
株式会社エストリンクス代表取締役。2012年、htmlコーダーや業界紙の新聞記者を経てWEBライティング専門の記事作成代行・エストリンクスを創業。クラウドワークス様でのウェビナーなど、SEOやコンテンツマーケティングに関する講演実績多数の上級ウェブ解析士。
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、会員ユーザー同士のコミュニケーションや趣味・ビジネスの情報収集目的で使われています。
最近では、企業公式アカウントを立ち上げて運用する企業様が増えました。
しかし、インフルエンサーによるバズマーケティングや不適切な投稿による炎上リスクなど、よくも悪くも注目を集めるWEBマーケティングだと誤解している方も少なくありません。
実は、SNSマーケティングはインターネット上にいる消費者と直接コミュニケーションから生まれる、ファンマーケティング戦略です。
この記事では、SNSを利用してプロモーションをしたいと考える企業様に向けて、
「SNSマーケティングって何?ビジネスにメリットはあるの?」という疑問をお持ちのマーケティング担当者様に向けて執筆しました。
SNSマーケティングの目的や効果、手法を正しく理解し、運用に向けた体制作りをイメージしていただくのが、この記事のゴールです。
売上アップやフォロワー数増加、ブランディング効果など、SNSマーケティングに成功している事例を交えながら紹介します。ビジネス目的でのSNS利用にまだ具体的なイメージが湧かない方もぜひご覧ください。
Contents
SNSマーケティングとは、企業がTwitterやFacebook、LINE、InstagramなどのSNSを利用し、消費者との直接コミュニケーションを通じたファン化を目的としたマーケティング活動です。
SNSマーケティングの手法として、
といった手法が挙げられます。
企業投稿やユーザーのいい口コミがシェア(拡散)されると、ユーザーからコメントがつき、広告費をかけずに情報がどんどん拡散されるのはSNSマーケティングの特徴です。
また、消費者と直接コミュニケーションが取れるため、消費者の反応をリアルタイムで把握できます。詳しくは後述しますが、ソーシャルリスニングによって商品開発やサービス改善、炎上や風評被害対策などのアクションが可能です。
総務省の調査結果によると、ソーシャルネットワーキングサービスを活用する個人・企業の割合が上昇しています。
画像出典元:平成30年通信利用動向調査|総務省
SNSによる情報収集は、世代や利用シーンにおいて検索エンジンより一般的になりました。
たとえば、トレンド性のあるファッション分野では、Instagram検索を使うユーザーがGoogle検索を抜いたというジャストシステム社の調査結果が出ています。
商品やサービスにより、Google検索よりInstagram検索を利用するユーザーが増えています。そのため、SEOだけでなく、SNSマーケティングの注目度が高いのが2020年代のWEBマーケティングのトレンドです。
参考記事:モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査2019年総集編【トレンドトピック版】|株式会社ジャストシステム
新型コロナ以降、TwitterやLINEの閲覧時間が伸びたユーザーも増えました。
さらに、SNSに対する認識も変化する中で、94%の消費者が「SNSを使った企業アカウントのプロモーション活動に肯定的」と感じていることが明らかになっています。
このように、企業が公式アカウントを開設してSNSでプロモーションを行うことに対し、運用方法さえ間違えなければ肯定的なユーザーは増えているのです。
参考記事:消費者は今企業SNSをどう見ている?「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う消費者のSNS利用実態調査」結果発表
WEBマーケティング戦略を考える企業にとって、SNSは自社および商品・サービスの認知拡大や興味関心に繋がるインターネット広告の場に見えるかもしれません。ただし、広告効果も期待できる一方で、個人のユーザー同士がコミュニケーションを取るコミュニティであることも忘れないでください。
SNSマーケティングはさまざまなメリットがあります。企業や商品・サービスにとって、
このようなメリットが挙げられます。
たとえば、企業公式アカウントのファンの数はフォロワー数やエンゲージメント率から測定できます。
さらに、上記の数値が可視化できるため、従来のマーケティング手法と比べてSNSマーケティングは施策の効果測定や分析が容易です。消費者の声を聞くこともできるため、商品開発や改善などにも役立ちます。
Twitterでユーザーに拡散された結果、1日でECサイトに1,000個以上の注文が入った雑貨メーカー様もいます。また、当社のお客様の例ですがBtoBビジネスで毎月10件以上の問い合わせを獲得する例も見られます。いまや、SNSは個人だけでなく企業同士のつながりを生み出す場でもあるのです。
関連記事:SNSマーケティングのメリット・問題点を解説!効果を感じるタイミングは?
