
SEOは基本中の基本として理解すべき用語です。
しかし意外にもSEO・SEMの違いとなると、正確に理解していない人が見受けられます。WEBマーケティングといえど、WEB広告からソーシャルメディアマーケティングまで幅広く、ある意味しかたないことかもしれません。ただSEO・SEMの最低限の知識は身につけましょう。
今回は、まず5分でSEO・SEMを理解して、有名な会社5選と有名な2大ツールをご紹介します。特に初心者のWEBマーケティング担当者、SEOを勉強しはじめたばかりの方は必見の内容です。
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SEO・SEMの話に行く前に。まずは、検索エンジンについて理解を深めましょう。Googleをはじめとする検索エンジンは、検索キーワードを元に、サイトにランク付けをして表示します。そのランク付けの順位が高いと、1ページ目の上部に検索結果が出ます。反対にランク付けが低いと、何ページも進まないと表示されない。あるいは、圏外になって、検索結果に反映されないなんてこともあります。
検索エンジンは、膨大な数のサイトを『クローリング(収集)』して、集めたサイトのデータを、今度は取り出しやすいように、『インデックス化』しています。そうして膨大な数のサイトを、収集&整理しますが、これではまだランク付けはできていません。(ちなみにクローリングしやすいサイト=情報が整理されているサイトほど、検索エンジンからの評価は高いです。)
では、彼らはいったい、どのようにしてランクをつけているのでしょうか?このランク付けを行っているのが、検索アルゴリズムと呼ばれる仕組みです。Googleは常にこのアルゴリズムを改修したり、時には大幅なアップデートをしたりします。
アルゴリズムと言うと難しい用語に聞こえますが、コンピュータの独自の計算方法だと思ってください。Googleはこの独自の計算方法を用いてサイトをチェックして、ランク付けを行っています。ただ、Googleの検索アルゴリズムはブラックボックスです。推測することはできますが、完全に理解することはできません。
まずは用語の解説から。SEOは、Search Engine Optimizationの略です。SEO対策と言われることもあります。日本語にすると、「検索エンジン最適化」となります。(余談ですが、Optimization=最適化は、Webマーケティング用語で良く出てくるので、覚えた方が良い用語です。)
つまりSEOは、検索結果のランクが高くなるように、サイト構造を設計したり、検索結果に反映されるコンテンツをつくったりすることを指します。…と解説すると、簡単な話のようですが、同時に非常に重要なことでもあります。
いくら良い記事を書いても、コンテンツが充実していても、検索して出てこなければユーザーに気づいてもらえません。そこで重要になるのが、SEOです。
サイト構造を設計したり、検索結果に反映されるコンテンツをつくることで、検索エンジンのランク付けを上げ、サイトの来訪者を増やします。…しかし、では、SEMはなんですか?といった疑問はまだ解決しませんね。ご安心ください。今から説明いたします。
SEMは、Search Engine Marketingの略です。日本語にすると、「検索エンジンマーケティング」となります。SEOとの用語の関係を説明すると、SEMが上位概念となります。絵にすると、こんな感じになります。
つまり、SEMはリスティング広告も含む広義の意味で、「検索結果からサイト訪問者を増やしましょう。」といったマーケティング手法を指します。そしてSEOは、SEMの中でも、リスティング広告をのぞいた、純粋な検索結果に対する最適化を指します。記事を読む前に比べて、SEO・SEMの理解が深まりましたでしょうか?(参照:リスティング広告について)
今回は有名なSEO会社を、5社ご紹介します。有名な会社は多数ありますが、今回は筆者がWebマーケティング業界で、よく名前を聞く5社をピックアップさせていただきました。
Web業界で知らない人はいないくらい、非常に有名な会社さんです。SEOに限らず、Web広告運用全般において、評価が高いという印象があります。
リスティングが強い会社というイメージですが、SEO業界でも有名な会社さんです。「図解 SEO対策がわかる (知りたい!テクノロジー)」という本や、役員の渡辺 隆広さんの著書「検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書 」は、SEO関連で有名な本です。
Amebaブログや、最近ですとAWAなどの新しいサービスの印象がありますが、SEO事業も展開しています。昨年、京都大学とGoogleのアルゴリズムを共同研究する発表があるなど、革新的なことにも取り組まれています。
2010年からSEO事業をスタートさせています。古参ではないですが、SEO会社として有名な会社です。ApplivというiPhone・iPadアプリを探せるサイトも、展開されています。また、ヴォラーレのSEO事業責任者・土居健太郎さんの著書「10年つかえるSEOの基本」は初心者向けに、わかりやすい本です。
アフィリエイトBというASPを展開されていることで有名ですが、SEM全般での事業展開をしています。昨年のニュースですと、新株予約権をつかった資金調達のニュースがありました。
それでは、最後にSEO対策において、使える有名なツールを2つご紹介します。無料ツールと有料ツールをそれぞれ1つずつ選びました。どちらもSEO業界で知らない人はいないくらい、有名なツールです。
無料で使えるものだと、一番ポピュラーで、かつ使いやすいツールです。筆者は主にGoogleとYahoo!での検索順位をチェックしたり、キーワードの頻出頻度を確認したりします。
また使用しているサーバー情報もわかるため、競合調査にも使用できます。無料でこれだけ使えるツールは、非常に有用です。SEO初心者は必ずチェックしてください。
有料ツールであればGRCが一番有名なSEOツールでしょう。ビジネスライセンスで年額9,860円(税込)という価格なので、複数サイトを運営する方は導入しても決して高くない価格です。※価格は2015年6月4日時点
ただ注意点が1つあり、Windows限定なのでMacユーザーは別のツールで代替するしかありません。Macで使える有料ツールもいくつかありますが、GRCほど決定的なツールはまだない印象です。
今回は「5分で理解するSEO・SEM|有名な会社5選+有名ツール2選」と題して、SEO・SEMについて簡単に解説いたしました。
サイトの来訪者を増やしたいと思っても、なにから手をつければ良いか分からない。あるいは、商品やコンテンツの内容を良くすれば、そのうち自然と来訪者が増えるはずだと思う方もいるでしょう。しかし、集客においてSEO・SEMは欠かせません。
しかもSEO・SEMにも魔法の一手は無く、どんな施策も地道な努力の結晶や、小さな工夫の集積が検索結果に影響します。
今回は、SEO・SEMの概念や周辺情報のみのお伝えとなりましたが、今後、テクニックについてお伝えしていく中で、今回の記事が理解のベースとなることを祈っております。
参考記事:「SEO初心者が必ずチェックすべきブログ記事11選」
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