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COLUMN

- 2021.01.30 - SNS MARKETING

FOMOとは?Clubhouseの普及で「SNS病」が注目される理由

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ライター:安藤悟

株式会社エストリンクス代表取締役。2012年、htmlコーダーや業界紙の新聞記者を経てWEBライティング専門の記事作成代行・エストリンクスを創業。クラウドワークス様でのウェビナーなど、SEOやコンテンツマーケティングに関する講演実績多数の上級ウェブ解析士。

音声SNS・Clubhouseの利用者が爆増している中、FOMOという言葉に注目が集まっています。
この記事では、

これらを紹介します。


正確には「FoMO」と表記するようですが、ここでは「FOMO」と統一して進めます。関連語であるFoBOやJoMOも同様にすべて大文字としました。

FOMOとは?

FOMOのイメージ

FOMO(Fear of missing out、フォーモ)とは、取り残される恐怖を意味します。自分がいないところで誰かが有益な体験をしているのではないかと不安になる心理のことです。悲観的な気分や憂鬱になるなど精神的な健康状態の悪化、あるいは発汗などの身体的反応を及ぼすとされています。


まずはFOMOの基本理解を進めるためにWikipediaの情報を要約しました。また、対義語的な位置づけになるJOMOも紹介します。

FOMOの研究史

FOMOの現象について、1996年にマーケティング戦略の専門家であるダン・ハーマン博士が明らかにしました。その後、2000年に学術論文が発表されると、FOMOやFOBO(Fear of a Better Option、よりよい選択を逃す恐怖)などの研究が進みます。ソーシャルメディア中毒の文脈から発展した考えのようです。

コミュニケーションの側面

スマートフォンやSNSの普及に伴い、私たちは潜在的に顕在化した状態で「常に他人と繋がっていたい」という気持ちを持つようになりました。人類がかつて経験したことのない、いつでも誰かと気軽に交流する時代になったからです。そのため、FOMOな心理状態によりインターネットへ依存することになります。

時間の使い方に対する側面

FOMOは「自分は間違った時間の使い方をしていないか?」という不安をもたらすとも言われています。インターネット上には、画期的な体験や稼げる投資情報など、さまざまなコンテンツが存在しているからです。

FOMOとJOMO

FOMOと対立する言葉にJOMO(Joy of Missing out、ジョーモ)が生まれました。

JOMOは「見逃す喜び」という意味でFOMOの対義語的な言葉です

さまざまなSNSが急速に登場し普及した2010年代のアメリカで、2015年に『The Joy of Missing Out:Finding Balance in a Wired World』(著:Christina Crook)という書籍が出版されます。

JOMOは、FOMOに疲れてしまった人たちの行動とされています。インターネットの登場によって「今、目の前の体験や時間」に集中できないのであれば、それはSNSを楽しんでいるのではなく、単に依存しているのに過ぎないのかもしれません。


過去、個人的に衝撃を受けた言葉が「(SNSに対して)他人の人生をのぞき見して何が楽しいの?」でした。日本でもFOMOな状態に疲れJOMOな状態で生きたい人は現れているはずです。世の中のトレンドによっては、SNSマーケティングのあり方も今後変わっていくかもしれません。

FOMOとClubhouse


音声SNSのClubhouseは、徹底的にFOMOな心理状態のユーザーに訴求するSNSだと言われています。FOMOがわかると、なぜClubhouseが人気になったのかのヒントになると思います。「そもそもClubhouseって何?」という方は『Clubhouseとは?使い方・登録方法と人気の理由を考察しました【2021年1月版】』の記事もご覧ください。

Clubhouseは他のSNSと違ってアーカイブ機能やその役割が存在しません。その場で音声による交流が行われるだけで、(少なくとも私たち一般消費者から見たら)データはインターネット上のどこにも記録されないのです。多くのユーザーは情報がアーカイブされないことで「いま見ないと自分は取り残されてしまう」というFOMOな状態を解消したいのだと考えられます。

さらに、Clubhouseが招待制であることもFOMOの視点から考えると自然な仕掛けです。SNSを利用する世代の多くのユーザーは先行者利益という考え方を知っています。また、「少人数のコミュニティでは有益な情報があったけれど、人数が増えたら一般的な情報ばかりになってしまった」という経験をしている人も多いはずです。

アーカイブされない招待制のSNSという点で、Clubhouseの拡散はSNSに対するユーザーの感情を深く考え、徹底的に意識したSNSマーケティングの成功例だと言えます。


ClubhouseがRecord(録音だけでなくメモなど記録する行為のすべて)を禁止しているという、クラウドサインさんの記事が話題になりました。運営側のスタンスとして、FOMOな心理に陥るユーザーへ「今、ここでしか聴けない有益な秘密の情報」を提供したいのだと考えられます。

参考:クラウドサイン|Clubhouse利用規約がユーザーに課した禁止事項

FOMOな状態を解決するヒント

SNS病と言えるFOMOな状態に疲れてしまったときは何をするとよいでしょうか?


