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COLUMN

- 2021.02.03 - SNS MARKETING

Clubhouse内での誹謗中傷が名誉棄損罪に問われる可能性

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ライター:安藤悟

株式会社エストリンクス代表取締役。2012年、htmlコーダーや業界紙の新聞記者を経てWEBライティング専門の記事作成代行・エストリンクスを創業。クラウドワークス様でのウェビナーなど、SEOやコンテンツマーケティングに関する講演実績多数の上級ウェブ解析士。

インターネット上で話題の音声SNS「Clubhouse」ですが、残念ながら海外ではヘイトスピーチ(他人に対する侮辱や攻撃的な発言)の場に使われていると言います。
音声がアーカイブされないため、仮に「誰かを誹謗中傷しても炎上しない」「記録に残らないから罪に問われない」と考える方もいるかもしれません。しかし、Clubhouseのガイドラインでは「事件性のある調査をサポートするため、一時的にトークルームを録音する」と明言しています。

今回は、Clubhouseのルーム録音に対するガイドラインと刑罰に問われる可能性をまとめました。


今後、弁護士の方にClubhouseでの誹謗中傷が名誉棄損や侮辱に該当するかを取材予定です。新たなプラットフォームなので未知数な部分も多いですが、音声SNSのマナーや法的な留意点を認識し、正しく利用しましょう。なお、Clubhouseの基礎知識は『Clubhouseとは?使い方・登録方法と人気の理由を考察しました【2021年2月版】』のページに詳しくまとめました。

誹謗中傷に対するClubhouseの方針

Clubhouseでは誹謗中傷に対してガイドラインで以下のように明記しています。

You may not discriminate against, engage in hateful conduct directed at, or threaten violence or harm against any person or groups of people.
引用:notion.co|Community Guidelines

上記の英文を日本語に翻訳すると、「あなたは、Clubhouse内でいかなる個人・グループに対しても憎悪に満ちた発言や差別的な発言、暴力や危害を加えることはできません」といった意味となります。

このように、Clubhouseでは誰かを攻撃するあらゆる発言を禁止しています。したがって、当然のことですがClubhouseは他人を侮辱したり差別したりする場ではないことは理解しましょう。

誹謗中傷に対するClubhouseの対応方針

Clubhouseは音声がアーカイブされないSNSだと言われていますが、実際には「一時的な録音はする」とガイドラインで明記されています。

**Temporary audio recording:** Solely for the purpose of supporting incident investigations, we temporarily record the audio in a room while the room is live. If a user reports a Trust and Safety violation while the room is active, we retain the audio for the purposes of investigating the incident, and then delete it when the investigation is complete.

引用:notion.co|Community Guidelines

上記を日本語で翻訳すると、「Clubhouseは事件性のあるできごとの調査をサポートする目的で、トークルームのライブ中は録音を行います。もし、ルームの状態がアクティブなときにオーディエンスまたはリスナーから違反報告があれば、調査が完了するまで音声を保持し、調査完了後に削除します。」という意味です。


Clubhouseではトークルームの情報を一時的に録音し、名誉棄損や侮辱など事件性のある内容だと利用者から報告がある場合のみ音声を保持し、事件性がないか調査を行うようです。「事件性」としているため、詐欺その他の犯罪行為も該当すると考えられます。

Clubhouseの誹謗中傷が罪に問われる可能性


2021年2月3日現在、あくまで名誉棄損や侮辱について刑法230条に対し僕が解釈したのみです。現在、弁護士の先生に見解を取材中ですので続報をお待ちください。

刑法230条によると、名誉棄損罪の構成要件は4つの要素をすべて満たしていることで成立するとされています。

  • 公然だと言えること
  • 事実を適示していること
  • 誰かの名誉を棄損していること
  • 違法性阻却事由がないこと

音声SNSのClubhouseに置き換えてひとつずつ考えてみました。

参考:e-Gov法令検索|刑法

公然と言えること

公然とは、不特定多数の人が集まる場での投稿が該当します。実際にどれだけの人数に見られたか、聴かれたかは関係ありません。

インターネット上は不特定多数の人が閲覧あるいは視聴できる場です。Clubhouseもさまざまな方が出入りして聞けるため、名誉棄損の要件のひとつを満たすと言えます。

事実を適示していること

事実の適示とは、真偽を問わず具体的な事実のことを言います。そのため、差別や侮辱が事実であれデマであれ、名誉棄損に該当するようです。仮にClubhouseで誰かを攻撃する発言をしたら、名誉棄損に問われる可能性は十分にあると考えられます。

誰かの名誉を棄損していること

名誉棄損の対象は人(あるいは企業・団体など)であり、あらゆる個人や企業の批判は名誉棄損に該当する可能性があります。たとえイニシャルトークであっても、第三者が聞いたときに人物・団体等の特定が簡単にできる場合は名誉棄損に該当するようです。

なお、誹謗中傷の内容が批評や論評である場合、名誉棄損ではありません。あくまで、その発言が誰かの社会的評価を貶める行為である場合のみ、名誉棄損になるようです。Clubhouse内のオーディエンスに対し、誰かの評価を貶めるような発言は控えましょう

違法性阻却事由がないこと

名誉棄損の要件を満たしていても、公共性があって公共性を図るために真実だと認められる場合は名誉棄損罪が成立しません。

公共性(主に、公的な職業や社会的影響力が強い人物)があり、一般に知らしめることに公益性があって、真実だと言える根拠がある場合は処罰の対象にならないようです。

たとえば、Clubhouse内で上場企業の不祥事を話していても、それ自体が名誉棄損に該当するとは言えないと考えられます。ただし、発言によって攻撃することに公共性や公益性がない一般人の批判をするのは、名誉棄損罪に問われる可能性が高いです。

まとめ

Clubhouseのガイドラインと日本の刑法をもとに、Clubhouse内で他人を誹謗中傷する発言がどのように扱われるかをお伝えしました。
マナーや良識の観点からも他人を攻撃する発言は好ましいものではありませんが、Clubhouse内にトークルーム内の音声データはアーカイブされます。刑罰に問われる可能性もあると理解しておきましょう。


FOMO(取り残される恐怖)な状態になる消費者心理に訴求したマーケティングで広まったSNSと言われていますが、実際にはClubhouseのトークルーム内での発言はすべて記録されています。公共の場で発言しても問題ない内容を話すように心がけましょう。

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