
(あー!やっと世に出せる!)
「エピック・コンテンツマーケティング」について前編、中編と書きました。
しばらく時間が空いてしまいましたが、今回で最後です。
コンテンツマーケティングで顧客との長期的な信頼関係を築きたいあなたにとって、「エピックコンテンツマーケティング」は間違いなくためになる本なので、ぜひ手にとってみてください。
では以上の5つに続く「エピックコンテンツマーケティングに気づかされる10のこと」をご紹介します。
(あなたのマーケティングに、ほんの少しでもプラスになる気づきがありますように。)
Contents
あなたがストーリーを作り上げようとしているコンテンツが、本当に専門エリアであるかを考えてみるべきだ。もしそうでなければ、何の意味があるのだろう?
「エピックコンテンツマーケティング」P.135から引用
コンテンツマーケティングにおいて、「何をコンテンツにするか?」は悩ましいことです。
ただ、「私たちは何の権威なんだろう?」と自問自答することで大抵の場合、その悩みは解決します。顧客は何でも手に入る百貨店を求めているわけではありません。
あなただから語れる専門エリアのことを、コンテンツにすべきです。
コンテンツマーケティングは、「あなたが何を売るか」ではなく「あなたが何を象徴するか」であるということを思い出してほしい。顧客や潜在顧客の情報へのニーズが何よりも優先される。
「エピックコンテンツマーケティング」P.135から引用
顧客は最初から何かを買おうとしてコンテンツを読むわけではありません。
顧客から見て、あなたが何を「売るのか?」よりも、何を「解決してくれるのか?」に興味があるのです。
このことをエピック・コンテンツマーケティングでは、「象徴」という言葉で表現しています。
いま、多くの企業がメディア企業へと姿を変えつつある。チーフ・コンテンツ・オフィサーなどの役職名や、フルタイムのジャーナリストを雇いはじめた企業をあなたも目にしているはずだ。
「エピックコンテンツマーケティング」P.154から引用
リスティング広告、ディスプレイ広告に頼りきったプロモーションだけではなく、時間をかけて優良顧客を信頼関係を築くコンテンツマーケティングに本格的に取り組む企業が増えています。
レッドブル、コカ・コーラといった企業は、ある側面を切り取るとメディア企業と言ってもよいでしょう。
日本でも、様々なコンテンツマーケティング成功事例が出ています。
コンテンツ制作はコンテンツマーケティングのプロセスのごく一部でしかない。ミッションステートメント作成、オーディエンス・ペルソナ収集、内部的コンテンツの統合、コンテンツ消費指標以外の測定などの戦略プランニングの側面が欠けてしまっているのだ。
「エピックコンテンツマーケティング」P.158から引用
コンテンツマーケティングといえばコンテンツを作ることだけに注力しがちですが、一方でメディアコンセプトやペルソナの策定はおそろかにしがちです。
とりあえずコンテンツをたくさん作ってから様子を見ようというのは、そこらへんの枯れ木で船を作って沖へ出ようとする行為に似ています。
だいぶ遠くまでやってきましたが、島に着かないので航海はやめよう。(その一言を言う前に、ぜひ私たちに相談してください。)
彼がみずからとった統計によると、ホワイトペーパーや電子書籍がダウンロードされる回数は、ゲートをなくすと20倍から最大で50倍になるという。
※彼とは、Hubspotの創業者ディビット・ミーアマンのこと。彼の著書はCバイブルでもご紹介しました(参考:「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」に学ぶ8つのこと)
コンテンツを開放しよう!と言っても、労力をかけて作ったコンテンツを開放するのは勇気がいるものです。
しかし、コンテンツは開放することでこそ活用されます。心理的な障壁を取っ払って、思い切ってコンテンツを開放しましょう。先義後利という言葉があるように、先に与えることでリターンを得ることができます。
著者のジョー・ピュリッジ氏の言葉を借りて、エピックなコンテンツマーケティングについて語ってきましたが、どうしてなかなかコンテンツマーケティングは奥が深いものです。
100%完璧にできている!と感じたことよりも、10%もできていないんじゃないか?と思ったことの方が多いかも知れません。しかし、本書「エピック・コンテンツマーケティング」に出会ったあなたは、常に「それはエピックか?」という自問自答をすることで、さらなる改善が見込めるでしょう。(そう、願っています。)
それでは、エピックなコンテンツマーケティングを!
・・・最後に少しだけ。実は私たちは、オウンドメディアに欠かせない質の高いコンテンツをご提供しています。社内のリソースがない、ノウハウがないなど、お困りでしたら気軽にご連絡ください!
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