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COLUMN

- 2020.12.30 - 記事作成

1,000文字程度とはどんな意味?記事作成における文字数の許容範囲

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「1,000字程度」「1,000文字程度」と言われた時に、一体何文字から何文字までが許容範囲なのか。この疑問をもったことがある方は少なくないと思います。かくいう筆者もその一人です。

主に大学の小論文やレポートなどで見かけることが多い指定のようですが、webライティング案件でもまれに、「1,000字程度」という指定をもらうことがあります。

「程度」が示す範囲は何文字から何文字までなのか、明確な答えを求めて、Yahoo!知恵袋をはじめ、ネット上にある情報をあさってみました。

ネット上の「程度」への認識

「前後10%以内に収めるべきと考えられる」
「50文字程度のブレであれば問題ないだろう」
「10%~20%くらいの上下は許容範囲内だと思う」

などなどいろいろな意見が飛び交っています。

その後も「どこかにきちんとした定義があるはずだ」と思い調べてみましたが、結局信頼できそうなソースはひとつも見つかりませんでした。

どうやら「程度」には明確な定義が存在せず、文字数制限は非常にあいまいのようです。

そこで、今回は「この範囲に収まっていれば大体大丈夫」という範囲を知るために、100人を対象にアンケートをとってみました。

程度に対するアンケート内容

今回実施したアンケートは以下の通りです。

「程度」という言葉のイメージに関するアンケート

【依頼文】
「○○文字程度で文章を書いてください」と指定された時に、「大体このくらいの範囲に収まればOKになると思う」という下限文字数と上限文字数を回答してください。
イメージで問題ないので、インターネットで調べないようにしてください。

※「○○文字~○○文字」という形で回答してください。
例)

90文字~125文字
800文字~1,200文字
9,000文字~10,500文字 など

【質問】
1.[100文字程度]

2.[1,000文字程度]

3.[10,000文字程度]

※クラウドソーシングサイト「Lancers」上で得た100人のアンケート回答をもとに集計(実施期間:2017年6月26日)

「程度」の範囲に関するアンケート結果

上記のアンケートの結果は以下の通りです。

○100文字の場合

 

100文字程度 範囲 下限

・下限

最小値:80文字
最大値:110文字

平均値:91.02文字
指定文字数との差の平均(割合):8.98%
中央値:90文字
最頻値:90文字

・上限

100文字程度 範囲 上限

最小値:105文字
最大値:330文字

平均値:116.48文字
指定文字数との差の平均(割合):16.48%
中央値:110文字
最頻値:110文字

10文字の幅が最も多く、上限、下限ともに60%以上を占めています。ただ、上限の方では100文字の3.3倍にあたる330文字と回答した人がいるなど、かなり幅が広い印象です。

○1,000文字の場合

・下限

1000文字程度 範囲 下限

 

最小値:800文字
最大値:1,050文字

平均値:930.45文字
指定文字数との差の平均(割合):6.55%
中央値:900文字
最頻値:900文字

・上限

1000文字程度 範囲 上限

最小値:1,010文字
最大値:2,200文字

平均値:1,117.6文字
指定文字数との差の平均(割合):11.76%
中央値:1,100文字
最頻値:1,100文字

1,000文字の場合も、100文字のときと同じく、プラスマイナス10%が最も多い回答となりました。

ただ、指定文字数との差の平均が、100文字の時は下限8.98%上限16.48%だったのに対し、下限6.55%上限11.76%まで下がっています。

100文字のときよりも、指定文字数からの大きな逸脱が許されにくくなっていると考えることができます。

○10,000文字の場合

・下限

10000文字程度 範囲 下限

最小値:8,000文字
最大値:10,900文字

平均値:9,409.3文字
指定文字数との差の平均(割合):5.907%
中央値:9,500文字
最頻値:9,000文字

・上限

10000文字程度 範囲 上限

最小値:10,010文字
最大値:13,000文字

平均値:10,569.6文字
指定文字数との差の平均(割合):5.696%
中央値:10,500文字
最頻値:10,500文字

下限は100文字・1,000文字と同じく-10%(9,000文字)が最も多い回答となりましたが、上限は+5%(10,500文字)が最も多くなっています。

また、指定文字数との差の平均も、下限5.907%・上限5.696%とさらに低くなっています。

これは、文字数が多くなればなるほどOKになる幅(割合)が狭まると考えて良いでしょう。

アンケート結果から考える「程度」の基準

この結果から考えると、「程度」の基準は以下のようにまとめられます。

「程度」に対する認識

・100文字程度の場合:90文字~110文字
・1,000文字程度の場合:900文字~1,100文字
・10,000文字程度の場合:9,000文字~10,500文字※注意点

※長文になればなるほどOKになる幅(割合)が狭まるので、できる限り指定文字数に近づけるよう配慮する。

まとめ

いかがでしたか?今度クライアントから「1,000字程度でお願いします」「10,000字程度でお願いします」と言われた時は、こちらの基準を参考にしてくださいね。

ちなみに、今回はランサーズタスクでアンケートをとったため、ライティング経験者が多かった可能性があります。

文字数は報酬にも影響しますし、SEOライティングと文字数の関係は深いので、文字数に敏感な方が多いのかもしれません。

例えば、ライティング未経験者や編集者を対象にアンケートをとると、また違った結果になるかもしれません。

とはいえ、今回のアンケートで、「程度」という言葉は人によってかなり認識差があるということが分かりました。これは「程度」という言葉の曖昧さがはっきり表われていると思います。

webライティングやクライアントとのやり取りの中では、「程度」「くらい」をはじめとした曖昧な表現は、できるだけ避けるようにしたいですね。

自分から曖昧な表現を伝えないことももちろん大切ですし、クライアントから言われた曖昧な表現も、極力明確な表現で伝え直してもらうようにしましょう。

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