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COLUMN

- 2021.01.12 - SEO

ahrefsの使い方は?SEO競合調査ツールを使いこなす方法

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ライター:安藤悟

株式会社エストリンクス代表取締役。2012年、htmlコーダーや業界紙の新聞記者を経てWEBライティング専門の記事作成代行・エストリンクスを創業。クラウドワークス様でのウェビナーなど、SEOやコンテンツマーケティングに関する講演実績多数の上級ウェブ解析士。

ahrefs(エイチレフス)は世界60万人が導入するSEO分析ツールです。
自社・競合サイトの被リンク分析や上位獲得キーワード、さらにソーシャルメディアでの反応まで調査できるツールがahrefsです。

この記事では、

これらとともに、ahrefsを使った主なWEBサイトの分析手法や、「どんな人にahrefsがおすすめか?」を紹介します。

ahrefsとは

ahrefs


ahrefsとは、被リンク調査・コンテンツ調査など、WEBサイト運営に関する競合および自社分析のすべてができるツールです。

従来、ahrefsは被リンク調査を目的に使われてきました。しかし、現在は幾度ものアップデートを経て高精度なコンテンツ調査、キーワード選定、さらにはソーシャルからの流入調査まで、さまざまな機能があります。

ちなみに、シンガポールのahrefs社がサービスを提供していますが、日本国内では株式会社フルスピードが販売サポートをしています。

ahrefsの機能

ahrefsの三大機能を紹介します。

  • サイトエクスプローラー
  • キーワードエクスプローラー
  • コンテンツエクスプローラー

ひとつずつ機能を紹介します。

サイトエクスプローラー

サイトエクスプローラーはahrefsの基本機能です。
自社・競合サイトについてさまざまな情報が分析できます。

これらのデータをより深掘りして調査することも可能です。試しに、エストリンクス公式WEBサイトを例に見てみましょう。

ahrefsのサイトエクスプローラー機能

  • ①ページの強さ(UR)
  • ②ドメインの強さ(DR)
  • ③被リンク数
  • ④参照ドメイン数
  • ⑤100位以内を獲得しているキーワード
  • ⑥想定の自然検索流入数
  • ⑦獲得キーワードの価値のリスティング広告費換算

当サイトは、2019年3月に新規ドメイン(https://estlinks.co.jp)でスタートしました。

旧ドメイン(https://estlinks.net)は2012年に運用を開始し、新ドメインにリダイレクトしています。当時全盛だった大量の被リンク施策の影響から、被リンク数は非常に多いです。

2020年3月以降、参照ドメイン数が大きく増加しました。これは、当社のオウンドメディアmiteco(http://miteco.jp)を新ドメインのサブディレクトリへ移植したことが影響しています。

このように、競合サイトでも「どのような歴史でドメインが成長したか?」がわかるのがahrefsです。後述しますが、さらに詳細を調べたい場合は「参照ドメイン」や「オーガニックキーワード」を調査すると内訳まで分析できます。

キーワードエクスプローラー

対策したいキーワードの難易度や流入状況を調査するのがキーワードエクスプローラーです。

ahrefsのキーワードエクスプローラー機能

  • ①キーワードの対策難易度
  • ②キーワードの検索ボリュームとCPC(リスティング広告出稿時のクリック単価)
  • ③平均クリック数や自然検索とリスティング広告の割合
  • ④世界中の検索ボリューム
  • ⑤検索キーワードのヒント(サジェストキーワード)

個人的な所感ですが、キーワードの難易度が0でも対策が難しかったり、反対に対策難易度が高くても攻略しやすかったりと、体感とは異なる印象があります。このあたりは、ahrefsのロジックと現状のSEOの違いがあるかもしれません。

コンテンツエクスプローラー

コンテンツエクスプローラーは「ソーシャルシェア」「自然検索流入数」「参照ドメイン数」の3つの指標を分析することができます。
キーワードで検索したりサイトで検索したりと、使い方はさまざまです。

ahrefsのコンテンツエクスプローラー機能

  • Published…記事が投稿された日
  • First Published…記事が初めて投稿された日
  • languages…記事の言語
  • Live & broken…ページURLの存在の有無

