキーワード候補の画像は、『入力した語句を含む候補のみを表示』をONにしている。もしここをOFFにすると、下記のような画面になる。
全くキーワードを絞れていない段階では、『入力した語句を含む候補のみを表示』をOFFにしよう。関連するキーワードが多数でてくるので、それを見ながら徐々に絞り込んでいくのが良い。
キーワードの絞り込みに関しては、根気よく時間をかけることも大切だ。
つづいて、先のキーワード候補から複合キーワードを選定する。
「検索上位」の場合、「ワード」「方法」「表示」「ブログ」「検索エンジン」などで、複合キーワードがつくれる。
後ほど、コンテンツを作成する際に、これらのキーワードをタイトルや文中に、バランス良く配置することが大事になってくる。
つづいては、読み手の検索ニーズの深堀りをしよう。
繰り返し述べるが、検索上位に表示されるコンテンツは、読み手の検索ニーズに応えている。
つまり、読み手の検索ニーズに応えることが、検索ランキングで上位に表示される最短距離なのだ。
まずは、選定したキーワードで上位表示されている、競合コンテンツを読み込んでいこう。
その際に、ソーシャルメディアの拡散数を見る。拡散数は、人々の評価を客観的に表しているからだ。
ジャンルにもよるが、ソーシャルメディアの拡散数が多いサイトはサイト自体が強い場合が多い。一方で、拡散数が少ないのに、検索上位に表示されているコンテンツもある。
コンテンツ自体が秀逸な場合、拡散数に関わらず上位表示されるからだ。そういった事情も頭に入れて、競合コンテンツを読み込んでいく。
次に、競合コンテンツの中でも良質なコンテンツを分析する。
あなたが作成するコンテンツは、この良質なコンテンツを上回る必要がある。自身がキーワードを検索したと仮定して、そのコンテンツを分析しよう。
着目するのは、そのコンテンツが満たせていない検索ニーズだ。その検索ニーズに応えることで、あなたのコンテンツが上位表示される可能性は高い。
つづいて、ペルソナ設定をする。
サイトのペルソナ設定をしているケースは多いが、コンテンツごとのペルソナ設定をしているケースは少ない。(あなたのサイトは、どうだろうか?)
時間をかけ過ぎる必要はないが、『誰に?何を?』が明確になっていないコンテンツは、検索ニーズが明確になっていないのと同義だ。
いきなりペルソナの設定はしない。そのコンテンツの目的に沿ったストーリーづくりが必要だ。
前提として、検索ニーズ=あなたの商品・サービスへのニーズでは、ない。近しいかもしれないが、一致はしていない。(この点は非常に重要だ)
例えば、そのコンテンツが自社の商品・サービスの認知にあるなら、どのように検索ニーズから不自然でない形で自社の商品・サービスを認知させるのか?
そのためのストーリーづくりが大切だ。
つづいて、コンテンツを誰に届けるか?を決める。つまりペルソナを設定するのだ。
『ブログ運営開始3ヶ月くらい。コンテンツも蓄積してきたのに、なかなか検索上位に表示できない、中小企業のメーカー勤めのマーケティング担当者。(男性・34歳・既婚・清澄白河在住・年収700万円)ブログは1人で主担当になり、インタビューやノウハウ発信などを交えつつコンテンツを更新している。しかし、更新頻度を上げても、文字数を増やしてもアクセスが少ない。ソーシャルメディアでの拡散を試みるも、アクセス数は伸びず、勉強の末オーガニック検索からの流入を増やさないと、アクセスの底上げもできないと理解した。それならばと、検索上位というキーワードで検索して目についたコンテンツを、片っ端から読み込むことにした。』
上記は、本記事で設定したペルソナだ。検索上位というキーワードだと、個人ブロガーも潜在ターゲットに含まれる。しかし、本記事ではマーケティング担当者をペルソナとしている。
マーケティングにおいて、ペルソナを設定することは一方で恐ろしいことでもある。ペルソナを細かく設定してしまうと、対象を狭めてしまう危険性を感じるからだ。
しかし、ペルソナはなるべく細かく設定すべきだ。「誰か」に対して語られるメッセージは、誰にも深くは届かない。文中の「あなた」が「私」だと気づいた時、人々は深く関心を持つからだ。
つづいて、コンテンツの種類を決定する。コンテンツは検索ニーズに沿って下記の4種類を使い分ける。
1. ノウハウ:顧客の悩みを解決 or 目的を達成するためのノウハウを発信する。
例:「勝てるバナーの作り方において大切なこと3つ」
2.用語解説:話題になっている用語・初心者が理解しにくい用語を徹底解説する。
例:「カスタマージャーニーとは?|事例5選から学ぶカスタマージャーニーマップの作り方」
「WEBマーケティング用語18選【中級者向け】」
3. 事例紹介:過去事例をまとめたり、1つの事例を深堀りしてケーススタディを提供する。
例:「コンテンツマーケティング事例厳選15選|国内サイト限定」
「秀逸オウンドメディア事例10選!大切なのは、おもてなし?」
4. キュレーション:独自の視点で情報を編集してコンテンツにする。
例:「サイトデザインの参考に!おしゃれな海外ギャラリーサイト10選」
ちなみに、ノウハウ・用語解説は主にオーガニック検索からの流入を狙い、事例紹介はオーガニック検索とソーシャルメディアの拡散の両方を狙う。