SNSマーケティングを通じて、企業のブランディングや売上アップ効果を生み出している企業公式アカウントの具体例を紹介します。
SHARP(シャープ株式会社)は、Twitterを使ったSNSマーケティングの中でも非常にうまくいった企業公式アカウントの事例です。2021年1月現在、およそ81万フォロワーを獲得しています。
広告投稿は非常に少なく、ユーザー一人ひとりとのコミュニケーションを重視するのがSHARPアカウントの特徴です。多くのユーザーがファン化し、コラボ企画や書籍化なども多数生まれました。
中の人(山本隆博さん)の優れた運用センスはWEBマーケティング業界全体で大きな注目を集めました。事実、Twitter運用を通じてブランディング効果や売上アップができることを、多くの人に伝えたSNSアカウントではないでしょうか。
画像引用元:H.I.S株式会社
HIS Japanは、Facebookのページいいね35万件、Instagramアカウントフォロワー数6万人(2021年1月現在)の人気SNSアカウントです。
FacebookとInstagramを連動して国内旅行したユーザーの写真を集めるSNSキャンペーンは、多くのユーザーが参加しました。「#lw3月の旅」というハッシュタグをつけて投稿した方を対象に、「国内旅行の旅写真」と旅行者の思い出を共有できます。
自社のファンによるハッシュタグをつけた投稿により、いままで自社の存在を知らなかったり興味がなかったりした新規顧客層にもリーチします。
ファンを巻き込むことで彼らは楽しみながら、企業側も広告費を抑えてプロモーションができるのもSNSマーケティングの強みです。
画像引用元:Sky株式会社
BtoB領域の企業では、Sky株式会社は採用目的でInstagramを運用したSNSマーケティングを実施・効果が出ている事例でしょう。2021年現在、およそ8,200人のフォロワーを獲得しています。
Sky株式会社は、新卒採用を目的としたキャンペーン広告を行っているのが特徴です。このように、20歳前後の若い一般ユーザーが多く閲覧する媒体を活用し、販促以外のプロモーションに使えるのもSNSマーケティングのメリットと言えます。
画像引用元:ピタゴラミン
当社のお客様事例ですが、キッズプログラミング教室のピタゴラミンさんでフランチャイズオーナー希望者向けにFacebook広告を配信した事例です。
毎月20件以上の説明会資料希望を獲得しており、実際にフランチャイズで教室を始める事業者さんも増えてきました。
広告配信によってリードを集めたい方にもFacebook広告は効果的です。
関連記事:【事例】Facebook広告で高い費用対効果!毎月20件以上のリードを獲得するフランチャイズスクール
日本国内で普及している5大ソーシャルメディアについて、その特性とSNSマーケティングのポイントを紹介します。
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LINE |
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TikTok |
月間ユーザー数 |
8,600万人 |
4,500万人 |
3,300万人 |
2,600万人 |
950万人 |
ユーザー属性 |
全年代の男女 |
20~30代の男女 |
10~30代女性 |
40代以上の男女 |
10~20代の男女 |
SNSごとに集まるユーザー属性は異なります。自社の商品やサービスがどんなSNSと相性がよいか考えるのがSNSマーケティングの戦略構築の第一歩です。
LINEは月間利用ユーザー数8,600万人の日本最大のSNSです。
利用するユーザー層は20~30代が中心ですが、60歳以上の高齢者層も含めた全年代のユーザーが利用しています。LINE Payのような決済サービスも登場したため、利用価値がさらに高まりました。
LINEを使ったSNSマーケティング手法は、LINE公式アカウントを運用してクーポン配布やブログ記事更新、タイムラインへの投稿などの情報伝達が挙げられます。また、LINEによる見積もりや問い合わせ対応など、カスタマーサポート的な役割で活用する企業も少なくありません。
Twitterは月間利用ユーザー数4,500万人のSNSです。主な利用者の年代は20~30代なので、若者層に向けたSNSマーケティングを展開したい企業の参入が増えています。主に文字での情報発信がメインのSNSですが、写真や動画投稿も人気です。
