
PVが1万あるメディアと比べて、100万あるメディアは100倍良いかと言えば、そんなことはないですよね?
1PVと言っても、タイトルと数行を読んで読むのをやめてしまう人もいれば、すべての文章を読んでくださる人もいます。
これは良く考えればわかることです。
しかし・・・過去の私はその辺を深く考えていなかったように思います。
昨年、ありがたいことにテックブックのような小さい会社にも、いくつかの企業からデジタルマーケティング関連のご相談をいただきました。
その中で「オウンドメディアのPVを伸ばしたい」というご要望をいただくことがありました。
本当は、企業のブランディングやマーケティングに繋げたいはずです。
しかし、「100万円使ってコンヴァージョン100件だからCPA1万円!」と分かりやすい指標で判断するWeb広告とは違います・・・。
どのような指標でオウンドメディアの良し悪しを判断すれば良いのかがわかりにくため、「PVを伸ばしたい」といったご要望になったのでしょう。
ただ本当にブランディング・マーケティングに成功しているオウンドメディアは、PVを追っていなかったりします。例えば、サイボウズ式はそうですよね。
過去に、1セッションの尊さについて書いたことがあります。こんなタイトルでした。
「たった1セッションの尊さを映画シンドラーのリストのラストシーンを見て思う」
Googleアナリティクスでいうセッション数とは、簡単に言うと来訪者数です。レストランで考えると、もしかしたら来店して、料理に不満ですぐに店を後にしたお客様も1セッションかもしれません。
私はPVを伸ばしたいという要望の向こうにある、クライアントの本当の願いを実現したいです。
もしかしたら、レストランに来るお客様をひたすら増やすことを頑張るのではなく・・・。
お客様がまた来てくれることや、2皿目を追加注文してくださることに集中する方が、ブランディングやマーケティングで成果が出る近道かもしれません。
皆さんはどう思いますか?
本日は、ここまでです。ご一読ありがとうございました。
文/清水拓也
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