さらに、記事がどのSNS(Twitter、Facebook、LinkedIn、Instagram)でどれだけシェアされたかも解析できます。現在、ソーシャルメディアの存在は見逃せません。

ソーシャルでのシェアが多いメディアは、コンテンツマーケティングを効果的に使えている可能性が高いです。競合サイトの運用状況次第では、GoogleだけでなくSNSも組み合わせたマーケティング施策を検討しましょう。


ソーシャルメディアの概念や有効な使い方は、『SNSマーケティングとは?特徴・やり方・効果を徹底的に解説』で説明します。SEOだけでなく、SNSとともに取り組みましょう。

ahrefsの料金プラン

ahrefsの料金プランは以下の4種類です。どのプランでも初期費用は掛かりません。
自社サイトを運用する程度ならライトプランで十分です。

 

ライト

スタンダード

アドバンスド

エージェンシー

概要

手軽に使いたい人向けのプラン

標準機能を搭載しているプラン

豊富なデータを活用できるプラン

代理店向けプラン

月額費用

99ドル

179ドル

399ドル

999ドル

利用可能ユーザー数

1ユーザー

1ユーザー

3ユーザー

5ユーザー

ダッシュボード登録できるサイト数

5サイト

10サイト

25サイト

100サイト

ランクトラッカー登録可能キーワード数

500キーワード

1,500キーワード

5,000キーワード

10,000キーワード

サイトエクスプローラーの計測URL数(1日)

100URL

500URL

2,000URL

5,000URL

被リンク計測取得可能レポート数

100,000リンク

1,000,000リンク

5,000,000リンク

10,000,000リンク

サイトエクスプローラーランキング計測表示数

上位20件

上位100件

上位100件

上位100件

被リンク増減アラート機能(頻度)

月次

月次~週次

月次~日次

月次~毎時

コンテンツエクスプローラーレポート機能

1,000行

5,000行

10,000行

25,000行

キーワードエクスプローラーレポート機能

1,000行

5,000行

10,000行

30,000行

ahrefsの使い方

https://superclearcontents.com/how-to-use-ahrefs-for-free/

ahrefsの効果的な使い方は競合分析です。どんなポイントを見るべきか詳しくお伝えします。

競合サイトと自社サイトの現状分析

競合サイトと自社サイトの被リンクの質量を分析してみましょう。

「SEOとは」で上位を獲得している競合サイトと比較しました。

SEO競合調査

UR(ページの強さ)、DR(ドメインの強さ)に限らず、被リンク数や参照ドメイン数、自然検索の流入獲得など、各種指標で負けています。ここまで差が付いているとやるべき施策が増え過ぎるため、正面から戦うのは避けるべきです。

このように、自社の事業に貢献するであろうさまざまな検索キーワードを考えて競合調査を行います。特に、URやDRを参考にして競合分析をして、自社サイトで勝ち目がありそうなキーワードを対策しましょう。


SEOマーケティングを考えるとき、弱者はランチェスター戦略の発想で取り組むと施策の成功率が高くなります。「SEOとは」で上位表示を目指すより、少し競合サイトが弱いキーワードを狙って対策すべきです。キーワードの選定方法は、『SEOのキーワード選定方法のコツとは?初心者でも上位表示を目指せるキーワードの選び方』で紹介します。

まとめ

精度は落ちますが、「キーワードプランナー」や「Search Console」、「被リンクチェックツール」を組み合わせたら無料ツールでも同様のことができます。

しかし、ahrefsならツール1つでキーワードの月間検索数や被リンク獲得状況、順位取得などさまざまなツールの機能を、高い精度で使えます。

Ahrefsは、

  • 高精度な競合調査・対策手法の立案を求められるSEOコンサルタント
  • インハウスのSEO担当者
  • 中古ドメイン選定を求められるアフィリエイター

上記の方におすすめします。

ただし、1週間の無料トライアルもあるので、有料ツールに前向きでしたらahrefs公式サイトよりトライアルを試してツール導入をご検討ください。


もし、ahrefsを使わずに同じような分析手法を試してみようとお考えでしたら『無料で使えるSEO診断ツール17選!WEBサイトのSEO施策状況を今すぐチェック【目的別】』の記事もご参照ください。

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