Twitterを使ったSNSマーケティングの最大の特徴は、リツイートというシェア機能です。うまくキャンペーンや広告を打つと、その投稿がユーザーに無料で拡散されるため、かけた広告費以上の広告効果が得られます。
次に、情報の速報性やリアルタイム性もTwitterを使ったSNSマーケティングの特徴です。気軽につぶやき投稿(ツイート)できるため、他の媒体と比べてユーザーが情報発信をする障壁は高くありません。利用者側もトレンドの情報収集目的でTwitterを利用しています。イベント速報や短期キャンペーンなど、リアルタイムで施策を展開したい人におすすめです。
なお、Twitterの通常投稿は費用が一切かかりません。多くのフォロワーを獲得してSNSアカウントを運用すると、少ない広告費で大きな露出効果が得られます。
Instagramは月間利用ユーザー数3,300万人のSNSです。こちらも20~30代のユーザーが中心ですが、写真や動画(ストーリーズ・リール・ライブ配信)などビジュアルを用いた投稿がメインです。もともとは女性ユーザーが多いSNSでしたが、2021年現在、男性ユーザーの利用率も40%を超えました。
Instagramを活用した主なSNSマーケティング施策ですが、ブランドの世界観をビジュアルで訴求したりハウツーを届けるコンテンツを発信したりと、さまざまな活用方法が考えられます。
インフルエンサーに自社のPRをしてもらうインフルエンサーマーケティングも、Instagramを中心に広がりました。また、ブランドコンテンツ広告と呼ばれる手法が登場し、インフルエンサーの投稿を自社広告として配信できます。ユーザーから見ると、第三者が自社の商品やサービスを紹介しているため信頼度が増すのです。
さらに、Instagram広告はターゲット精度が高いことが特徴です。親会社のFacebookが持つ詳細なデータを活用できるため、自社が商品・サービスを届けたいユーザーに対し無駄なく情報発信できます。
ちなみに、「Instagramの再発明」として話題になっている写真SNSアプリ「Dispo」については『Dispoとは?招待方法・登録方法・使い方を解説【写真SNSアプリ】』のページで解説します。
TikTokは月間950万人が利用する中国発のSNSです。15秒の短い動画を音楽に合わせて配信できるのが特徴で、主に10~20代の若者ユーザーが利用しています。
ハッシュタグチャレンジによる広告はTikTokマーケティングでは人気です。ユーザーに企業コンテンツの投稿を促す広告で、UGC(ユーザーが作る企業のコンテンツ・口コミ)と大きなバズ(拡散)を生み出します。
また、TikTokは他のSNSよりも参入後すぐに大きな露出効果が生まれやすいことも特徴です。フォロワー数に関係なく、おすすめ動画としてトップページに投稿されると、大きな流入が生まれます。
Clubhouseとは2020年に誕生した音声SNSプラットフォームです。日本では、2021年1月に突然大ブームが起きました。
一人のユーザーから原則二人までしか招待できない招待制のSNSであり、プレミア感が注目を集めています。現在は広告メニューなどを見かけませんが、今後WEBマーケティングに使われる可能性もあるため要注目です。
当社でも複数の社員が早速試してみました。『Clubhouseとは?使い方・登録方法と人気の理由を考察しました【2021年1月版】】』に大まかな概要をまとめています。
主なSNSマーケティング手法は以下の5つに分類されます。媒体によっては不向きまたは施策ができないこともあるため、複数のSNSやほかのWEBマーケティング施策と組み合わせて戦略立案しましょう。
SNSで企業の公式アカウントを立ち上げて運用する手法です。
自社商品やサービスなどブランドに関する情報発信のほか、ユーザーとのコミュニケーションを行ってファン化することを主な目的とします。
公式アカウントから有益な情報を発信し、企業とユーザーの交流を通じてロイヤリティ向上やエンゲージメント創出、つまりファンの獲得を目指します。自社のWEBサイトやECサイトへの誘導も可能です。通常投稿に費用はかかりません。
ただし、基本的にSNSは個人が交流するコミュニティです。広告色が強すぎるプロモーションアカウントだとユーザーから敬遠される恐れもあります。
当社では、2017年からSNSの企業アカウントの運用に対応してきました。どんな投稿がユーザーに好まれるか、数十件のアカウント運用事例を通じ、仮説検証から効果測定、分析、検証まで、PDCAを回します。企業アカウントの売上アップやビジネス効果を考えたSNS運用の支援や投稿案の作成代行が可能です。