心理学や医療の専門家ではありませんが、過去にSNSにとらわれすぎていた経験があるので脱出するために行ったことをいくつか紹介します。

FOMOとJOMOの考え方を理解する


自己否定のようですが、SNSで提供される情報の大半は、見逃したところで人生を変化させるような経験はありません。

FOMOな状態でSNSを利用しているとき、実は楽しくてSNSを視聴したり投稿したりしていたわけではない経験がありました。アーカイブされる情報なら時間があるときにまとめて見てもよく、もし見逃しても別のタイミングで同じ情報を得られることがほとんどです。

自分の価値判断を持ち、「本当にSNSを利用しないと、そのコンテンツに触れないと、自分が取り残されるのか?」を考えるようにしましょう。


コンテンツを作る側としては寂しいですが、「見逃す喜び」という価値観はたしかに存在します。言いかえると、2020年代はJOMOなユーザーにも届くコンテンツ作りが私たちの使命になるのかもしれません。

SNSの利用時間を決める


SNSの利用時間やタイミングを決めたことで、FOMOな心理状態を脱出しやすくなったと感じます。

FOMOについての研究を読む中で、いまの時間に集中できない人もいるようでした。たしかに、みんなで遊んでいるのにSNSに投稿してしまうなど思い当たる節があります。

たとえば、イベントへ参加したときにリアルタイムな情報や感情を共有したくてTwitterに投稿する経験は何度もありました。しかし、イベント中はその場を楽しみ、あとから投稿しても問題ありません。

世の中の盛り上がりとは逆行する寂しさはありますが、FOMOを脱出するなら利用時間やタイミングを決めて目の前に集中しましょう

自分が好きなことを見つける


個人的な体験ですが、自分のやりたいことを見つけるとSNSへの依存度が下がると感じます。

FOMOをまとめたwikipediaを見ると、ソーシャルメディアへの没頭は「低コストで社会に繋がるツールおよび体験」とのことでした

自分がSNSで発信した投稿にいいねがつく、誰かの投稿にコメントするなど、SNSを利用すると誰かとの繋がりを簡単に確認できます。おそらく、この状態がFOMOを引き起こしているのかもしれません。

自分が好きなことを見つけて行動すると、自然とSNSの利用は減るはずです。オンライン・オフラインのどちらでもいいと思いますが、他人とコミュニケーションを取らず、自分が何かに没頭する時間を作るとFOMOから脱出できるのではないでしょうか。


僕の場合、自分が好きなこと、たとえば記事執筆中はSNSを開く時間が極端に減少します。(主にSEOを目的に記事を書いているので)社会との繋がりを「自分が作ったコンテンツがGoogleひいてはインターネットユーザーに評価されること」によって感じやすく、SNS依存から脱出しやすくなったかもしれません。


(職業柄やむを得ない気もしますが、上記の状態自体がインターネット・SNS依存な感じもありますね……)

まとめ

FOMOとJOMO、またマーケティングの視点からFOMOと音声SNSのClubhouseの拡散の理由についての考察をお伝えしました。
Clubhouseは非常に楽しい音声SNSです。ただし、実は不安に駆られて利用していることに疲れているなら、生活とのバランスを考えることをおすすめします。


SNSでリアルタイムな感動の共有やアーカイブされない情報を拾うのは非常に好きです。結論、自分を律せるならどんな使い方をしても問題ないと思います。FOMOを理解しておくと、もっとSNSが楽しくなるはずですよ!


ちなみに、FOMOとは反対に「翌朝9時にならないとどんな写真が撮影されたかわからない」というコンセプトが話題のアプリ・Dispoは『Dispoとは?招待方法・登録方法・使い方を解説【写真SNSアプリ】』の記事で解説します。

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