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リーズナブルサーファーモデルとは?考え方と構成要素を解説

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安藤悟

静岡県静岡市出身。株式会社エストリンクスの創業者・代表取締役。 Webマーケティング業界歴10年超。「地方から全国に」をモットーに、SEMを活用して、静岡県のお客さんの全国進出を支援した実績あり。 得意な業界は主に、生活関連サービス(買い取り・住まいトラブル)など。

トピッククラスターモデルを考えるにあたって、核となる考え方がリーズナブルサーファーモデルです。

この記事では、リーズナブルサーファーモデルについて解説します。

リーズナブルサーファーモデルとは?

リーズナブルサーファーモデルとは、ページ内にあるリンクがクリックされる可能性に応じて、リンク元のページからリンク先のページに渡されるPageRank(ページに対するGoogleの評価)の分配量を変えるものです

PageRankやリンクジュースの考え方、従来のリンク評価手法であったランダムサーファーモデルと比較しながら、リーズナブルサーファーモデルについて解説します。

リンクジュース

リンクジュースとは「リンク元からリンク先のページに対して引き渡せるページ評価」というSEO用語です。

リンク元ページの価値が高ければ高いほど、リンク先のページに対して引き渡せる評価の量も大きくなります。

リンクジュースを受け取る方法はドメインが同一か異なるかを問いません。内部リンクでサイト内の別ページを案内したとき、プレスリリースその他外部サイトから紹介されたとき、いずれもリンクジュースを受け取ります。

ランダムサーファーモデル

元々、Googleはリンク元のページのPageRankをリンク先のページに対して均等に分配するランダムサーファーモデルを採用していました。

画像引用元:Google Patents

ランダムサーファーモデルの欠点は、リンク元のページとリンク先のページの関連性が問われないことです。順位を上げたいページに対して大量の内部リンク、あるいは他サイトからの外部リンクを設置し、スパム的な手法で上位表示をするSEOが横行していました。

リーズナブルサーファーモデル

リーズナブルサーファーモデルは、設置したリンクのクリックのされやすさに応じて、ページ内にあるリンク先のページにリンク評価を引き渡します。

ランダムサーファーモデルでは、リンクを設置したページへ均等にPageRankを引き渡すことしかできませんでした。しかし、リーズナブルサーファーモデルでは設置されたリンクが有益か、より人間の感覚に近い評価ができます。

なお、リーズナブルサーファーモデルによるリンクの評価はリンクの位置やリンク周囲のテキスト、フォントサイズ・色、アンカーテキストの内容、実際のユーザー行動などの要素からGoogleが判断していると考えられます

関連性のあるページを複数作成して内部リンクでつなぐトピッククラスターモデルは、リーズナブルサーファーモデルの考えに基づいているのです。

トピッククラスターとは?SEOに有効なカテゴリ構成のための戦略

リーズナブルサーファーモデルの構成要素

リーズナブルサーファーの構成要素について以下のようなものが考えられます。

リンクに関連した構成要素

  • アンカーテキストとの関連性
  • アンカーテキストの総単語数
  • リンク周りのテキストとの関連性
  • リンク元ページとリンク先ページとの関連性
  • リンクのフォントの色
  • リンクのタイプ(画像・テキスト)
  • 同一ドメインへのリンクか

Webページやリンクに関連したユーザー行動

  • ユーザーの使用する言語と一致しているか
  • ユーザーの興味関心と一致しているか
  • ユーザーの検索クエリとリンク先ページが一致しているか
  • ユーザーがリンクを利用するか
  • どのくらい頻繁にリンクがクリックされているか
  • まったくリンクがクリックされていないことはあるか

まとめ

リーズナブルサーファーモデルと、影響していると考えられる構成要素についてお伝えしました。

関連するページ同士を内部リンクでつなぐトピッククラスター戦略は、SEO上有効に働きやすいと考えられます。事実、エストリンクスが支援するサイトでも上位表示された事例が複数見られました。

リーズナブルサーファーモデルの考えを貴社のSEO施策に役立ててください。

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