関連記事:SNS運用代行の費用相場は?目的と成果を出すための考え方
SNS広告は、SNSを利用するユーザーに向けて広告を配信するマーケティング手法です。ユーザーの投稿に紛れる形で自然な広告出稿できるため、ネイティブ広告とも呼ばれます。
SNS広告の主な目的は以下です。
実際に、SNS広告の課金システムは、WEBサイトをクリックしたりフォロワーを獲得したりしたタイミングでの課金など、広告費が発生する仕組みを選べます。自社の目的に合わせた広告出稿ができるのがおすすめです。
他のWEBマーケティングの広告手法と比べて、SNS広告は非常にターゲティング精度が高いです。たとえば、Facebook広告では98%の精度でターゲットとするユーザーに広告が露出できます。
SNS広告のターゲティング精度が高い理由は、ユーザーが登録した情報やフォローしているアカウントから趣味嗜好やライフスタイルがわかるからです。
僕の場合、「30代で、ITやWEBマーケティングに関心がある経営者の男性」というユーザー属性です。そのため、WEBプロモーションを支援するツールやWEBサービスの広告が多く表示されます。このように、高精度でターゲティングできるのがSNS広告の特徴です。
SNSキャンペーンはユーザー参加を促し、SNS上でのユーザーの行動喚起によって取り組むWEBマーケティング施策です。
SNSキャンペーンの主な目的として、
などが挙げられます。
SNSで生まれたUGC(ユーザー投稿によるコンテンツ・口コミ)は売上との相関が高いというデータも出始めています。
たとえば、ハッシュタグキャンペーンは自社に関する投稿を増やすのはUGCを獲得する定番施策です。
自社の既存ファン層によるUGCおよび情報拡散は、自社の存在を知らないあるいはまだSNSをフォローしていないユーザーも巻き込みます。新たなファンを獲得する施策と言えます。
インフルエンサーマーケティングは、多くのフォロワーを獲得している個人SNSアカウントに、自社ブランドに関する投稿をしてもらうSNSマーケティング施策です。
インフルエンサーの多くは特定のコミュニティに強い影響力を持っています。数万人から100万人以上のファン・フォロワーがいるため、1投稿に対する情報拡散の効果や消費者の購買行動への影響力は大きいです。
インフルエンサーマーケティングの事例として、
ファッションに強いインスタグラマー(Instagram上のインフルエンサー)やコスメ系のYouTuber(YouTube上のインフルエンサー)など、さまざまなジャンルのインフルエンサーが存在します。自社のジャンルに合ったインフルエンサーに依頼するとよいでしょう。
インフルエンサーの起用は、ステルスマーケティングと指摘されるリスクもあります。インフルエンサーに広告を依頼するときは、景品表示法(優良誤認表示)など法律上問題がないか、慎重に調整しながら進めましょう。
ソーシャルリスニングは、SNSを利用する消費者の声について情報収集し、消費者のニーズ把握や業界トレンドの予測、商品開発や改善などに取り組むSNSマーケティングです。消費者のリアルな声を聞く市場調査とも言えます。
ソーシャルリスニングで収集・把握できる情報として、
など、さまざまな情報が挙げられます。
さらに、ソーシャルリスニングではAIによる画像認識や動画解析も可能です。これは、ユーザーの投稿の解析対象がテキストだけではないことを意味します。
自社に関するユーザーの多くは社名やブランド名をわざわざ入れずに投稿します。そこで、AIで画像や動画を解析し、ポジティブな口コミやネガティブな口コミを把握、炎上リスクの防止や商品の改善に役立てるのがソーシャルリスニングです。
また、SNSアカウントの運用やキャンペーン・広告を通じて、自社ターゲットへ適切に投稿が届いていないこともあります。
この場合、SNSで発信するコンテンツや広告クリエイティブの見直しが必要です。次はどのようなコンテンツを発信するか、効果測定や分析をするのもソーシャルリスニングができるSNSマーケティングならではの特徴と言えます。
企業様がSNSマーケティングを検討し、戦略立案から運用を始めるまでの具体的な注意点をまとめました。
まず、SNSマーケティング戦略を考えるにあたって企業ブランドに合ったSNSを選定するのが大切です。
SNSプラットフォームによって、自社のターゲットユーザーにどれだけリーチできるかが変わります。