最後のキュレーションは、ソーシャルメディアの拡散を狙う。(ソーシャルメディアの拡散数が増えると、被リンクが増えるので、結果的にはオーガニック検索からの流入も増える。)
つづいては、コンテンツのアウトラインを作成する。
時間は有限だ。誰しもスピード感をもってコンテンツを更新したい。しかし、良質なコンテンツ作成には、アウトラインの作成が欠かせない。
それにアウトラインを作成した方が、早く書き終えることもある。書きながら考える時間が減るからだ。
大事なことはもう1つある。アウトラインを作成することで、初心者ライター相手に、良いディレクションができる。概要を用意することで、密にコミュニケーションがとれるからだ。
まずは仮タイトルを設定する。
タイトルはとても重要だ。タイトル次第で、いくら良い内容でも、見向きもされない可能性がある。
なので、大抵タイトルは最後に決める。アウトラインの段階では悩まず、仮タイトルを設定する。
つづいて課題喚起・解決策・根拠を用意する。この時点では、ペルソナも検索ニーズも明確にしているはずなので、それらに沿って用意すればよい。
本記事では、冒頭のリード文が課題喚起になっている。次に、「検索上位に表示する2つの方法」が解決策になり、解決策の根拠として「当ブログにおける検索上位キーワード」がある。
課題喚起・解決策・根拠をどのように文章構成に当てはめるかは、コンテンツ次第だが、多くの人は時間がない。できれば自分にとって価値の無いコンテンツは、読み飛ばしたいと思っている。
その点を意識すると、コンテンツの冒頭で「あなたにとって価値があるコンテンツです」というメッセージを伝えたい。ラフでいいので、文章構成とセットで課題喚起・解決策・根拠を考えよう。
結論は、最後に「まとめ」として書くことが多い。ただアウトラインの時点では、結論は一文程度で良い。本文を書き終えた後に結論を書いた方が、考えがまとまっているからだ。
つづいては、見出しの作成だ。
SEO対策の記事で述べたように、見出しの順番に気をつけて、ラフに作成していく。Wordpressで文章作成をする場合は、実際にhタグをつけていこう。
見出しを並べた時点で違和感があるようなら、本文を書く前に修正する必要がある。
つづいて、各見出しの直下に一文で結論を用意する。
例えば『検索上位に表示する2つの方法』には、「1つは、徹底的に良質なコンテンツ作成に力を入れること。そしてもう1つは、適切なSEO対策を実施すること。この2つのどちらも欠けてはならない。」という結論を書いた。
これは本文を書く時に、各見出しで何を言いたいのかを明確にしておくためだ。結論を用意することは一手間だが、自身でライティングする際も、ディレクションする際も有用になる。
初心者ライターや未経験者が相手の場合は、ラフに書く内容を列挙すると良い。
もちろん経験があるWEBライターと仕事をする場合も、まだコミュニケーションがとれていない段階や、コンテンツ内容が専門的な場合など、必要になる場合もある。
アウトラインに時間をかけても仕方ないが、相手がいる場合はなるべく相手が仕事をしやすいように、一工夫することも大切だ。
アウトラインが作成できたら、本文を書く。時おりペルソナと照らし合わせながら、検索ニーズに応える良質なコンテンツを形作っていく。
コンテンツの投稿が済んだら終了ではない。紙とはちがい、WEBコンテンツは追記・リライトが可能だ。
検索ランキングは、常に変動している。大きく順位が下がった際に、コンテンツの追記・リライトをすることで、検索上位に返り咲くケースもある。
ブログを運営する上で、常に検索ランキングの変動を観察することは大切だ。
GRCなどのSEOツールを使い、検索ランキングが下がっているコンテンツがないか、チェックしよう。
短期間に一桁台の下落(10位→14位など)であれば、そこまで気にすることはないが、長期的に下がり続けたり、短期間で一気に下がったら(10位→34位)、何らかの原因があると見てよいだろう。
自社サイトのリニューアルなどの内部要因を除くと、多くの場合は、検索エンジンのアルゴリズム変動か、競合コンテンツの影響にある。
検索エンジンのアルゴリズム変動には対応しようがないので、競合コンテンツをチェックしてみる。
自社サイトのコンテンツと比較して、検索上位にあるコンテンツの情報量が豊富な部分や、ユニークな部分を重点的に確認する。
競合コンテンツをチェックした結果、自社サイトのコンテンツが検索ニーズに応えられていないと判断したら、コンテンツを追記・リライトしていく。
注意点としては、あくまでコンテンツの追記・リライトは、検索ランキングに大きな変動があった場合のみ。基本的には、新たなコンテンツを継続的に更新していくことに注力した方が良い。
過去記事の追記・リライトは、やりようによっては延々することになるからだ。
今回は、「検索上位に表示するための15の方法」をご紹介した。
良質なコンテンツ作成・適切なSEO対策の双方を実践すれば、3ヶ月後には検索上位に表示されるコンテンツが増え、オーガニック検索からの流入数が右肩上がりに増えていくだろう。
もしそれでも検索上位に表示されない場合、検索上位に表示する価値があるキーワードを選定できるか?といった点を再考する必要があるかもしれない。(この点については、別の機会に詳しく説明したい。)
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