たとえば、10代向けの商品やサービスの認知拡大をしたいときに、40代以上がメインユーザー層であるFacebookでアカウント運用をしても大きな効果は得にくいです。むしろ、TikTokやInstagramのような若者向けのプラットフォームを使ったほうが施策の成果が期待できます。
また、カスタマージャーニーの中でコンテンツマーケティングに取り組むSNSは、どのような役割を果たすかも考えましょう。消費者が商品・サービスを購入するまでの動線を描かずに取り組むと、施策がうまくいかないことも多いからです。
関連記事:カスタマージャーニーマップとは?作る目的と作り方をプロが伝授【事例5選】
関連記事:コンテンツマーケティングとは?意味・目的・手法を創業9年のコンテンツ制作会社が徹底解説
SNSを運用していると、意外とコンテンツ制作に多くの時間を割くことになります。画像や動画を含めた投稿の質の低下や投稿回数が減り、ユーザーのファン化を促せなかったりフォロワーが減ったりするのは、片手間で任された運用担当者が陥りがちな現象です。
また、Twitterで成果が出たのにInstagramでは成果が出ないということも起きます。ユーザー属性が異なるため、SNSプラットフォームごとの特性を理解していないと、フォロワー獲得やファン化ができません。
さらに、SNS運用に関する効果測定や分析も大変です。「どの項目を見て、どの程度の指標なら、どのように改善するか?」といった悩みを抱える企業の担当者様も見られます。
SNSマーケティングは非常に多くの工数を割く仕事です。SNSの専任担当者を、理想はプラットフォームごとに立てましょう。
当社は専任の運用担当者が効果測定しながらSNSマーケティングを支援します。また、創業9年のコンテンツ制作会社なので、投稿案やクリエイティブの制作代行も可能です。
企業アカウントをSNSで運用するときは企業と一人ひとりのユーザーの交流を意識しましょう。SNSはマスメディアではないため、企業対多数のコミュニケーションには不向きです。
肌感覚の部分も大きいので、普段からSNSを利用しているユーザーが担当者になると運用パフォーマンスが上がる例は多く見られます。彼らはうまいSNSの使い方を理解しているからです。
デジタルマーケティング全体の理解はマーケティング担当者を、日々の運用はSNSのリテラシーが高い担当者を立てるとよいでしょう。たとえば、Twitterのようにリアルタイム性が求められるプラットフォームでトレンドに乗った投稿をしたいときなど、普段からTwitterを使っている人ほど拡散されやすい投稿が作れるはずです。
SNSマーケティングのゴールはビジネスの成果です。すでに多くの企業がSNSに参入しているため、公式アカウントの運用を始めても簡単にバズって成果になることはあまり多くありません。
SNSマーケティングに成功するポイントは施策のデータ分析と仮説検証を繰り返すことです。解析ツールを活用しながら、売上アップやファン獲得につながる運用ができているかを日々検証しましょう。
SNSを運用している中で怖いのが炎上リスクです。
SNSは企業のブランド力向上のために運用しているはずが、軽はずみな発言によって炎上し、ブランドを失墜させる可能性も秘めています。たとえば、Twitterはリアルタイムで情報発信しやすいため、運用担当者の個人的見解を発信しがちです。拡散を狙って面白い投稿をしようと考え、過激な発言をすることもあります。
複数のメンバーで投稿予定のコンテンツを客観的にチェックしたり、万が一炎上したときの謝罪や連絡などのフローを整備したりと、適切なSNSマーケティングができるような体制づくりを心がけてください。
SNSマーケティングとはどんな施策か、施策の目的や活用企業事例、プラットフォームごとの特徴や戦略立案から日々の運用に関するポイントまでを一気に紹介しました。
インフルエンサーを使った華々しいマーケティング手法に見えますが、解析ツールをデータ分析や仮説検証、コンテンツ制作など、地道な作業も多いです。また、SNSに関する成功事例のデータの蓄積している企業が有利な領域という点は留意しておきましょう。
SNSは年々重要度が増しているWEBマーケティング施策です。炎上や風評被害対策を徹底しながらSNSを運用し、ビジネスでの目的達成を目指してSNSマーケティングに取り組んでください。
当社では10万人以上のフォロワーがいる企業公式アカウントの運用実績もございます。ご興味のある方には資料を送付しますので、以下コンタクトフォームよりお気軽にお問い合わせください。
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